【再録】初詣はやっぱり羊でいこうか!? 羊神社・法輪寺

メリークリスマス、そして、もういくつ寝るとお正月ですね。せっかく初詣にいくなら、その年の干支と関係のある神社仏閣にしてみようかな、なんて思うことはないでしょうか。

だけど来年は羊。羊って、日本では明治時代まであまりなじみのない動物でした。むしろクリスマスのほうが羊っぽいんじゃないかというくらい(キリスト教にはよく登場してるし)。だから十二支の中でも群を抜いて、羊な寺社って少ないんですよね。そこをなんとか、2ヶ所みつけてきました!


まずは名古屋の、その名もズバリ「羊神社」。

2014年12月24日掲載分01
住宅街の真っ只中なので、案内板がたよりです。

2014年12月24日掲載分02
そこから地図的には入り組んでいるものの、意外とわかりやすく到着。
さあて、羊をさがしますかね。










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なんてリキむほどのこともなく、さっそく手水舎からコレ。
かわいい子羊ちゃんにテンション上がります。

2014年12月24日掲載分04
羊の親子像も。


どうしてこの神社が羊なのかというと、どうやら2つの理由があります。
ひとつは、奈良時代に今でいう群馬県のほうからやってきた羊太夫という人が建てたから。それで、このあたりの地名は昔は「火辻(ひつじ)」と言ったのですが、いつしか「火」がとれて「辻町」になりました。火事にならないよう験をかついで「火」がとれたと言われています。とはいえ逆に考えれば、そもそも火の神様を祀っていることから元々「火」のつく名前になって、神社も地名も「ひつじ」になったのかもしれません。これが、もうひとつです。


2014年12月24日掲載分05

こちらが社殿。日本神話の最高神「アマテラスオオミカミ」と、火の神様「ヒノカグツチ」をお祀りしています。社殿を隠すようについたてがあるのは、神様のいらっしゃるところが常に直接見えてしまっていると畏れ多いから。伊勢神宮でも、そうなっています。日本の神様は、人前においそれとは姿を見せないものなのです。
2014年12月24日掲載分06
近づいてみると、ついたての飾りにも、しっかり羊が。

羊神社は、地元では火事よけのご利益で知られています。火の神様がいらっしゃるからというのはもちろんなのですが、そのパワーも実証済み。空襲のとき、この地域は多くの焼夷弾を受けたにもかかわらず、ほとんど火災にならなかったそうです。戦争はなくても様々な火の粉がふりかかる中を生き残っていかないといけない現代ですから、そんな災難よけにも効果がありそう。

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羊神社の火伏せの伝承のみならず、中国では天下泰平や家族の安泰を表すとされてきた羊ですから、絵馬も平和な感じ。新しい年は何事もなく安泰に過ごせることを願って。ここではもちろん、絵馬は干支と関係なくいつでも羊です。

2014年12月24日掲載分08
こんな授与品もありました。「ふきん」ということになっていますが、要はハーフサイズの手ぬぐいです。染めの素朴な風合いが素敵。今度のお正月なら、誰かにあげると喜ばれること間違いなし。先回りしてお年賀の準備にいかが?
2014年12月24日掲載分09
羊神社の御朱印。



2つめの羊な寺社は、京都の嵐山にあります。
2014年12月24日掲載分10

五山送り火のビュースポットとして知られる、法輪寺です。

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境内の舞台からは、渡月橋がよく見えます。五山送り火では、鳥居型の送り火と灯篭流しが一度に見渡せて、夜空の向こう側へと誘われるような幽玄な眺めに。


2014年12月24日掲載分12
本堂にお祀りされている御本尊は、この宇宙を満たしている全てのキオクやキロクのような概念を擬人化した、虚空蔵菩薩という超絶的に物知りな仏様。子供が13歳になると虚空蔵菩薩様に知恵がつくようお願いする「十三まいり」で全国的に有名なお寺です。

左右に牛と虎の石像がいるのは、虚空蔵菩薩様が丑年と寅年の守り本尊だから。今はあまり気にしないようにしましょう(笑)。で、来年の主役はどこにいるのかというと…



2014年12月24日掲載分13
山門から本堂へと続く石段を登り切って右手に、羊小屋(?)のようなものが。


2014年12月24日掲載分14
羊は、虚空蔵菩薩様のお使いだからだそうです。
おすましした表情が、なんとも頭よさげ。



嵐山の法輪寺でもうひとつ珍しいのは、電気の神様。
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石段の途中の案内板のとおりに少し道をそれると…



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「電電宮」です。もともと雷や光の神様で、法輪寺の創建当初からこのお寺の守り神でした。戦後に入ってから電気電波関係の技術や事業の神様として見直され再建されたとのこと。ITの発展めざましい現代には、もはやご縁のない人はいないくらいですね。

2014年12月24日掲載分17
電電宮への感謝に寄せて、山門近くには電気技術の功労者を顕彰する電電塔も。両脇の肖像レリーフは、電気の利用方法を発明したエジソンと電波を発見したヘルツです。
う~ん、これまた何だか頭がよくなりそう!?

2014年12月24日掲載分18
そしてこれが法輪寺/電電宮の名物(?)お守り、情報安全護符ステッカー。パソコン周りなど好きな所にペタペタ貼りまくれます。もちろん、ウイルス対策ソフトを入れたりデータバックアップしたり等の現実的な安全策は自己責任でやっておかないといけません。とはいえ、今時はネット上の色んなアレとか、データがいきなり消えた!とか、神頼みでしかどうにもならないことも増え続けていますからね…。心強いお守りですね。携帯やタブレット向けには蒔絵シールタイプもあり、シンプルな梵字のデザインがお洒落です。

2014年12月24日掲載分19
さらに、珍しい超ハイテクお守りも。マイクロSDカード&アダプターとして普通に使えちゃいます。これぞという大事なデータを取っておくのに良いかも。カードメディアの中にも、デジタルお守りとして虚空蔵菩薩様の画像データが。あらゆる自然現象を掌握し、世界中のデータの化身でもある虚空蔵菩薩様。電電宮の神様も、その現れ方のひとつなんだそうです。羊だけでなく、そんなサイケでトランステクノな世界を垣間見られるのも法輪寺の密かな魅力です。

2014年12月24日掲載分20
法輪寺の御朱印。

未年は、物事が熟すときといわれる穏やかなイメージの年。話のタネにも来年の干支にちなんだ寺社を訪れて、楽しい新年をお過ごしください。

2014年の終わりとともに、この連載も、今回で最終回になります。今までお読みくださった方々、どうもありがとうございました。

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●羊神社
≪アクセス≫・名鉄「上飯田」駅より徒歩約5分
愛知県名古屋市北区辻町5-26
052-912-0063
【注意】通常、火曜の午後と水曜・金曜は社務所不在につき御朱印・お守り等を受けられません。

●法輪寺 公式サイト http://www2.ocn.ne.jp/~horinji/
≪アクセス≫・阪急嵐山線「嵐山」駅より徒歩約3分
・JR京都駅より京都バス・市バス「嵐山」下車
京都市西京区嵐山虚空蔵山町68-3
075-862-0013

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【再録】成長する布袋様!?年末年始にレトロでカオスな開運厄除まいり 清荒神清澄寺

年末が近づくと、お正月の飾りや縁起物などを買い回るのは日本古来の風物詩。そのために市が立ったり、時期限定のお守りなどを出したりする寺社も各地にあります。その中でも今回は、ユニークな縁起物で新しい年を迎えられる清荒神をゆるゆるお詣りしてみましょう。

2014年12月10日掲載分01
清荒神駅を降りると、いきなり超レトロなアーケード。
ここから参道がスタートです。

2014年12月10日掲載分02
昭和すぎる商店街が約1kmに渡って延々と続きます。
なんだか浦島太郎気分で、かなりのトリップ感。

2014年12月10日掲載分03
日用品・雑貨からお土産物・縁起物まで、色々揃ってごちゃごちゃしてるのが楽しいです。中には、会うと運が良くなるリアル白蛇を飼っているお店があったり、謎の精力がつきそうな漢方薬屋さんがあったりと冒険心をかきたてられます。

2014年12月10日掲載分04
お寺が近付いてくると、これまた昭和のバラック市場のような、お祭りのような、独特の雰囲気に。

2014年12月10日掲載分05
清荒神清澄寺の山門まできました。古きよき庶民的なお詣り情緒が生き続けています。


2014年12月10日掲載分06
境内に入ると正面には、御本尊の大日如来という仏様をお祀りしている本堂が見えます。

2014年12月10日掲載分07
大日如来様は大宇宙そのものを擬人化した仏様なので、一番えらいというわけ。無事に生かされていることへの感謝の祈りを捧げるのが良いでしょう。

2014年12月10日掲載分08

大日如来様の御朱印。曼荼羅の形に同じ梵字がぐるりと並んでいる印で、大日如来様が宇宙すべてを満たしている様子を表現。やはり梵字だらけはかっこいいです。

では、もっとこまごまとしたお願い事は?心配ご無用。清荒神には、具体的で親しみやすい神様仏様がたくさんいらっしゃいます。
2014年12月10日掲載分09
たとえば、本堂の前には「おびんずる様」。自分の体の悪い所と同じ箇所をなでると、調子を良くしてくれます。えっ、頭?しょーもないなぁ。なんて言ってるアホは置いとくとして(私かw)、たくさんの人から頼りにされているので全身テカテカです。

2014年12月10日掲載分10
本堂の手前右にそびえる巨大なお地蔵様は、三礼してから柄杓で水をかけると願い事をひとつ叶えてくれます。といっても、大きすぎるし距離もあるからなかなか上手くかからないんだな、これが。ついついアツくなってしまいます。



そして、ここから先が、いわばこのお寺の主役。
2014年12月10日掲載分11
笑顔でドーンと構える布袋(ほてい)様ゲートに迎えられて、荒神様のエリアへ。

2014年12月10日掲載分12
荒神様は、正式には「三宝荒神」といって、日本古来の荒ぶる神を仏教的な姿で祀っているそうです。その成立にはまだまだ謎が多いのですが、火を司る神様で、かまど・台所を守るとされています。

そういうわけで、先ほども鳥居が見えたと思いますが、お堂の建て方もまるで神社みたい。上の写真の「天堂」のちょうど裏には、「護法堂」(下写真)。御本社とも呼ばれ、作りはもろに神社風です。
2014年12月10日掲載分13

神社に例えれば、「天堂」が拝殿で「護法堂」が本殿であるかのような雰囲気。実際には、どちらのお堂もそれぞれ違った名前の神様を祀っているのですが、両方とも本体は荒神様で、その現れ方が違うといった感じです。
2014年12月10日掲載分14
荒神様の御朱印。「三宝」荒神だけに、3つの宝珠がシンボル。

2014年12月10日掲載分15
護法堂の周りの塀は、奉納された千羽鶴と写経だらけ。荒々しい神様ほどその働きは激しく、願いを叶える力も強いということがリアルに感じられます。

そして、「護法堂」のこれまた真裏、神社でいえば御神体の鎮まるべきポジションには、清荒神で一番のパワースポットが。
2014年12月10日掲載分16
ご神木「荒神影向の榊」です。影向(ようごう)というのは、神様が人間の前に姿を現した、という意味。そんな重要な場所なので、大切に柵で囲われています。

ところで、柵の間からちょいちょいはみ出している木の棒、何だと思います?見ると、よくお詣りに来ているとおぼしき人たちが、柵に張り付いて何やらゴソゴソやっているではないですか。

柵の中から木の棒を使って掻き出そうとしているのは…
2014年12月10日掲載分17
お賽銭として投げ込まれている五円玉。
見つけられたらラッキー、らしいです。
だけど、ただ持っていくだけでは駄目。
願いが叶ったら、もしくは一年経ったら「倍返しやで~」とのこと。
そうでもしないと、全然なくなっちゃいますもんね。
誰かがちょっぴり幸せな気持ちになる瞬間を想像しながらそっと五円玉を中に置いていく、なんてアメリみたいなプレイも粋かもしれません(←古っ)。情けは人のためならず、です。



お詣りがすんだら、授与所を兼ねた眷属(けんぞく)堂へ。
2014年12月10日掲載分18
眷属堂では、荒神様のお使いとされている福の神、布袋様をお祀りしています。


中には、伏見人形の布袋様がずら~り。
2014年12月10日掲載分19
実はこれ、毎年12月23日~翌年2月5日までの期間限定の縁起物。
連れて帰って、来る年の福をたっぷり授かっちゃいましょう。
大きさは、一年生から七年生までの七段階(べつに留年とかじゃないんだからねっ!)。毎年、新たに一回り大きいものを受けることになっています。
2014年12月10日掲載分20
私が受けてきた「一年生」。一番小さくても、この彩色の細やかさ。
これから毎年一緒に成長していくと思うと、親しみがわいてきます。
七年かけて全サイズが自宅にずらりと並べば、自分もあの頃からがんばってきたんだなあ、とか色んな感慨が駆け巡るのかもしれません。その時には、幸せもこの布袋様のように何倍にも大きくなっているはず。

2014年12月10日掲載分21
もうひとつの期間限定縁起物が、荒神様の福笹「吉兆」。
こちらも毎年12月23日~翌年2月5日までです。
笹は一年を通して青々としていることから、生命力を表すおめでたい物。しゃもじ、ほうきといった家庭的なシンボルがついていて、台所の火の元の安全を守ってくれます。
日本最後の文人画家といわれる富岡鉄斎の書がデザインに使われていて、なにげにカッコイイ。境内には、約1200点ものコレクションを誇る富岡鉄斎美術館も。お詣りのついでに、鉄斎の描いた渋くも瑞々しい理想世界に心を遊ばせてみては。


これから厄年を迎えてしまう人は、コチラに注目。
2014年12月10日掲載分22

何やら、巨大な棒のようなものがたくさん奉納されています。

2014年12月10日掲載分23
身長よりも大きい!なんと全部、火箸です。
今ではあまりなじみのない道具ですが、かまどや囲炉裏で、燃えている炭をつまんだりするのに使う金属製の箸です。

2014年12月10日掲載分24
下の方には、普通の大きさの火箸が山積み。荒神様の厄除開運火箸です。火を司る荒神様の力を借りて、アチチでイテテな厄を火箸でつまみ出してしまえとのココロ。眷属堂で受けてきて自宅の神棚に祀るのですが、これも厄年が終わったらお礼に「倍返し」なので、たくさん奉納されているというわけ。この圧倒的な量こそ、たのもしさの表れ。気が重い厄年も、これで安心ですね。納められた火箸は、たまったらリサイクルされて社会福祉事業や東日本大震災復興支援に役立てられるそうなので、厄除けしながら社会貢献もできて一石二鳥。

謎多き荒ぶる神という性格からなのか、各所に種々雑多なエネルギッシュさのあふれる清荒神。その激しさと懐の深さが、人々の身近な悩みや素朴でささやかな願いを受け止め続けている力の源泉なのかもしれません。古い年に溜め込んでしまった様々な思いが渦巻く年末こそ、この混沌に身をまかせれば、荒神様の見えない炎で心の垢を燃やしてしまえそうな気がします。楽しく運気をリフレッシュして、ハッピーな新年をお迎えください。

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●清荒神清澄寺 公式サイト http://www.kiyoshikojin.or.jp/
≪アクセス≫・阪急宝塚線「清荒神」駅より徒歩約20分
兵庫県宝塚市米谷字シ1番地
0797-86-6641
 

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【再録】日本一が満載!古墳と黄金の神秘でビッグに開運 宮地嶽神社

神社の数が日本で一番多い県って、どこだか知っていますか?これが実は京都でも奈良でもなく、意外なことに福岡県。古墳時代から海外との交流で、いち早く栄えていた土地柄からかもしれません。その中でも最強の勢力を偲ばせる最大級の神社が、今回紹介する宮地嶽神社です。

2014年11月26日掲載分01
鳥居の向こうに見えている美しい形の山、宮地嶽の山頂は日本書紀に登場する神功皇后が戦いの勝利を願って祭祀を行った聖地。

2014年11月26日掲載分02
古代から強力に開運をもたらしてくれる場所として、初詣のみならず一年を通じて多くの人が参拝に訪れています。



そんな宮地嶽神社で、何と言っても第一印象的に最強のインパクトを誇るのがこれ。
2014年11月26日掲載分03
人が小さく見える!?拝殿には、日本一の大注連縄。
そして三年に一度の年末(12月中旬頃)にこの大注連縄を掛け替える注連縄祭が、今年は開催です。まだ日程は発表されていませんが、気になる人はそろそろ公式サイトを毎日チェックしてみては。

2014年11月26日掲載分04
取り外された古い大注連縄のかけらを受けてくることもできます。玄関などに飾ってこの圧倒的なスケールにあやかれば、来年はでっかく良いことありそう。

2014年11月26日掲載分05
ご利益お持ち帰りには、御朱印も忘れずに。



さらに、境内にはこの他にも日本一ビッグなものが。
2014年11月26日掲載分06
広い部屋を天井ギリギリまで占領しているこの大太鼓、材料などすべて純国産のものとしては日本最大を誇ります。どんな音なのか聴いてみたかったら、ぜひ大晦日の初詣へ。年明けとともに実際に打ち鳴らされ、数キロ先まで響き渡るそうですよ。

2014年11月26日掲載分07
こちらも人や部屋と見比べれば巨大さがわかるでしょうか。日本一の大鈴です。かつては大注連縄と一緒に拝殿に吊るされていたなんて、すごすぎ。ここまでが「3つの日本一」です。



どうしてこんなに日本一にこだわるのか、そのヒミツは・・・
2014年11月26日掲載分08
拝殿から伸びる廻廊の下をくぐって、奥の宮のほうへと足を踏み入れてみましょう。



2014年11月26日掲載分09
拝殿の裏手に出るとまず目に飛び込んでくるのが、この光り輝く本殿の黄金の屋根。2010年に新たに葺き替えられました。宮地嶽神社の奥には古墳があり、その規模や出土した宝物のクオリティから、当時の日本で最強レベルの豪族が眠っていたことで知られています。ですから、特に有名な「3つの日本一」大注連縄・大太鼓・大鈴は、この来歴にふさわしいようにしつらえられてきたとのこと。さらにこれらと並ぶものとして作られた黄金の屋根も、見ているだけで気持ちが大きく強くなり、目標に向かって運命を切り開く力がわいてきそうです。



さて、「奥の宮八社巡り」はこの古墳を目指してもっと奥へと進んでいくわけですが、道中には色んなご利益が満載。
2014年11月26日掲載分10
この道の先にある「八社」というのは、稲荷神社・七福神社・万地蔵尊・淡島神社・濡髪大明神・三宝荒神・薬師神社・不動神社。神様と仏様が入り混じっているのは、地方なので神仏分離の影響を受けずに済んだためです。今回は、この中からオススメをピックアップしてみます。


2014年11月26日掲載分11
真っ赤な鳥居のトンネルが目を引く稲荷神社は、商売繁盛や金運UPに。

2014年11月26日掲載分12
奥の宮は八社すべてに御朱印があり、どれも神仏のお姿入り。不動神社の社務所でまとめて頂くことができます。私は、その中からお狐様が愛らしい稲荷神社の御朱印を受けてみました。絵柄の好みで選んでみるのもアリです。

2014年11月26日掲載分13
淡島神社と濡髪大明神は、合わせて「恋の宮」と呼ばれています。女性の体を守ってくれる神様でもあるので、結婚後までしっかりサポート。割り札のお守りで恋愛成就の願掛けを。

2014年11月26日掲載分14
火の神様「三宝荒神」。かまどが社殿の手前にあるのは、火を使う台所の神様だから。料理上手になれるかも。「恋の宮」と合わせて女子力UPに効きそう。



そして、いよいよ八社の中でも一番奥に控えているのが、「不動神社」。
2014年11月26日掲載分15
入口の構えからしても、別格な感じが漂いまくってます。


2014年11月26日掲載分16
こちらが不動神社の社殿。すぐ後ろがこんもりとしているのは、古墳とくっついているから。そう、これこそが宮地嶽神社の誇る「日本一」の総元締め、最強の古墳。飛鳥の石舞台古墳にも負けない全国最大級の横穴式石室を持ち、「地下の正倉院」と言われるほどの300点以上の宝物、そして黄金まばゆい約20点もの国宝を抱えていた、まさに日本一な古墳です。

2014年11月26日掲載分17
社殿の中に入ると、古墳の石室がそのまま御神体をお祀りする本殿になっています。ほのかな明かりが、厳かな雰囲気。この石室は、江戸時代に山崩れでたまたま古墳の口が開いて発見されたそうです。驚き感動した人々は、この場所に不動明王という仏様をお祀りしました。まだ神様と仏様がごちゃ混ぜだった頃のことでした。

2014年11月26日掲載分18
不動明王は、右手の剣で悪魔を退治し、左手の羂索(ロープ)で人々を救いながら、力強く災厄を取り除いてくれます。絵馬も石室の神秘的な様子を再現。

2014年11月26日掲載分19
古墳の中は、もう一歩足を踏み入れるとこんな感じ。うーん、この奥行きが気になるっ。毎年1月28日(初不動祭)・2月28日(ぜんざい祭)・7月28日(夏季大祭)の年3回だけ、これよりもっと奥に入ってお詣りできちゃいます。貴重な参拝体験になること間違いなし。特に初不動祭では、不動神社に一万本のロウソクが灯され、ますます幻想的な世界へと誘ってくれます。

2014年11月26日掲載分20
奥の宮八社の絵入りシリーズな、不動神社の御朱印。やはり八社の中でも、ここは絶対に外せないポイントでしょう。


2014年11月26日掲載分21
ラスト日本一は(っていうかもう、全然3つどころじゃ済んでないのがスゴイ)、金銀の大釜。高さ2mくらいあります。普段は不動神社の前に置かれていますが、行事のたびに運び出されて大活躍。中でも毎年2月28日の「ぜんざい祭」では、金の釜で紅ぜんざい、銀の釜で白ぜんざいが作られ、参拝者に無料で振る舞われます。金銀が同時稼働で、しかも縁起の良い紅白のぜんざいが味わえるという、大変おめでたい日です。

宮地嶽神社ではこの他にも、みんなで玉を交換し合って景品が当たる玉替祭や、稲荷神社の招福だんご祭など、年末から1月2月の新春にかけてハッピーなイベントがてんこ盛り。年の初めに、これでもかというほど日本一に驚愕しまくって、ドカンと景気の良い一年を迎えちゃいましょう。

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●宮地嶽神社 http://www.miyajidake.or.jp/
≪アクセス≫・JR福間駅より徒歩約25分、または西鉄バス約5分
福岡県福津市宮司元町7-1
0940-52-0016
≪イベント≫
開催日不定のものについては、公式サイトの新着情報・トピックスをチェックしてください。年末年始の主要なものについて、以下に掲載します。

大注連縄祭 3年に一度、12月中旬に開催(2014年は開催年です!)
大祓式・鎮火祭・除夜祭 毎年12月31日
歳旦祭 毎年1月1日午前零時~ 年明けとともに大太鼓が鳴らされます。
玉替祭 1月中旬 夕方開始 商売繁盛の縁起物「モマ玉」を皆で交換し合って、景品が当たります。
初不動祭 毎年1月28日 不動神社で、先祖供養と家内安全を祈って1万本のロウソクを灯します。
厄除まつり 毎年1月28日~2月3日 節分行事です。詳しい日程は公式サイトをご覧ください。
招福だんご祭 毎年2月の初午の日 奥の宮 稲荷神社で三種の福を呼ぶ三色だんごの無料接待。
ぜんざい祭 毎年2月28日 不動神社で、金銀の大釜を使って紅白ぜんざいの無料接待。

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【再録】海を見守る復興のシンボル 釜石大観音

釜石駅周辺から晴れた日には遠くかすかに見える町のランドマーク、釜石大観音。前回の三陸鉄道南リアス線で一駅乗って歩くか、バスを使えば簡単にそこまで行けます。近付いてくると、いよいよ海に向かってそびえ立つ身長48.5mの観音様の勇姿が。
2014年11月12日掲載分01

幹線道路から階段を降りて少し歩くと、参道に突入。
観光はもちろん、初詣などには地元の人でにぎわう憩いの場です。
2014年11月12日掲載分02
仁王門をくぐり、受け付けをすませて、いざ境内へ。


すると最初に待ち受けているこの建物…
2014年11月12日掲載分03


中は、なんとエスカレーターです。
2014年11月12日掲載分04
ここを通り抜ければ仏の世界…の前に。


2014年11月12日掲載分05
エスカレーターの手前には、釜石で津波の真っ只中を耐えた「奇跡の石」。津波の被害をもろに受けた釜石の町は、更地になってしまっている所も多く、仮設住宅やプレハブの復興商店街などで何とか暮らしている状況、いまだ復興しているとは言い難い実状があります。呑気な旅人の私たちとしては、この石に触れることで平穏な日常に感謝するとともに、被災した方々の一日も早い物質的・精神的な復興を祈らずにはいられません。触れる人の除災招福・強運無事を祈って水晶や降魔の剣が埋め込まれているこの「奇跡の石」、ぜひ触って、感じて、祈りを交換し合ってみてほしいと思います。



エスカレーターを上りきると、目の前に開ける美しい海のながめ。
2014年11月12日掲載分06

真っ赤な欄干が別世界を演出する浄土橋は、傍らの階段を降りれば観音様の撮影ポイントにもなっています。
2014年11月12日掲載分07




観音様の右に目を移すと、インド式の仏舎利塔。
2014年11月12日掲載分08

スリランカから贈られた仏舎利が奉安されています。

2014年11月12日掲載分09
中はお釈迦様の生涯を表したドラマチックな空間。
ここを参拝すれば、仏舎利のパワーで心身が清められ、悪い因縁などもすべて浄化されると言われています。



仏舎利塔を地階に降りると、アジアの菩薩たちの部屋へ。
2014年11月12日掲載分10
中国の菩薩と、インドネシアの菩薩です。両国から贈られたこの繊細で美しいお像は、震災で一度は損壊したのですが、奇跡的な修復でよみがえり、再び安置されたとのこと。



地階には、シルクロードの石窟寺院を思わせる八宗祖師堂も。
2014年11月12日掲載分11
日本仏教の主要な宗派の創始者たちをお祀りしています。壁はインドから運んできた赤い砂岩。だからエキゾチックな雰囲気なんですね。

2014年11月12日掲載分12
祖師堂の一角には、縁結びの仏様「愛染明王」。忘れずに拝んでおきましょう。

この八宗祖師堂も震災で壁が崩落してしまいましたが、やわらかい砂岩の砕けた赤砂に守られたおかげで、祀られていたお像はなんと全て無事でした。現在はこの壁も見事に修復されています。
2014年11月12日掲載分13
この崩れた壁から出た赤砂を詰めた「ブッパウ・ストラップ」は、ここだけの縁起物。あの大災害から仏像を守ってくれた砂だけに、どんな危機も乗り越えられる強運を授けてくれそう。小瓶を包むレースの巾着は、すべて釜石市内の仮設住宅の人たちが手作業で編んでくれています。復興にも役立っている、心強いお守りです。



2014年11月12日掲載分14
さて、そろそろメインに行かなければ。これだけ大きな大観音ともなれば、一番の楽しみはやっぱり胎内巡りです。ご利益がいっぱい詰まった観音様のお体の中を、ぐるぐる探検しながらお詣りしちゃいましょう。

2014年11月12日掲載分15
観音様の足元から、いざ中へ。



2014年11月12日掲載分16
入って最初に祀られているのは、この巨大な観音様を造るために必要な原型として作られた「芯仏」、姿形は釜石大観音そのままに等身大になっているお像です。海を守るのにふさわしい、魚を抱いている「魚籃観音」という珍しいお姿。

2014年11月12日掲載分17
復興祈願の絵馬もここで。自由にメッセージを書き残してみてください。

ひとつ上の階に上がると、観音様の心臓部ともいうべき拝殿があります。ここの観音様の魂をお祀りし、震災の犠牲者を悼み復興を祈る神聖な道場です。合掌。


さらにこの上に上がると、七福神めぐりがスタート。
2014年11月12日掲載分18
最初は弁財天。ここからぐるぐる上りはじめますよ。



ほどなくして、色んな観音様がずらりと一周並ぶ階へ。
2014年11月12日掲載分19

これは三十三観音といって、観音様が色々な救いの形に応じて様々に姿を変え、人々の前に現れるということを示しています。釜石大観音の「魚籃観音」もその一種。
2014年11月12日掲載分20
どの観音様も、とても個性的で見飽きません。たとえば上の写真。上段右の「蛤蜊観音」はハマグリの中から突如出てきて食物に宿る命の大切さを教えてくれる観音様だったり(このお像では閉じたハマグリに乗っていますが)、下段中の「楊柳観音」は楊枝に使う柳の枝を持っていて、衛生面を得意とし病気から守ってくれたりします。水面に映った月を見つめる穏やかな心を表しているのは下段右の「水月観音」、鎌倉にも有名な仏像がありますね。一体一体のキャラクターを想像しながらお詣りしていけば、自分にピッタリの救いをもたらしてくれる観音様に出会えるかも。


ここから上では、ぐるぐる上るたびに残りの七福神が登場してきます。
2014年11月12日掲載分21

七福神も三十三観音も、表面に鉈の彫り跡が残る素朴な風合い。実は釜石大観音の原型も、全部同じ作者。現代の円空との呼び声高い、長谷川 昴(はせがわ こう)さんです。ワイルドな造形感覚からにじみ出るスタイリッシュさと繊細さが素敵。

2014年11月12日掲載分22
ゴールが見えてきました。この瞬間がたまりません。
海抜120mの大パノラマがすぐそこに。



2014年11月12日掲載分23
展望台は、観音様が抱いている魚の上。
だから巨大な尾びれが見えているんです。

2014年11月12日掲載分24
お顔もドーンと間近に。大迫力。


2014年11月12日掲載分25
リアス式海岸と港の織りなす絶景を堪能。
先ほどの仏舎利塔も、はるか眼下に。


2014年11月12日掲載分26
入口まで戻ると、参拝記念証や七福神の結願記念お札を有料で発行できます。七福神のハンコを自分できれいに押せたら、願いが叶うかも。

2014年11月12日掲載分27
御朱印は、お釈迦様のシンボルマークだそうです。梵字をデフォルメしたというインド風の複雑な図柄が神秘的。


2014年11月12日掲載分28
参拝の前後にほっと一息、観音様の足元の食堂で釜石スイーツ。釜石市内の小島製菓さんが作っている「くるみだれアイス」と「ごまだれアイス」。隠し味に塩を使っているので、そのぶん香ばしい風味や甘味が濃厚に感じられます。


まだまだ復興の途上にありながら、楽しい観光や豊富なご当地グルメで旅人を迎えてくれる釜石。力強く立ち上がろうとするこの町を、大観音は今日も静かに見守っています。

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●釜石大観音 公式サイト http://www.kamaishi-daikannon.com/
≪アクセス≫
・JR/三陸鉄道 釜石駅より岩手県交通路線バス上平田方面行で約10分、「観音入口」下車徒歩約10分
・三陸鉄道南リアス線 平田駅より徒歩30分
岩手県釜石市大平町3-9-10193-24-2125
拝観料:大人 500円 中・高生300円 小学生100円
AM9:00~PM4:30(季節により変動あり)

テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

【再録】三陸鉄道南リアス線に乗りに行こう!絆の聖地 恋し浜駅

2014年10月29日掲載分01
釜石駅に着いたら目に飛び込んでくるのが、ドラマ「あまちゃん」でもおなじみだったこの車両。ドラマに登場した三陸鉄道は北リアス線と南リアス線に区間が分かれており、こちらは南リアス線です。平成26年4月5日に全線運行再開したばかり。

2014年10月29日掲載分02
前回はSL銀河を追いながらJR釜石線を花巻~遠野と乗ってきました。その終点が釜石駅なので、上手に予定を立てればSL銀河と三陸鉄道を丸一日で一気に楽しむぜいたくな鉄旅もできちゃう。

2014年10月29日掲載分03
三陸鉄道南リアス線の魅力は、アテンダントさんがガイドや車内販売で旅気分を盛り上げてくれること。イベント列車なども定期的に開催。目の前は「あまちゃん」の世界そのものです。

2014年10月29日掲載分04
おなじみ三鉄カラーだけでなく、こんなお洒落な新型レトロ調車両もやってきます。全線復旧に合わせて新たに導入されました。

2014年10月29日掲載分05

内装も豪華。「これ乗るのに予約とか追加料金とかいらないの!?」なんて戸惑いそうになりますが、何もしなくても通常料金で普通に乗れちゃいます。

2014年10月29日掲載分06
2014年10月29日掲載分07
車窓からは、いまだ津波の爪痕生々しい被災地が垣間見えますが、これが今まさに復興へ向けて一歩一歩がんばっている姿です。皆さんとても親切な三鉄のスタッフさんたちも、お一人お一人が心に抱えておられることは様々なはずですが、それにもかかわらず、まばゆいばかりの笑顔であたたかく旅人をもてなしてくれます。

そんな真心のこもった電車で向かう縁結びの名所が、この「恋し浜」駅。
2014年10月29日掲載分08
もとは「小石浜」駅でしたが、2009年に改称されました。ロマンチックな駅名標です。


2014年10月29日掲載分09
ホームからは海も見渡せる、こじんまりとした可愛らしい眺め。

2014年10月29日掲載分10
こちらには、地元の人が1985年に駅の開設を喜んで詠んだ短歌「三鉄の藍(愛)の磯辺の小石(恋し)浜 かもめとまりて汐風あまし」が記されています。「小石浜」駅は地元民の要請で造られた一番新しい駅でした。ホタテの養殖が盛んな土地なので、この短歌にちなみ命名されたのが「恋し浜ホタテ」のブランド。全国屈指の大変美味しいホタテとして有名です。駅名の改称は、この「恋し浜ホタテ」の漁師さんたちのアイデア。開設当初から地域住民が主体となって守り、盛り立ててきた元気な駅なんですね。

そして、恋し浜駅といえば、何と言ってもこちらの待合室。
2014年10月29日掲載分11



近づいていくと、窓からのぞくものは・・・


2014年10月29日掲載分12

中にはホタテの貝殻絵馬がびっしり。もちろん恋し浜ホタテ使用。
2014年10月29日掲載分13

恋し浜ホタテの養殖は、牡蠣の養殖と同じように穴を開けて紐で吊るしておくのが特徴。こうすることで、貝が砂を吸い込まずにすむそうです。絵馬もこれと同じ吊るし方になっているのが密かなポイント。


2014年10月29日掲載分14
床にまで、びっしり。

2014年10月29日掲載分15
こちらの机で、絵馬を書いていけます。いつも貝を洗って準備してくれる三鉄のスタッフさんさまさまです。当初は縁結びの願い事が主でしたが、震災後は復興を願うメッセージや日常への感謝などが中心になりました。念願叶って全線復旧した三鉄を、積み重なる想いでそっと支え続けるホタテ絵馬。全国から訪れる人々と被災地との心をつなぐ、もっと大きな縁結びの形が、ここにあります。

2014年10月29日掲載分16
片隅の本棚に、何気ない日々の面影。

2014年10月29日掲載分17
栃木の市民団体から贈られた、折紙の千羽鶴ならぬ千枚ホタテも。たとえ何もできないとしても、何かを伝えることで少しでも力を取り戻してほしい。そんな温かで純粋な祈りが、全国各地から次々とこの場所に集まってきます。こういう感じこそが本来的なパワースポット、聖地の趣きに思えてなりません。

2014年10月29日掲載分18
ホームには、天使やバラの透かし模様が美しい「しあわせの鐘」。
恋し浜駅では停車時間が少し長めになっているので、終点まで途中下車しなくても鐘を鳴らしたり絵馬を書いていったりと充分楽しめます。一人で来ても、アテンダントさんが記念撮影のシャッターを押してくれたりするので安心。


ここでは、せっかくだからもう少し降りてみます。

2014年10月29日掲載分19
小さな無人駅ならではの佇まいにくすぐられる旅情。


2014年10月29日掲載分20
よく整備された花壇には、バラの花が咲いていました。実はこのバラ、地元出身の人が命名した新品種「恋し浜」。つまりオリジナルです。これも密かなロマンチックポイント。「しあわせの鐘」のモチーフも、これにちなんでいます。

以前は鉄道ファンがホームで結婚式を挙げたこともある恋し浜駅。幾多の悲しみを乗り越えて、再びそんな幸せの花が咲く日も確実に近づいてきています。それはきっと、もっと大きく深いものに違いありません。



再び電車に乗り込みます。終点が近づいてくると、車内で二人のアテンダントさんが宮城県の海の民謡「斎太郎節(さいたらぶし)」を歌いながら手躍りを披露してくれました。
2014年10月29日掲載分21
お客さんたちと一体になって、車内のテンションは最高潮に。


2014年10月29日掲載分22
終点では、最後まで乗客の一人一人を最高の笑顔で見送ってくれる姿に感涙。旅人を楽しませながら被災地の記憶を広く伝えていく試みの数々、実際に一度その場で触れると応援せずにはいられなくなります。むしろ生きる力を分けてもらったような気持ちで、忘れられない旅になりました。ちなみに窓の下に書いてあるアラビア語は、震災にあたり東北に多大な支援をしてくれたクウェート国への感謝の言葉。三鉄の心は世界につながっていきます。


2014年10月29日掲載分23
終点(起点)の盛駅の通路も、復興への熱いメッセージでいっぱい。

2014年10月29日掲載分24
「盛駅ふれあい待合室」は、地元の人や旅人の憩いの場。同時に、三陸鉄道南リアス線のイベントや地域の色々な支援活動の拠点となっています。豊富なお土産グッズを選んだり、お茶を飲んでおやつを食べたりして、ほっと一息。付近にはグルメスポットも色々あるので、ぜひスタッフさんたちに教えてもらってください。
2014年10月29日掲載分25
地元の人たちによる手芸品も色々売っています。写真は、ちりめんで作られた「盛の椿」ストラップ。ブローチもありました。和のテイストが良い感じです。

2014年10月29日掲載分26
記念に切符をコレクションしてみるのも、鉄旅のお楽しみのひとつ。盛駅と釜石駅では、昔ながらの紙質と印刷のレトロな硬券切符を発行してくれます。しかも台紙つき。窓口で気軽にお願いしてみてください。恋し浜行きの硬券が手に入るのは、盛駅だけ。あとは起点から終点までの通し切符と、釜石駅・盛駅の入場券です。乗るとき使えるタイミングで買えるのが一番ですが、場合によってはそのとき実際に使わない切符でも寄付だと思って買ってコレクションに加えてしまうのはアリですよ。

次回は、再び三陸鉄道南リアス線で釜石のひとつ前の平田駅まで戻り、もうひとつの沿線パワースポットへと向かいます。

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●三陸鉄道 公式サイト http://www.sanrikutetsudou.com/
●盛駅ふれあい待合室 公式サイト http://santetsufureai.web.fc2.com/

テーマ : 鉄道旅行
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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ」(グラフィック社刊)もうすぐ発売。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

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