【再録】たのしい御朱印入門・その7 巡礼ノススメ~四国八十八ヶ所に挑戦!~

その1 御朱印帳を手に入れよう!
その2 神仏を感じる御朱印の見方・前編
その3 神仏を感じる御朱印の見方・後編
その4 ビジュアル系御朱印をさがせ!・墨書編
その5 ビジュアル系御朱印をさがせ!・印編
その6 ビジュアル系御朱印をさがせ!・総合編
↑前回まではコチラ↑


前回までの御朱印入門では、とりあえず色んな御朱印をいただいてみようということで、集めたものを並べてながめるのがもっと楽しくなってくる見方をお伝えしてきました。その魅力にじわじわとハマってきたなら、そろそろ御朱印のもつ本来の意味合いに立ち返ってみませんか?

なぜ御朱印をいただくのか。それは、納経の証、そして巡礼の証。
2014年04月30日掲載分01
もともと御朱印は、写経をしてお寺に納めた証拠に授けられていたもの。だから、今でもお寺では御朱印のことを御納経と言うことがよくあります。これを簡単にして、誰でも納経したつもりになれるようにしたのが現在の形というわけです。広い意味では読経するだけでも納経に当たるので、御朱印をいただくときは仏様に手を合わせるだけでなく、できるだけ仏前で般若心経を読むようにすると、また違った達成感が得られるはず。

2014年04月30日掲載分02

特に、数多くのお寺でこれを行うことになるのが、四国八十八ヶ所や西国三十三ヶ所といった古くから続く巡礼コース。どれも長旅になり、一筋縄ではいかないだけに、やはり具体的な形に残るというのは心強いですよね。何より、その御朱印の全てが各寺院の仏様の御分身ですから、より巡礼のありがたみが実感できるというもの。納経帳(=御朱印帳)は、巡礼の必需品なのです。

ちなみに江戸時代には、千社参りといって全国を巡り、とにかく多くの神社仏閣に詣でるという巡礼スタイルもブームでした。これって、今のパワースポット巡りと御朱印集めの感覚に近いと思いませんか?

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一方、昔ながらの巡礼の文化が最もよく残っているのは、何と言っても四国八十八ヶ所。上の写真は、その専用納経帳です。ページごとに御朱印をするお寺が決まっているので、いつしか全部埋めずにはいられなくなるかも!?

最近では女性の泊まりやすい遍路宿なども整備され、自分を見つめなおす旅として人気の四国霊場は、今年が開創1200年。88ヶ所ものお寺をフルに回るのは難しいですが、エリアや日数を決めてほんの一部だけというのを繰り返す感じでも大丈夫。むしろそのくらいが普通です。たとえ数ヶ所だけの短い旅でも、一定の作法と神仏や出会う人々への敬意さえ守って参拝していけば、お遍路旅の魅力を味わうことができます。

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四国八十八ヶ所を巡るなら、マナーを守って快適な旅をするために揃えておきたい道具がいくつかあります。出発前にネット通販などで揃えるのが理想的ですが、現地のお遍路用品店や大きなお寺の売店などで買うこともできます。とりあえずフル装備である必要はないので、特に必須度の高いものだけお伝えしますね。これだけ揃えておけば、なんとかなります。


【絶対必須】

◎杖 *四国八十八ヶ所専用
四国霊場を開いた弘法大師様のご分身とされている、お遍路さんのシンボル。四国でよく目にする「同行二人(どうぎょうににん)」というフレーズは、お大師様と道中いつでも一緒、ということ。これを持っていることは、お大師様への信心を示すマナーに当たりますし、一目で巡礼中だということがわかり、人とのふれあいが広がります。なくしたり他の人のものと取り違えたりしないように、必ず自分の名前と連絡先を書き、目印をつけるなど対策を。

◎さんや袋(巡拝用バッグ)
巡礼用品をまとめておけるバッグです。無地でもOK。お寺で参拝するごとに荷物の中から必要な道具を探し出すのは煩わしいので、最初から分けて入れておくべし。経験上、これがないとつらいかも。
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◎ロウソク、お線香、ライター
参拝するとき仏前に灯すロウソクとお線香は、必ず自分で用意してお供えするのがルール。他の人が灯していったロウソクから火をもらうのはNG。これをやると他人の業まで引き受けてしまうとされています。ですからライターも必須。普通、参拝者の多いお寺ではこういったものがお堂に備え付けてあるイメージですが、四国霊場では一切置いてありません。注意が必要です。
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◎数珠・輪袈裟(わげさ)
数珠は宗派を問わない簡単なものでOK。輪袈裟は、首にかけるコンパクトな袈裟(けさ)です。この2つを身に着けることで、参拝の正装になります。ないと不謹慎と見なされることもあるので注意。トイレに入るときは、必ず外してバッグにしまいましょう。

◎経本
少なくとも般若心経が載っている薄いものが良いです。その人の宗派などにもよりますが、四国霊場では大抵の人がお経を読んでいます。なるべく読むことをおすすめします。参拝・読経は各寺につき本堂と大師堂の2ヶ所で。

◎小銭入れ
お賽銭用の小銭を常に用意しておきましょう。

◎納札(おさめふだ) *四国八十八ヶ所専用
出発前に、あらかじめ自分の名前と住所を記入しておいてください。参拝するときは、お堂に備えつけてある「納札入」に一枚ずつ納めていくのがルールです。また、道中で交流のあった人と名刺がわりに交換します。意外なところで友達ができるかも。
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◎納経帳 *四国八十八ヶ所専用
もちろん必須ですよね。

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↑御朱印の一例。クリックで拡大してみてください。


【もう少しだけ本格感を出したいなら】

◎白衣(びゃくえ)
白装束は上半身に羽織るだけでも、より正装感が出ます。袖付きのほうが見た目も良いし、日よけにも重宝。ファスナーポケット付きが便利です。

◎持鈴
お経を唱える前後に、3回ずつ鳴らします。それほど値も張らないし、癒しの音色なので、個人的にオススメ。
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◎御影札保存帳 *四国八十八ヶ所専用
御朱印をいただくと、各寺の御本尊様を描いた御影札(みえふだ)がもらえます。下の写真は一例。これらを整理できる専用ファイルです。
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…と、大体こんなところです。四国八十八ヶ所専用以外のものは、他の巡礼コース等でも使えますよ。


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歩きにこだわらなくても、電車・バスやマイカーを使いながらマイペースでいきましょう。そんな中でも歩きやすい区間を選んで、あえて歩いてみれば必ず得がたい体験になるはず。開創1200年を記念して、普段は見ることのできない御本尊様のお姿を直接拝むことができる御開帳をはじめ、今年はさまざまな特別の行事が四国八十八ヶ所の各寺院で行われます。御朱印と一緒に1200年記念スタンプを押してもらえたり、限定の御影札があるのも今年だけ。いつ行くの?今でしょ!

各寺院の記念行事の詳しい日程は、以下リンク先の公式サイトをご覧ください。
四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページ http://www.88shikokuhenro.jp/




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【再録】たのしい御朱印入門・その6 ビジュアル系御朱印をさがせ!・総合編

その1 御朱印帳を手に入れよう!
その2 神仏を感じる御朱印の見方・前編
その3 神仏を感じる御朱印の見方・後編
その4 ビジュアル系御朱印をさがせ!・墨書編
その5 ビジュアル系御朱印をさがせ!・印編
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ビジュアル系御朱印、それは小難しいことなど考えなくても一目でバシッとその魅力が伝わるステキ御朱印(と勝手に定義)。墨書編前回の印編に続き、さらにインパクトあふれる御朱印をご紹介していきますよ。

そんなわけで、前回【レベル1】で取り上げた「印」の部分が絵になっているというだけにとどまらない、総合編に突入です。


【レベル2】期間限定モノをねらえ!


もはや修学旅行の定番コース、白鳳時代の薬師三尊像と東西2つの塔で知られる奈良の薬師寺。
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とりあえず、ここでいつでもいただける御朱印はコチラ。すでにかなりビジュアル系な印といえます。
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左は国宝「仏石足」に刻まれた図柄がそのまんま。まだ仏像がなかった頃には、お釈迦様の足跡だけを描いて、そこにいらっしゃるつもりで拝んでいたんです。墨書もお釈迦様をたたえる言葉「南無仏」。右は、どんな病気も治してくれる薬師如来様が持っている薬壺。シルクロードな雰囲気の絵柄は、創建当時を再現している建物がまるで外国のような薬師寺にピッタリです。


これに加え、薬師寺では特別なときしかいただけない御朱印があります。印のデザインの素晴らしさはもちろん、墨書の言葉にも注目。


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まずは、玄奘(げんじょう)三蔵殿の公開中だけいただける、危険をおかしてインドへ求道の旅をする三蔵法師様のお姿。「決して後戻りなどしない」という決意の言葉「不東」に、ここぞというときの勇気をもらえそう。


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もうひとつは、美しい幸運の女神「吉祥天」様の御朱印。毎年1月1~14日に国宝「吉祥天女画像」が本堂でお祀りされている間にしかいただけません。この難易度と完成度の高さ、手にしたときにはもう、それだけで幸せいっぱいです。「吉祥招福」の文字で、おめでたさも倍増。


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こちらは2013年中に特別公開された、東塔水煙の限定御朱印。空を飛ぶ天人「飛天」の舞い踊る姿が表されています。やはり作り込みが細かく美麗な印です。
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次がいつかはわかりませんが、薬師寺では何かしら特別公開されるごとに限定の御朱印が出ることが多いです。毎回、要チェック!この他にも期間限定の御朱印を用意する寺社は増えてきているので、何か行事などのときは気をつけてみるといいかも(たとえば六道珍皇寺など)。




【レベル3】これでもか!究極フュージョン系


ビジュアル系に印の図柄か墨書かなんて関係ないぜ!そんな枠なんて飛び越えちまえ!な極致をいく御朱印たち。もしここで載せている以上の未知の「作品」に出会えたなら、もう感動モノ!?新たに見つけたときはぜひ私にも教えてください!


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東京の上野から近い浄名院の「へちま地蔵尊」は、咳に効くといわれるへちまを持ったお地蔵様。墨書の文字がへちまの形になってる!


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東京・浅草の吉原神社に祀られている弁財天様の御朱印です。弁財天様のお使いはヘビということで、「よし原」の「よし」がヘビに。社務所が開いているのはお正月や酉の市の期間のみで、それ以外のときには三ノ輪にある千束稲荷神社で同じ御朱印をいただけます。


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苔の美しい庭園で名高い京都の「苔寺」西芳寺は、なんと御朱印帳に直接手描きでZENスピリット全開な絵を描いてくれます。絵柄が印どころか手描きだなんて、これ以上ないってくらい究極系ですね。


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栃木県の古峯神社。こちらも、天狗様の絵を御朱印帳に手描きしてくれます。しかも、毎回絵が違うんです。その数、軽く10種類以上。どんな天狗様になるかはお楽しみ。訪れるごとに何度でもいただきたくなります。


さて、ここまでのビジュアル系御朱印、いかがでしたか?御朱印をこれから始める人も、しばらく集めてみたけどちょっと飽き気味かなって人も、これを機会に色々な角度から新たな楽しみを見つけてもらえればと思います。


↓続きはコチラ↓
その7 巡礼ノススメ~四国八十八ヶ所に挑戦!~


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●薬師寺 http://www.nara-yakushiji.com/

≪アクセス≫
・近鉄「西ノ京」駅下車スグ
奈良県奈良市西ノ京町457
TEL 0742-33-6001

≪イベント≫
修正会吉祥悔過法要 毎年1月1日~14日 
国宝「吉祥天女画像」を本堂で祀り、新年の平穏・招福を祈る行事です。期間中は吉祥天の御朱印もあり。

玄奘三蔵殿公開
平成26年は1月16日~2月28日、7月1日~8月12日、8月16日~9月15日、12月1日~12月31日

●浄名院(へちま地蔵尊)
台東区上野桜木2-6-4 TEL 03-3828-2791
毎年旧暦8月15日には「へちま加持」で咳・喘息などの治癒を祈願

●吉原神社 東京都台東区千束3丁目20−2 TEL 03-3872-5966
 千束稲荷神社 東京都台東区竜泉2丁目19−3 TEL 03-3872-5966

●「苔寺」西芳寺
京都市西京区松尾神ヶ谷町56 TEL 075-391-3631
(京都バス「苔寺」下車すぐ)
拝観は往復はがきでの予約のみ。詳しくは以下のサイトをご覧ください。
http://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=9525&r=1331435184.882
拝観料3000円~、御朱印代1000円

●古峯神社 http://www.furumine-jinjya.jp/
栃木県鹿沼市草久3027 TEL 0289-74-2111
JR「鹿沼」駅または東武線「新鹿沼」駅から鹿沼市リーバス終点「古峯ヶ原」下車スグ
御朱印代500円


↓期間限定などレアな御朱印が満載です(^^)

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【再録】たのしい御朱印入門・その5 ビジュアル系御朱印をさがせ!・印編

その1 御朱印帳を手に入れよう!
その2 神仏を感じる御朱印の見方・前編
その3 神仏を感じる御朱印の見方・後編
その4 ビジュアル系御朱印をさがせ!・墨書編
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前回の御朱印入門では、各寺社で手描きしていただける墨書の魅力を探ってみました。今回は御「朱印」のコアともいえる、朱で押された印の部分をもっと楽しむ方法をお伝えしたいと思います。


印部分のスタンダードとしては、神社とお寺でそれぞれよく見られるパターンがあります。


2014年02月05日掲載分01
神社の場合は、神社名の印が基本。これにプラスして、その神社のマーク「社紋」の印があったりなかったり。学問の神様「天神様」をお祀りする天満宮は梅マークです。


2014年02月05日掲載分02
伊勢神宮の内宮・外宮をはじめとして、印と墨書を重ねないようにしている神社も。こうすることで印が際立ち、格調の高さが醸し出されています。シンプル・イズ・ベストの美です。



2014年02月05日掲載分03
お寺では、仏様のシンボル「梵字」の印が多かったですね。こちらは病気を治してくれる仏様「薬師如来」。梵字の御朱印をめいっぱい楽しむ見方については、過去記事の御朱印入門その2その3でレッツ復習!


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お寺の名前を篆書という古い字体でデザインした印を使っているところも結構あります。上はどちらも京都の禅寺。この渋さがたまらないっ。

大体こんな感じで分類できる御「朱印」たち、スタンダードとはいえどれも少しずつ違っていて個性的です。ある程度集まってきたら、似た種類ごとにずらりと並べて細かいところを見比べるのも一興。



さて、神社にしてもお寺にしても、御朱印の印は神仏の分身ということでしたが、色々集めて回っていると、これを超直球ストレートに表しまくっている御朱印に出会うことが。

【レベル1】これぞ印のビジュアル系!


これなら一目でわかる!?思いっきり神仏等の絵になっている印です。


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伊勢の外宮神域内にある豊川茜稲荷神社。お狐様のキュートなお姿です。ここ以外でもお稲荷様の寺社で御朱印をいただくと、お狐様や、関連するアイテム宝珠・稲穂・鳥居などの絵柄の入った印を押してくださる所が時々あるので私は密かな楽しみにしています。


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2014年02月05日掲載分07
大阪の四天王寺近くの合邦辻(がっぽうがつじ)閻魔堂は、小さいながら浄瑠璃と歌舞伎にも登場する歴史あるお寺です。首から上の病気を治してくださるという閻魔様のお像の存在感もなかなかのもの。


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三石神社は神戸の和田岬駅前にある、これまた小さいながらも記紀の時代から続く神社。御朱印にある通り、日本神話の元祖戦闘系ヒロイン「神功(じんぐう)皇后」をお祀りしています。妊娠しながら戦っていたにもかかわらず無事に立派な子を産み、しかもその戦いにも勝ったという安産の女神様です。妊娠中はお腹にずっと石を当てていたそうで、これにちなみ、この神社の安産お守りの中には三つの石が。出産・子育てと仕事を両立したい女性に力強い祝福を与えてくれます。

こういった街角のこじんまりとした寺社にふらりとお詣りして、いただいた御朱印がたまたま絵入りだったりすると、何だかちょっと得した気分に。



今度は、絵と梵字の合わせ技。


2014年02月05日掲載分10
京都の金戒光明寺の「中山文殊」とよばれる文殊菩薩様です。獅子に乗った姿の仏像が祀られています。これを御朱印では、獅子はそのままに、乗っている文殊菩薩様だけを梵字で表現。

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2014年02月05日掲載分12
タコに乗ったお地蔵様を祀り、病気平癒に効験があるという大阪府岸和田「蛸地蔵」の御朱印。お地蔵様のお姿と梵字のダブルでご利益も2倍!?その上、仏様をたたえる歌「御詠歌(ごえいか)」まで書かれています。もりだくさんです。



神社名などのスタンダード的な印をメインに、その寺社にゆかりのあるものの絵柄がまわりに押されるパターンも。


2014年02月05日掲載分13
京都の新熊野神社は、能楽が初めて世に認められた地ということで能面、それとサッカー日本代表エンブレムでおなじみ三本足のカラス「ヤタガラス」。


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難波八坂神社は、境内の巨大獅子頭が入っています。バックの立体駐車場と見比べてみて。
2014年02月05日掲載分15

こういったプラスアルファも、御朱印帳に思いがけないにぎわいを添えてくれます。

というわけで、恒例の【レベル2】【レベル3】は次回へつづく!


↓続きはコチラ↓
その6 ビジュアル系御朱印をさがせ!・総合編
その7 巡礼ノススメ~四国八十八ヶ所に挑戦!~


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●豊川茜稲荷神社 http://akonesan.com/
三重県伊勢市豊川町七二四番地 TEL 0596-28-5510
●合邦辻閻魔堂(西方寺)
 大阪府大阪市浪速区下寺3丁目16−11 TEL 06-6632-2749
●三石神社 http://www.mitsuishi.or.jp/
兵庫県神戸市兵庫区和田宮通3丁目2−51 TEL 078-671-2531
●金戒光明寺 http://www.kurodani.jp/
京都府京都市左京区黒谷町121 TEL 075-771-2204
●蛸地蔵(天性寺)
 大阪府岸和田市南町43‐12 TEL 072-422-0773
●新熊野神社 http://imakumanojinja.or.jp/
京都府京都市東山区今熊野椥ノ森町42 TEL 075-561-4892
●難波八坂神社 http://nambayasaka.jp/
大阪市浪速区元町2-9-19 TEL 06-6641-1149


↓ビジュアル系御朱印がたくさん載ってます(^^)

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【再録】たのしい御朱印入門・その4 ビジュアル系御朱印をさがせ!・墨書編

その1 御朱印帳を手に入れよう!
その2 神仏を感じる御朱印の見方・前編
その3 神仏を感じる御朱印の見方・後編
↑前回まではコチラ↑


前回までの御朱印入門その2その3では、お寺でよくある梵字の入った御朱印の見方を解説してきました。神社や神仏の名前、それに梵字などはある種のスタンダードともいえます。ですが、御朱印を集めるうちに、そんな枠を超えてハッと目を引くような個性的なものに出会うことがあります。そのカッコ良さ、あるいは面白さが一目で感じられる。それがビジュアル系御朱印(と、勝手に名付けました)。むしろ御朱印の楽しみ方の原点かもしれません。

そんなわけで、まずはこの御朱印をごらんください。

2013年06月05日掲載分01
↑「釈迦如来」槙尾山西明寺(京都府)
なんとも繊細な筆致。私が御朱印をはじめて間もない頃、これを目の前で書いていただいたときには、ただひたすらその流麗な筆さばきに息を飲んだものです。筆の先はもちろん、紙の隅々まで神経が通っているかのようでした。10年以上も前のことですが、今でもはっきりと覚えています。

ちなみに印部分には梵字ではなく、卍(まんじ)というインドから伝わったおめでたいマークが入っています。また、「まんじ」とともに、これを囲んでいる丸くて上のとがった「宝珠」の形も、お釈迦様を表すことがあります。

ですが、こんな理屈など即ブッ飛ばしたくなるくらい、全体的な形やバランスが美しい御朱印に偶然出会えたときの喜びは計り知れないものがあります。そんな完成度の高い御朱印は、もはやアートの域に達していると言ってもいいほど。

2013年06月05日掲載分02
↑「観自在」若松観音若松寺(山形県)
こちらも私が今までに最も感動した御朱印のひとつ。若松観音は、縁結びを叶えてくれるお寺です。「観自在」は、観音様の別名ですが、同時に、ものごとを偏見にとらわれず自由自在にすべて見通すという意味もあります。この奥深い一言が、力強く洗練された筆跡で魂込めて表現されているさまは、書道のすばらしい作品そのものです。
2013年06月05日掲載分03


御朱印をアートとして見るなら、何かステキな言葉が書いてあるというのも嬉しくなりますね。

2013年06月05日掲載分04
↑「百花百光」常寂光寺(京都府)
紅葉や四季の花々が美しいお寺です。御朱印が色鮮やかな景色の思い出をよびさましてくれそう。

2013年06月05日掲載分05
↑「心悦清浄」長請堂(京都府)
この他にも「身意柔軟」「為作大安」「先意承問」「不請之法」「視若自己」「自然徳風」と全部で7種類あります(書き置きのみ)。どれも気持ちがキリッとしてくるありがたいお言葉。フィーリングで選んで。
2013年06月05日掲載分06


そのまんまストレート派にはコレ。
2013年06月05日掲載分07
↑「石庭」龍安寺(京都府)
禅の心が表されているという石庭そのものを思わせるような絶妙の配置。墨書の筆跡は係の人によってかなり違いますが、ここではどの方も個性的でアーティスティックな「石庭」を楽しませてくれます。

左上の印のモチーフは、下のつくばい。
「吾唯知足」と書いてありますが、「口」のところがひとつに合わさっています。
「そのまんまで全て満足です」といった感じの意味。これぞ禅スピリットです。
龍安寺に行ったらぜひさがしてみて。
2013年06月05日掲載分082013年06月05日掲載分09

ところで、龍安寺だけでなくどこでも、同じ寺社に行ったからといって同じ筆跡の御朱印がいただけるとはかぎりません。また、同じ人が書いてもその時々の筆の調子で違ってくるのは当然。一期一会なところも御朱印の魅力です。

さて、ここまでは墨書に注目してきましたが、次の御朱印入門のときは「印」、御朱印のまさに核ともいえる部分の「ビジュアル系」を探る予定です。と、その前に。

御朱印入門・その1では御朱印帳の選び方を書きましたが、最近、各寺社でバラエティ豊かな御朱印帳を出すところが増えてきました。そこで、今回は最後にオマケとして、かわいい御朱印帳を少しだけご紹介します。

まずは、玉の輿の今宮神社(京都府)
2013年06月05日掲載分10
お守りにもある、京野菜の絵柄です。色違いもあり。裏表紙にさりげなくころがってる「万願寺とうがらし」がポイント。
2013年06月05日掲載分11
最初のページには、「やすらい祭」の花傘の版画が押してあります。なんだか得した気分。

もうひとつ、伊勢の玄関口、二見興玉神社(三重県)
2013年06月05日掲載分12

夫婦岩の魅力がぎゅっと詰まった美しいデザイン。さりげなくカエルもいます。お伊勢めぐりのおともに、まずゲットしていきたいところ。

今後も、時々こんな感じでいくつか載せていきますね。


↓続きはコチラ↓
その5 ビジュアル系御朱印をさがせ!・印編
その6 ビジュアル系御朱印をさがせ!・総合編
その7 巡礼ノススメ~四国八十八ヶ所に挑戦!~


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●槙尾山西明寺
京都府京都市右京区梅ケ畑槇尾町2
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●若松観音若松寺 http://www.wakamatu-kannon.jp/
山形県天童市大字山元2205-1
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●常寂光寺 http://www.jojakko-ji.or.jp/
京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
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●長講堂
京都府京都市下京区富小路通五条下ル本塩竈町
*長講堂の拝観と御朱印授与は、不定期の特別公開時のみです。
特別公開の有無と日程はこちらで随時チェックしてください。
http://kyoto-design.jp/special/tokubetsuhaikan
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●龍安寺 http://www.ryoanji.jp/top.html
京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13



↓ビジュアル系御朱印たくさん載ってます(^^)


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【再録】たのしい御朱印入門・その3 神仏を感じる御朱印の見方・後編

その1 御朱印帳を手に入れよう!
その2 神仏を感じる御朱印の見方・前編
↑前回まではコチラ↑

前回は、お寺の御朱印に入っている謎のマーク「梵字(ぼんじ)」がどんなものかを少しお見せしました。今回はその応用編として、御朱印からもっとイメージが広がる方法をお伝えします。


【レベル1】梵字には神仏が宿る

ここで復習です。梵字は一字ごとに神仏を表しているということでした。

たとえばこの梵字は…

2012年11月14日掲載分01


十一面観音でしたね。
詳しくは前回をご参照ください。
2012年11月14日掲載分02


もうひとつ、下は10円玉の絵柄でおなじみの平等院。
2012年11月14日掲載分03


2012年11月14日掲載分04

御朱印の真ん中にはこんな梵字があります。
2012年11月14日掲載分05


こちらは阿弥陀如来(あみだにょらい)という仏様を表しています。
上記写真の平等院鳳凰堂の中にでんと構える大きな仏像がそうです。
2012年11月14日掲載分06
* イラストはイメージです。実際の仏像とは異なります。
* 以下のイラストについても同様です。

御朱印に入っている梵字は、仏様の分身。ですから、それだけでお守りとしての効果もあります。


【レベル2】梵字フォーメーションを楽しむ

以上の御朱印は梵字がひとつだけでしたが、複数あるとどうなるでしょうか。
下は三千院(京都府)の「往生極楽院」というお堂でいただける御朱印です。
2012年11月14日掲載分07

この御朱印には、梵字が3つあります。
2012年11月14日掲載分08

一番上の梵字、なんだか見覚えがありませんか?
そう、今しがたお見せした、阿弥陀如来です。
先ほどと手のポーズが違いますが、同じ種類の仏様です。
2012年11月14日掲載分09


これが梵字3つになると…


2012年11月14日掲載分10

もうお二方の仏様を従えた姿ということになります。
まさにこの組み合わせの仏像がいらっしゃるお堂です。
2012年11月14日掲載分11

秋には紅葉の名所としても知られる三千院。訪れる人を温かく迎えてくれるようなしぐさの阿弥陀三尊像に見守られながら、錦に染まる苔むした庭をめでれば、まさに極楽です。

もうひとつ。下は、大報恩寺(京都)の「六観音」の御朱印。
六種類の観音様がずらりと並ぶ仏像を拝観できるお寺です。
2012年11月14日掲載分12

そして印の部分には梵字が6つ。
2012年11月14日掲載分13


これは、こういうことになります。
2012年11月14日掲載分14

先ほど見た十一面観音もメンバーに入っています。

こんな感じで、御朱印の梵字と仏像の組み合わせが対応していることもよくあります。仏像を拝観したあとにこのタイプの御朱印をいただいたときは、いかにも「あの仏様だっ!」と思えて嬉しくなるかも。


【レベル3】梵字だらけだとかっこよくなる

2012年11月14日掲載分15

こんな感じで、梵字がたくさんある御朱印に出会うこともあります。
左は赤山禅院(京都府)<←以前の赤山禅院の記事へのリンクを下線つきで入れてください>、右は豊川稲荷(愛知県)です。

もはや仏様の組み合わせとも関係なさそうな感じですが、これは一体?!こういう場合は大抵、「ご真言(ごしんごん)」という、その神仏にお願いするときの呪文が梵字で書かれていることが多いです。これは、ご祈祷などにも使われる大変ありがたいもの。あるいは、その神仏が関係する世界観を描いたマンダラなどを表していることも。いずれにせよ見た目からとても神秘的ですし、やはり一文字ごとに神仏の力が宿っているので、開運効果も強力!


ここまで見てきたように、御朱印には様々な形で神仏のパワーがぎゅっと詰まっています。そもそも御朱印の本義は、参拝の証に神仏の身代わりとなる印を授けること。ですから、梵字を使った御朱印はまさにその代表選手といえますが、それ以外のお寺の御朱印や、神社の御朱印も、神仏が宿っていることに変わりありません。お守りと同じ、と考えていただければ良いと思います。

かけがえのない旅の思い出とともに増えていく、神仏との絆。そんな御朱印帳は世界でたったひとつ、自分だけのお守りになります。ですから一生の宝物として、大切にしていってくださいね。


↓続きはコチラ↓
その4 ビジュアル系御朱印をさがせ!・墨書編
その5 ビジュアル系御朱印をさがせ!・印編
その6 ビジュアル系御朱印をさがせ!・総合編
その7 巡礼ノススメ~四国八十八ヶ所に挑戦!~


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●平等院 http://www.byodoin.or.jp/

≪アクセス≫
・JR奈良線「宇治」駅下車徒歩10分
・ 京阪電車「宇治」駅下車徒歩10分

京都府宇治市宇治蓮華116
0774-21-2861
平成24年9月4日~平成26年3月31日まで平等院鳳凰堂修理中。
ですが修理中しか見られない貴重な文化財の公開なども開催されています。
詳しい拝観情報は公式サイトをご覧ください。

≪イベント≫
鳳凰堂修理特別展『初公開!国宝日想観扉絵』 平成24年10月6日~12月14日
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●三千院 http://www.sanzenin.or.jp/

≪アクセス≫
・ 京都バス洛北・大原方面行き「大原」下車徒歩10分
京都市左京区大原来迎院町540
075-744-2531
12月~2月 8:30~16:30(閉門16:30)
3月~11月 8:30~17:00(閉門17:30)
拝観料700円

≪イベント≫
もみじ祭 10月28日~11月28日
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●大報恩寺(千本釈迦堂)

≪アクセス≫
・ 京都市バス「上七軒」または「千本今出川」下車徒歩5分
京都市上京区五辻通六軒町西入溝前町1034
075-461-5973
9:00~17:00 拝観料500円
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テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ」(グラフィック社刊)もうすぐ発売。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

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