【再録】日本一が満載!古墳と黄金の神秘でビッグに開運 宮地嶽神社

神社の数が日本で一番多い県って、どこだか知っていますか?これが実は京都でも奈良でもなく、意外なことに福岡県。古墳時代から海外との交流で、いち早く栄えていた土地柄からかもしれません。その中でも最強の勢力を偲ばせる最大級の神社が、今回紹介する宮地嶽神社です。

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鳥居の向こうに見えている美しい形の山、宮地嶽の山頂は日本書紀に登場する神功皇后が戦いの勝利を願って祭祀を行った聖地。

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古代から強力に開運をもたらしてくれる場所として、初詣のみならず一年を通じて多くの人が参拝に訪れています。



そんな宮地嶽神社で、何と言っても第一印象的に最強のインパクトを誇るのがこれ。
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人が小さく見える!?拝殿には、日本一の大注連縄。
そして三年に一度の年末(12月中旬頃)にこの大注連縄を掛け替える注連縄祭が、今年は開催です。まだ日程は発表されていませんが、気になる人はそろそろ公式サイトを毎日チェックしてみては。

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取り外された古い大注連縄のかけらを受けてくることもできます。玄関などに飾ってこの圧倒的なスケールにあやかれば、来年はでっかく良いことありそう。

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ご利益お持ち帰りには、御朱印も忘れずに。



さらに、境内にはこの他にも日本一ビッグなものが。
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広い部屋を天井ギリギリまで占領しているこの大太鼓、材料などすべて純国産のものとしては日本最大を誇ります。どんな音なのか聴いてみたかったら、ぜひ大晦日の初詣へ。年明けとともに実際に打ち鳴らされ、数キロ先まで響き渡るそうですよ。

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こちらも人や部屋と見比べれば巨大さがわかるでしょうか。日本一の大鈴です。かつては大注連縄と一緒に拝殿に吊るされていたなんて、すごすぎ。ここまでが「3つの日本一」です。



どうしてこんなに日本一にこだわるのか、そのヒミツは・・・
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拝殿から伸びる廻廊の下をくぐって、奥の宮のほうへと足を踏み入れてみましょう。



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拝殿の裏手に出るとまず目に飛び込んでくるのが、この光り輝く本殿の黄金の屋根。2010年に新たに葺き替えられました。宮地嶽神社の奥には古墳があり、その規模や出土した宝物のクオリティから、当時の日本で最強レベルの豪族が眠っていたことで知られています。ですから、特に有名な「3つの日本一」大注連縄・大太鼓・大鈴は、この来歴にふさわしいようにしつらえられてきたとのこと。さらにこれらと並ぶものとして作られた黄金の屋根も、見ているだけで気持ちが大きく強くなり、目標に向かって運命を切り開く力がわいてきそうです。



さて、「奥の宮八社巡り」はこの古墳を目指してもっと奥へと進んでいくわけですが、道中には色んなご利益が満載。
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この道の先にある「八社」というのは、稲荷神社・七福神社・万地蔵尊・淡島神社・濡髪大明神・三宝荒神・薬師神社・不動神社。神様と仏様が入り混じっているのは、地方なので神仏分離の影響を受けずに済んだためです。今回は、この中からオススメをピックアップしてみます。


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真っ赤な鳥居のトンネルが目を引く稲荷神社は、商売繁盛や金運UPに。

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奥の宮は八社すべてに御朱印があり、どれも神仏のお姿入り。不動神社の社務所でまとめて頂くことができます。私は、その中からお狐様が愛らしい稲荷神社の御朱印を受けてみました。絵柄の好みで選んでみるのもアリです。

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淡島神社と濡髪大明神は、合わせて「恋の宮」と呼ばれています。女性の体を守ってくれる神様でもあるので、結婚後までしっかりサポート。割り札のお守りで恋愛成就の願掛けを。

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火の神様「三宝荒神」。かまどが社殿の手前にあるのは、火を使う台所の神様だから。料理上手になれるかも。「恋の宮」と合わせて女子力UPに効きそう。



そして、いよいよ八社の中でも一番奥に控えているのが、「不動神社」。
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入口の構えからしても、別格な感じが漂いまくってます。


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こちらが不動神社の社殿。すぐ後ろがこんもりとしているのは、古墳とくっついているから。そう、これこそが宮地嶽神社の誇る「日本一」の総元締め、最強の古墳。飛鳥の石舞台古墳にも負けない全国最大級の横穴式石室を持ち、「地下の正倉院」と言われるほどの300点以上の宝物、そして黄金まばゆい約20点もの国宝を抱えていた、まさに日本一な古墳です。

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社殿の中に入ると、古墳の石室がそのまま御神体をお祀りする本殿になっています。ほのかな明かりが、厳かな雰囲気。この石室は、江戸時代に山崩れでたまたま古墳の口が開いて発見されたそうです。驚き感動した人々は、この場所に不動明王という仏様をお祀りしました。まだ神様と仏様がごちゃ混ぜだった頃のことでした。

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不動明王は、右手の剣で悪魔を退治し、左手の羂索(ロープ)で人々を救いながら、力強く災厄を取り除いてくれます。絵馬も石室の神秘的な様子を再現。

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古墳の中は、もう一歩足を踏み入れるとこんな感じ。うーん、この奥行きが気になるっ。毎年1月28日(初不動祭)・2月28日(ぜんざい祭)・7月28日(夏季大祭)の年3回だけ、これよりもっと奥に入ってお詣りできちゃいます。貴重な参拝体験になること間違いなし。特に初不動祭では、不動神社に一万本のロウソクが灯され、ますます幻想的な世界へと誘ってくれます。

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奥の宮八社の絵入りシリーズな、不動神社の御朱印。やはり八社の中でも、ここは絶対に外せないポイントでしょう。


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ラスト日本一は(っていうかもう、全然3つどころじゃ済んでないのがスゴイ)、金銀の大釜。高さ2mくらいあります。普段は不動神社の前に置かれていますが、行事のたびに運び出されて大活躍。中でも毎年2月28日の「ぜんざい祭」では、金の釜で紅ぜんざい、銀の釜で白ぜんざいが作られ、参拝者に無料で振る舞われます。金銀が同時稼働で、しかも縁起の良い紅白のぜんざいが味わえるという、大変おめでたい日です。

宮地嶽神社ではこの他にも、みんなで玉を交換し合って景品が当たる玉替祭や、稲荷神社の招福だんご祭など、年末から1月2月の新春にかけてハッピーなイベントがてんこ盛り。年の初めに、これでもかというほど日本一に驚愕しまくって、ドカンと景気の良い一年を迎えちゃいましょう。

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●宮地嶽神社 http://www.miyajidake.or.jp/
≪アクセス≫・JR福間駅より徒歩約25分、または西鉄バス約5分
福岡県福津市宮司元町7-1
0940-52-0016
≪イベント≫
開催日不定のものについては、公式サイトの新着情報・トピックスをチェックしてください。年末年始の主要なものについて、以下に掲載します。

大注連縄祭 3年に一度、12月中旬に開催(2014年は開催年です!)
大祓式・鎮火祭・除夜祭 毎年12月31日
歳旦祭 毎年1月1日午前零時~ 年明けとともに大太鼓が鳴らされます。
玉替祭 1月中旬 夕方開始 商売繁盛の縁起物「モマ玉」を皆で交換し合って、景品が当たります。
初不動祭 毎年1月28日 不動神社で、先祖供養と家内安全を祈って1万本のロウソクを灯します。
厄除まつり 毎年1月28日~2月3日 節分行事です。詳しい日程は公式サイトをご覧ください。
招福だんご祭 毎年2月の初午の日 奥の宮 稲荷神社で三種の福を呼ぶ三色だんごの無料接待。
ぜんざい祭 毎年2月28日 不動神社で、金銀の大釜を使って紅白ぜんざいの無料接待。

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【再録】女神宿る海の道と秘境の古代ロマン 宗像大社

いまだ覚める気配を感じさせないダブル式年遷宮の熱気。昨年話題だった東京国立博物館での大神社展も、まだ記憶に新しいのではないでしょうか?その中でも異彩を放っていた海の正倉院とよばれる宗像大社(むなかたたいしゃ)の宝物が今、都内でもう一度みられるチャンスです。丸の内の出光美術館では、2014年8月16日(土)から10月13日(月・祝)まで宗像大社国宝展を開催中。国家クオリティの古代祭祀用品や、まばゆいばかりのエキゾチックな工芸品など、これが小さな秘境の島から出てきたなんて、と驚きの連続まちがいなし。今回は、その宗像大社をちょっぴり駆け足でご案内します。


まずは宗像大社の辺津宮。

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博多から電車やバスで行くことができる、いわばメインスポットです。宗像大社は辺津宮(へつみや)・中津宮(なかつみや)・沖津宮(おきつみや)の三社で成り立っています。というのも、ここにお祀りされているのは、三姉妹の女神様。それぞれ1ヶ所ずつにいらっしゃるのです。なお、田心姫神(たごりひめ)を祀る沖津宮がある沖ノ島は禁足地で、一般の人は入れません。だからこそ宗像大社は、この現代においても神秘と威厳を保ち続けているんですね。

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神門の前には「皇族下乗」の石柱が。なんという格式の高さ!伊勢や出雲と並ぶほど国家規模の崇敬が篤かったことをまざまざと物語っています。

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森に囲まれた広大な境内に、桃山時代の社殿が堂々と鎮座。辺津宮にお祀りされているのは、市杵島姫神(いちきしまひめ)。三姉妹の女神様は、記紀神話でスサノオノミコトの剣から生まれています。また、もともとはこの地方の海を征した豪族の守り神でした。

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御朱印には、日本書紀でアマテラスオオミカミから三女神に下された、「皇室をお助けし、皇室から大切に祭られなさい」というお言葉が書かれています。墨書が素敵すぎる、ビジュアル系御朱印

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女神らしいピンクの御朱印帳もかわいいです。

この女神様たち、日本書紀では道主貴(みちぬしのむち)という別名で呼ばれています。三女神の鎮まる玄界灘は古代、大陸との交通の要衝でした。この、日本の玄関口だった海の道を守る宗像大社は、それゆえ政治的に大変重んじられ、沖ノ島にたくさんの宝物が奉献されたというわけ。

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普通の日常生活でも、道は命綱。今ではどこの寺社でもおなじみの車に吊るせる交通安全御守りですが、実はこのタイプを日本で初めて授与したのが宗像大社なんですよ。

余談ですが、宗像大社のある福岡県は、交通安全に対してとても意識が高い土地柄だと感じました。たとえばお正月シーズンには、たまたま訪れたどの神社も飲酒運転撲滅ということで御神酒を一切出さず、かわりに甘酒や飴をふるまっていたくらいです。他の県ではこういうことってあるんでしょうか?

さて、辺津宮で絶対見逃せないのは、なんと言っても神宝館。寺社の宝物館って普通はついスルーしてしまいがちですが、ちょっと待った。ここは別格。大きめの博物館くらいの規模に、総計で8万点の国宝が待ちかまえているときたら、これはもう見ずには帰れませんってば。沖ノ島の遺跡や祭祀方法を再現した臨場感あふれる展示方法で、禁断の聖地の雰囲気に迫れるのもここならではの魅力。なお辺津宮の境内にも、高宮祭場という古代祭祀場が残されているので、神宝館をみてから足を運んで往時の姿を想像してみては。女神降臨の地と伝えられ、パワースポットとしても人気です。


辺津宮をひととおり巡ったら、中津宮にも行ってみましょう。

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それにはバスで神湊まで行き、船またはフェリーに乗ります。


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海の向こうに見えている大島に向けて出港。


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このルートは、毎年10月1日に行われる「みあれ祭」で辺津宮・中津宮・沖津宮それぞれの御神体を乗せた御座船の通り道になります。こうして年に一度だけ海上で三女神が一堂に会するのを祝い、大漁旗で飾り立てた数百隻の船が、ここでいっせいに御座船を囲んで海を埋め尽くしパレードするさまは感動まちがいなしです。これから行くなら、ぜひともこの日に!


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中津宮のある大島に上陸。のどかな港町です。





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港から少し歩いて中津宮へ。


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石段を登ってお詣り。海もよく見えます。


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中津宮でお祀りしているのは湍津姫神(たぎつひめ)。小振りながら落ち着いた風格ある社殿は、こちらも桃山時代。裏手には湧水もあり、パワフルな御神水として地元で親しまれています。

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御朱印は、ここで中津宮と沖津宮を同時にいただけます。天気の良い日に車で島の裏側まで行けば、沖ノ島の姿を海の向こうに拝することも可能。はるか海の道に想いを馳せて。



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大島で帰りの船を待つ間に、発着所内の食堂で名物イカ刺身丼を食べました。新鮮な歯ごたえと、とろけるような旨味がベストマッチ。玄界灘は海産物が美味しいことで知られ、辺津宮の付近や大島内を車で走ればお店も豊富です。大島にはレジャースポットも多いので、レンタカー推奨。車なら、辺津宮から数キロの津屋崎古墳群まで足を延ばすのも良いですね。宗像大社の創建にもゆかりのある場所なので、古代祭祀の息吹に触れる旅をさらに深めるのにピッタリ。折しも宗像大社国宝展が東京にやってくるこの夏、見てから行くか、行ってから見るか?!

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●宗像大社 http://www.munakata-taisha.or.jp/
≪アクセス≫
辺津宮・JR「東郷」駅北口から神湊波止場行きバス(宗像大社経由)で約12分「宗像大社前」下車スグ
福岡県宗像市田島2331
0940-62-1311

中津宮
福岡県宗像市大島1811
0940-72-2007
・JR「東郷」駅北口から神湊波止場行きバスまたは福間行きバス(神湊経由)で約20分「神湊波止場」下車、市営渡船「しおかぜ」またはフェリー「おおしま」で大島港へ渡り、徒歩5分

≪イベント≫
秋季大祭(田島放生会) 毎年9月30日~10月3日
以下の行事は、この秋季大祭のハイライトです。詳しいスケジュールについては変更の可能性もありますので、公式サイトをチェックしてください。
みあれ祭 毎年10月1日 午前9時20分から10時40分まで海上神幸
高宮神奈備祭 毎年10月3日 午後6時~ 行燈のやわらかな明かりの中、高宮祭場にて神事

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【再録】眺望バツグン!奥の院までドキドキ探検プチ修行!? 祐徳稲荷神社・その2

前回、今年の年賀切手になった「のごみ人形」ゆかりの地としてご紹介した祐徳稲荷神社。
なんといっても、華やかな舞台づくりの御本殿が目を引きます。
2014年01月22日掲載分01


九州の日光とよばれてきただけに、カラフルな装飾も見ごたえアリ。
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舞台からの見晴らしに気分爽快。
2014年01月22日掲載分03


だけど、これだけで満足してたらもったいない!
御本殿のわきからは山道がさらに上へとのび、奥の院へと続いています。
一歩踏み入れれば、赤い鳥居がつらなり大小の祠(ほこら)が居並ぶ異空間。
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こんな感じが続く中を、家族連れやカップルなどがたくさん登っていました。
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この先に広がる異世界を一緒に探検すれば絆が深まるかも。




途中には、パワーのありそうな見どころも点在。

少し登ると見えてくる「石壁社」は、その名のとおり岩の壁に囲まれた洞窟の入口を社殿がおおっている形です。
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祐徳稲荷神社を創建した、肥前鹿島の藩主・鍋島家のお姫様がここに祀られています。我が子を失った悲しみを癒すために神仏にお仕えし、晩年はこの洞窟の中で修行して命を全うされたとのこと。自分のことなど忘れるほど、周りのみんなを幸せにする生き方を貫いたのでしょう。人々からとても慕われていました。


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石壁社の横には、「水鏡」とよばれる小さな湧き水。このお姫様が水面に自分の姿を写して、占いをしていたとか。のぞき込めば、このお方の清らかに澄んだ心と、生きることへの強い気迫がビリビリと伝わってくるような気がします。


さらに鳥居のトンネルをくぐって、もう少し上に行けば「命婦社」。
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奥の院のあるお山の中でも特に重厚な存在感のあるこの社殿は、江戸時代の創建当初に祐徳稲荷神社の御本殿だった建物を移築したもの。祀られているのは、お稲荷様のお使いのお狐様たちです。このお狐様たちに朝廷から「命婦(みょうぶ)」という位が与えられたので、以来これが別名のようになりました。ですから、祐徳稲荷神社のお山には、この他にも「命婦社」と書かれた祠がたくさんあります。祠の数だけ、お狐様がいらっしゃると思うとうれしくなりますね。

そこかしこに見られるお狐様の像もチェックポイント。
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ときに愛らしく、ときにちょっとコワいのが魅力。一体ごとに違った個性があります。その時々で、ふと心に語りかけてくるようなお狐様に出会えるかもしれません。


道中には、こんな切り通しになっている場所も。
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巨岩の作り出す圧倒的な景観が、聖地の趣を感じさせます。

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「鹿島大明神」として祀られている、迫力ある形の岩も。日本神話の戦いの神様の名前がついていることもさることながら、せり出すような勢いの良さに男性的なエネルギーが感じられます。今にも屋根からはみ出しそうな姿は、まるで「がんばれ」とささやきかけてくれているかのよう。この場所で大切な目標を念じれば、運気をぐいぐい押し上げてくれそうです。



この先は岩場が続き、いかにも霊山という本格的な雰囲気に
思わず「うわぁ、修行だ~」なんて声もちらほら。
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たしかに小さい子供には大変そう。ですが基本的には、きちんと運動靴さえはいて標識の指示に従いつつ足下に気をつければ問題ないレベルの山といえます。片道30分程度と短い割に空間が濃密なので、気軽に修行な気分が体験できる非日常的ハイキングといったところです。



もう一息がんばれば奥の院に到着。
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ふり返れば、有明海を一望の絶景が待っています。
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登ってみて良かったと思えること間違いなしです。


奥の院のまた少し奥、一番奥まった祠。
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森に囲まれ、木漏れ日に癒されます。
奥まで行った人だけが味わえる充実感をかみしめて。

下りていくと、御本殿の屋根がみえてきます。
2014年01月22日掲載分18

ずいぶん登ってきたんだなと、ここで改めて実感。

御本殿まで下りました。日常の喧噪が戻ってきます。
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さらに下りると、舞台の足下に縁結びスポット「岩﨑社」が。
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縁結びの絵馬も用意されています。
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奥の院まで踏破した達成感の中、最後にここで絆を固めてみては。



ラストで運試しもいいかも。
祐徳稲荷神社の「玉みくじ」は、お稲荷様のシンボルアイテム「宝珠」の形の玉を引きます。
2014年01月22日掲載分22

出てきた数字で、結果の紙をもらいます。
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少々読みづらいけれど、古い版木の雰囲気がカッコイイですね。神社のおみくじとしては珍しく漢文なのは、ここが元はお寺だったのを明治時代に神社に変えた名残でしょうか。

御朱印はコチラ。
2014年01月22日掲載分24
稲の神様らしく、四角い印の中の上側には稲穂、下側には稲わらが。

オリジナル御朱印帳もあります。
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御本殿の極彩色をイメージした裏表紙が素敵です。

2月は初午のお祭り、そして春には庭園や川向かいの広大な花園に色とりどりの花が咲き乱れ、ますます見どころ盛りだくさんになっていく祐徳稲荷神社。奥の院からも、四季折々でまた違った景色が楽しめるはずです。訪れたときにはぜひ、ほんの少しがんばって足をのばしてみてください。

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●祐徳稲荷神社 http://www.yutokusan.jp

≪アクセス≫
・JR佐賀駅より祐徳バス約1時間「祐徳稲荷神社」下車(本数少)
・JR肥前鹿島駅よりタクシー約10分
佐賀県鹿島市古枝
0954-62-2151

≪イベント≫
初午祭 毎年初午の日(2014年は2月4日)
この日の商売繁盛祈願は特にご利益アリ。
境内では神楽などの伝統芸能が演じられます。









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【再録】今年よく見かけるあの馬って何者!? 祐徳稲荷神社・その1

あけうましておめでとうございます。ミスタイプじゃありません。午(うま)年ですから。お正月といえば、なんとなく付きものなのが干支の置物。

では、コチラの馬の置物は…
2014年01月08日掲載分01
どこかで見たことありませんか?

そう、今年のお年玉切手の絵柄になってるんです。
2014年01月08日掲載分02


実はこれ、佐賀県の祐徳稲荷神社の門前で売られる「稲荷駒(いなりごま)」という縁起物。

祐徳稲荷は、一度見たら忘れない独特な作りの色鮮やかな御本殿が特徴です。
2014年01月08日掲載分03

その豪華さから、鎮西日光(ちんぜい→九州の日光)といわれ親しまれてきました。
江戸時代に、この地域の藩主のお姫様がお祀りしたお稲荷様です。その名の通り「稲」の豊作を司る神様で、これが転じて家の繁栄や商売繁盛にもご利益を発揮。

それでは、お稲荷様と馬の関係って?
お稲荷様は、2月最初の午(うま)の日「初午(はつうま)」に初めて地上に降臨したと言われています。それで初午の日はお稲荷様の御縁日になっていて、もちろん祐徳稲荷神社もお祭りに(今年は2月4日です!)。午だけに馬のお祭り日とも重なっているこの日は、古くから馬が神様の乗り物とされてきたこととも結びついているのかもしれません。もともと初午の縁起物として作られた「稲荷駒」の背中に乗っている、真っ赤な炎のような「宝珠(ほうじゅ)」はお稲荷様のシンボルです。

初午にちなみ、祐徳稲荷神社の境内にも馬の石像が。
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馬な授与品も色々。

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馬だけに「うまくいくお守り」。


2014年01月08日掲載分06
「うまくいく絵馬」は、お稲荷さんの鳥居を思わせる赤と魔除けになりそうな黒の2種類。「馬」を左右反転させた「左馬(ひだりうま)」が書かれています。福が馬のように駆け込んでくるといわれる、とてもラッキーな文字です。馬は左から乗ると倒れないから順調に発展できる、「うま」を逆に読むと「舞う」になるのでおめでたい、など色々な説がありますが、その由来は謎に包まれています。反転した文字は見ただけでハッとするような普段とちがう感覚をおぼえますし、そんなところにも開運のきっかけを作る特別な力があるのかもしれません。

2014年01月08日掲載分01
ところで「稲荷駒」は、祐徳稲荷付近のご当地で育まれた「のごみ人形」という土人形のひとつ。これらは祐徳稲荷神社の授与所ではなく、参道のお土産物屋さんや祐徳博物館のショップなどで買うことができます。

2014年01月08日掲載分07
色んなお店をそぞろ歩きしながら、種類豊富な「のごみ人形」を物色するのも祐徳稲荷を訪れる醍醐味。



2014年01月08日掲載分08
ついでに参道スイーツ。レトロでユニークな筒型パッケージの「稲荷羊羹」は、安くて美味しいし日持ちもするのでお土産に最適です。

「のごみ人形」は、毎年作られる干支の土鈴も有名。
2014年01月08日掲載分09
もちろん馬もありますよ。このシリーズの土鈴も、年賀切手の絵柄に過去2回(1963年のうさぎ・1991年のひつじ)採用された実力派。

干支以外には、こんな一風変わった土鈴も。
2014年01月08日掲載分10
ターコイズブルーの河童。衝撃的なカラーリングと小生意気な表情に、私は一目惚れしました。

下は、「ぼさつ人形」。
2014年01月08日掲載分11
素朴なのに艶めかしくて、結構アヴァンギャルド。
「のごみ人形」の突き抜けた造形感覚には、たびたび驚かされます。

「稲荷駒」のほかにも、お稲荷様関係の土人形が。

2014年01月08日掲載分12
お稲荷様の持ち物「宝珠」の形の土鈴。「宝珠」は、何でも望む通りの宝物を生み出せる魔法の玉です。そこはかとなく生命力を感じる形や色が魅惑的。

2014年01月08日掲載分13
お稲荷様のお使いの狐も、とってもカラフル。

ついつい集めたくなっちゃう「のごみ人形」。戦争が終わってすぐの1945年に、この地域も荒廃する中、少しでも人々の心を和ませたいという想いで作り始められたとのことです。強さと優しさで神々と人を結びつける力をもつ馬は、再生へのエネルギーを運んでくれそう。「稲荷駒」に込められた希望とともに、新年は明るくほっこりと過ごしたいですね。

さて、今回は参道をうろうろする感じでしたが、いよいよ次回は祐徳稲荷神社を奥まで探検しちゃいます!

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●祐徳稲荷神社 http://www.yutokusan.jp

≪アクセス≫
・JR佐賀駅より祐徳バス約1時間「祐徳稲荷神社」下車(本数少)
・JR肥前鹿島駅よりタクシー約10分
佐賀県鹿島市古枝
0954-62-2151

≪イベント≫
初午祭 毎年初午の日(2014年は2月4日)
この日の商売繁盛祈願は特にご利益アリ。
境内では神楽などの伝統芸能が演じられます。




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【再録】エキゾチック・ロマンチック!?中国寺で縁結び! 興福寺(長崎)

クリスマスはもう目の前、年末年始はイルミネーションの季節。幻想的なキラキラムードの冬をもっと満喫したいなら、長崎で少し遅めの中国式お正月はいかが?長崎では、2014年1月31日(金)から2月14日(金)まで、町中をエキゾチックな光の供宴で彩るランタンフェスティバルが長崎新地中華街を中心に行われます。その会場のひとつには、パワフルな縁結びスポットが。


まず目印として向かうのは、長崎観光で外せない名所「眼鏡橋」。
2013年12月18日掲載分01

すぐそばに、この日本最古の石橋を作った黙子如定という中国から来たお坊さんの像があります。
2013年12月18日掲載分02

ここから10分くらい歩いて、この方がかつて住職をしていたお寺へ。


2013年12月18日掲載分03
道すがらには、なんとも中国風な龍王の石仏も。


2013年12月18日掲載分04
こうしてたどり着くのが、縁結びの赤寺として名高い「興福寺」です。門も建物もすべて真っ赤で、見るからに良縁エネルギーがみなぎってきそう。

こちらのお寺は、以前ご紹介した「崇福寺」と同じ、日本最古の唐寺のひとつです。宗派も同じ、中国の禅宗「黄檗宗(おうばくしゅう)」。中国様式の建築が旅のわくわく気分を盛り上げます。

2013年12月18日掲載分05
お釈迦様を祀る本堂「大雄宝殿(だいおうほうでん)」。このお堂の前の樹齢400年になるソテツの実は、「幸福の種」というお守りになっています。

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ソテツの木にはオスとメスがあり、できる実はハート形。夫婦そろって長生きな興福寺のソテツの実には、特に良縁・子宝・健康長寿のご利益が。その中でも珍しいきれいなハート形を厳選した、大変レアなお守りです。


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大雄宝殿の見所は、なんといってもその建築の美しさ。アーチ型の天井と、格子の描く文様の繊細さです。

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特にこの丸窓の細工は、氷を砕いたようなイメージの「氷裂式組子」という中国の明末期に特有のスタイル。釘を全く使わず、木だけを組み合わせてこんなに複雑な文様にしているなんてスゴイ!現在の中国には、ここほど大きくて上質なものはもう残っていないそうです。なんとも貴重な巡り合わせですね。

境内を見回すと、またまた中国風の禅寺らしい独特なモノが。
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もはや黄檗宗寺院のマスコットキャラクター?!お腹を叩いて修行僧に時間を知らせる、お魚の「開梆(かいぱん)」です。この開梆クンには、他の中国風のお寺にはない特徴があります。


実は先ほどの開梆クンはオスで、なんとメスの開梆ちゃんも同じ境内にいる!
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これも、興福寺が縁結び寺といわれるワケのひとつだったりします。


そしてこちらが、興福寺の縁結びパワーの源、媽祖(まそ)堂です。
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縁結びの絵馬がたくさん奉納されています。
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ここに祀られているのは、媽祖(まそ)様という中国の女神様。別名、天后聖母とも。もとは人々の病気を治したりできる超能力少女だったとか。航海安全の女神として、世界中で中国系の人たちに信仰されています。女性ならではの優しい癒し系の力で、縁結びと開運も大得意分野。

堂内は撮影禁止なので、イメージイラストで。
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媽祖(まそ)様が従えているのは千里眼・順風耳という2人の鬼神。その名の通り、なんでも見通す目と、どこまでもよく聞こえる耳で、いち早く危険を察知して守ってくれます。もとは悪者で媽祖様に改心させられたというその姿は、日本の邪鬼みたいで親しみやすいような!?

ランタンフェスティバルのメインイベントのひとつが、媽祖行列。長崎だけが海外への窓口だった江戸時代には、中国からの船が出入りするたびに、船に守り神として乗せられてきた媽祖様のお像を、入港したら陸に上げてお堂に祀り、出港するときはまた船に乗せる儀式が繰り返されてきました。これを再現するのが、現代の媽祖行列なのです。普段は福建会館にお祀りされている媽祖様が最初の行列で運ばれてこの興福寺媽祖堂に一週間滞在し、二度目の行列でお帰りになられます。きらびやかな道中では、要所で踊りが披露され、千里眼・順風耳も行列のスターとして大活躍。中国らしいエネルギッシュな動きに、見て楽しむだけでネガティブが退散しそう。媽祖様お出かけで町中にふりまかれる縁結びパワーもたっぷり浴びて、明るく気持ち良い新年を迎えられます。

興福寺の御朱印はコチラ。
2013年12月18日掲載分14

お守りはすべて水引アートによる手作り。
とってもお洒落でカワイイです。
2013年12月18日掲載分15
上は媽祖様の縁結びお守り。淡路結びといって、終わりがなく必ず元に帰るという、まるでメビウスの輪のような神秘的な編み方でできています。ゆるぎない絆を願って、身に付けてみては。意中の人へのプレゼントにも最適。

雰囲気だけでなく、ご利益の面でもロマンチックな恋を呼び込んでくれそうなランタンフェスティバル。期間中は興福寺も、真っ赤な境内がさらに鮮やかに彩られる夜に拝観できちゃいます。長崎を訪れるなら、ぜひともこの時期に!

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●興福寺 http://kofukuji.com/
≪アクセス≫
・路面電車「公会堂前」電停下車、徒歩8分
・路面電車「賑橋」電停から眼鏡橋まで徒歩5分、眼鏡橋から徒歩10分
長崎県長崎市寺町4−32
095-822-1076
拝観料 300円

≪イベント≫
媽祖行列到着式 2014年2月2日 16:50~17:20
媽祖行列出発式 2014年2月9日 14:00~14:30
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●長崎ランタンフェスティバル http://www.nagasaki-lantern.com/
2014年1月31日(金)~2月14日(金) 長崎市内各会場にて開催
期間や日程は毎年変わりますので、注意が必要です。
詳しい場所や様々なイベントの詳細については上記公式サイトをご覧下さい。

テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ」(グラフィック社刊)もうすぐ発売。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

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