らくがおで目指せ!真の美女!

大阪屈指の縁結び祈願スポットお初天神に、昨年(平成23年)お目見えしたのがコレ。

 

 

 

まさかののっぺらぼう。コワイヨー(´д`;;

 

ちなみに私がこれを社務所で受けたときには、新作記念ということで、このデザインをミニチュアにした鈴の根付けがオマケでついてきました(右上のやつね)。キャンペーン期間終了後も、この根付けは別売りでありますよ。話のタネに、おひとついかが?

 

で、こんなもん一体どうするのかという話ですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうします。

 

 

 

私は最初にこれを見たとき、正直言って吹きました。

 

ですが、ひとたび絵馬掛け所をのぞいてみれば、その願いの真剣さに圧倒されること間違いなし。決してただのイロモノではないのがわかります。

 

記入例のらくがおがあんまりにもアレだからって気にしちゃいない。これなら、かえって普段絵心がなくても安心して気軽に描けるというものです。なりたい理想の自分像を一心に描く女子のみなさんのパワフルなエネルギーがそこかしこで炸裂中!

 

 

 

 

真ん中の萌え~なやつがひときわ目立っていました。

プロのオタクを目指しているにちがいありません。がんばれ!

 

 

 

一番下の真ん中のやつも、いい味出してる!素敵。

 

 

 

「ばあちゃんになっても美人でいるぞ」この気概、大事!

 

 

 

 

裏面の願い事としては、「美人/いい女になるように」として自分の思う魅力的な女性像を文章化したもの、そして「美しくなって素敵な人と結ばれるように」という感じのものが目立ちました。

 

中でも心強いのは、「内面からにじみ出る美しさ」「年取っても魅力的でいたい」といったようなフレーズが多く見られること。「姿美人は一時の花、心美人は一生の花 心美人になれますように」というこの絵馬のキャッチコピーに込められた意味を、ここに絵馬を奉納していく女性たちは感覚的に理解しているのです。

 

そしてこれを実現すべく日々奮闘している姿勢が、これらの絵馬に書かれた絵や文章からありありと伝わってきます。そんな真の美を追求し続ける情熱に、「私もがんばろう」と元気をもらえました。

 

 

お狐様をオンリーワンに♪

赤い鳥居が迷路のように林立することで知られる京都の伏見稲荷大社は、全国に無数の神社や小祠をもつお稲荷さんの総本宮。その奥宮の絵馬は、こんな形です。

 

 

 

狐の顔になっているというだけでも充分個性的ですが、それだけでは終わりません。この狐目の線しかないスッキリしすぎな顔、なんとも何かかき立てられるものがないでしょうか!?そう、中学や高校で主に歴史などの教科書についやっちゃうアレを・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでならやり放題。

 

 

整った美形(?)から変顔まで、書いた人の個性や思いを映し出すかのような、らくがお絵馬の数々です。単に願い事を書くだけではなく、わざわざ絵にすることで神仏に伝えようとするのは、何だか言葉にならないものまで届くような気がします。こうして魂を吹き込まれた絵馬は、まさにオンリーワンです。

 

裏面の願い事の欄が小さめで一言くらいしか入らず、残りは名前を書く欄になっているというのも、(中には顔のほうに願い事を文章にして書く人もいますが)、かつては絵と奉納者の名前あるいは属性だけというのが主だった絵馬の古い姿を彷彿とさます。らくがお絵馬は、現代的な形でよみがえった絵馬のエッセンスなのかもしれません。

 

亀の背中に願いを乗せて!

前回に引き続き、東寺の新しい絵馬、もうひとつはコチラです。

 

 

 

のんびりとした表情が可愛い亀に、名前と年齢を書くところが。

 

これはかつて、亀の背中に自分の名前を書いて東寺の池に放すと健康長寿になるという信仰があったのをもとにしています。現代ではもちろん、ただでさえ亀が増えすぎて困っているわけですから、そんなことはできないので絵馬で代用するというわけです。いかにも絵馬らしい使われ方だと思います。

 

亀の背中に名前や願い事を書くというのは、実は飛鳥時代からありました。亀に文字を背負わせると、安定感があって縁起が良いということらしいのです。

 

中宮寺の国宝「天寿国繍帳」にも、亀に文字の書かれた図柄が含まれています。また、天平宝字という年号がありますが、これもめでたい文字の書かれた亀が見つかったという奇瑞に由来するとか。霊亀や神亀などといった年号があることからも、仏教神話では世界をがっしり背負って支えているという亀がいかにパワフルな存在として見られてきたかをうかがうことができます。

 

この亀の絵馬も、前回のクローバーの絵馬も、願い事を書く欄の作られ方に工夫があり、そこに自分が書くことによって祈願するときの気持ちがそれぞれ変わってくるというのが醍醐味です。クローバーでは心を見つめて本当の望みに気付き、亀では自分の名前を背負った亀に願いを託す気持ちになって、というふうに。そんな願い事のしかたの違いにも注目していくと、絵馬の楽しみはぐっと広がります。

クローバーで本音がズバリ!

京都の東寺には、最近ちょっとひねりのきいたご祈願がお目見え。

まずはこの四つ葉のクローバー絵馬をご覧ください。

 

 

 

葉の一枚一枚に、「愛情」「健康」「勝運」とあります。

そして残りの一枚は、空白。そう、ここに自分で好きな言葉を入れるんです!

 

掛かっている絵馬を少し見てみると、みなさん選ぶ言葉はさまざま。

「合格」はもちろん、「安」や「平和」などの安定と平穏を願うものがよく目につきました。

 

考えてみると、「愛情」と「健康」と「勝運」が全部そろっていたら、それ以外の願い事を一言でビシッと決めるのはなかなかに難しいんですよ、これが。それだけに、軽い気持ちで書こうとすると、この残り一枚に何を入れるべきか、かなり悩み抜くことになります。

 

すると、おのずと出てくるのは、自分の心の本音だったりするわけです。絵馬を書くのは時折、自分の心を見つめなおすきっかけにもなりますが、特にそれを意識せざるをえなくなるのがこのクローバー絵馬の凄いところ。

 

そうした挙句に、なんとなく「安」の字が多くなってくるのもうなずけます。心の平安は人類永久の課題かつ仏教の神髄、それにさりげなく気付かせてくれるとは、東寺、さすがです!

 

 

 

下駄は下駄でも・・・!?

変わった形の絵馬といえば、下駄タイプのものを割とよく見かけます。

 

 

 

左は東京都新宿区の、金運に御利益のある「一陽来復」のお守りが有名な穴八幡宮の隣にある放生寺。右は東京都屈指の山歩きと紅葉の名所、高尾山薬王院。どちらもかな~りリアルな作りです。

 

左の下駄に描かれている仙人みたいな人は、「役行者(えんのぎょうじゃ)」。右の下駄にある「神変大菩薩(じんぺんだいぼさつ)」というのも、役行者の別名。山で激しい修行をすることで神仏との感応をめざす修験道の開祖といわれています。それだけに、山野をかけめぐり、はては空も飛んでしまったりするハイパー健脚の持ち主。この役行者の下駄にあやかって、足腰の健康祈願というわけです。

 

では、こちらの下駄はどうでしょうか。

 

 

リアル下駄

 

形といい大きさといい一段とリアルなこの下駄、歯までついてて、このまま履けてしまいそう!?「気象神社」と書いてありますね。どうやら健脚祈願とは関係なさそうです。

 

お天気に下駄?そう、ここの下駄は、「明日天気になぁ~れ♪」と放り投げる、あの下駄なんです!同じ下駄でも、場所によってこんなに意味合いが違うんですね。

 

東京都杉並区、高円寺駅からすぐの氷川神社内にある気象神社は、お天気の神様を祀る日本唯一の神社。陸軍気象部の中に造られたのが始まりです。

 

鼻緒が色とりどりの下駄に混じって、お手製のてるてる坊主がいくつも吊るされている絵馬掛けは独特の雰囲気。スポーツの大事な試合などで天候に恵まれるようにといった願い事はもちろん、気象予報士の試験合格祈願や気象庁への就職祈願に訪れる人も後をたたない、知る人ぞ知るアツいご利益スポットです。珍しいお天気お守りもあり、便利なカードタイプ。晴れ女・晴れ男になりたい人にもオススメ!

 

スカイツリー根元のご当地キャラ登場!

本日は、お花見散歩中に見つけたとってもタイムリーな絵馬のご紹介です。

 

 

スカイツリーの押上・業平橋でおなじみのゆるキャラ「おしなりくん」(上)、そしておとなり吾妻橋のゆるキャラ「あづちゃん」(下)。都内有数のお花見スポット隅田公園に隣接する、言問橋(ことといばし)のたもとの「牛嶋神社」には、この2種類の絵馬でご当地キャラが勢揃いしちゃってます!

 

牛嶋神社には「撫で牛」といって、自分の体の悪いところと同じ箇所をなでると病気がなおるという牛の石像があります。お花見ついでに通りがかりの人たちが皆なでていくので、体じゅうがテカテカ状態です。こうして誰からも親しまれている撫で牛、なでて可愛がれる上に御利益もあるなんて二度嬉しいパワースポットですね。

 

お花見シーズンはそろそろ終わりですが、牛嶋神社の鎮座する向島界隈はもうすぐ新たな観光シーズンを迎えることになります。そう、今年の522日は満を持してのスカイツリー開業!

 

おしなりくんの絵馬には、「スカイツリーの抽選に当たりますように」、「早くスカイツリーに登りたい!」なんて願い事もちらほら。416日にはまた抽選も始まることだし、ここはひとつ気合いを込めてみてはいかが?

 

また、頭に吾妻橋を載せているあづちゃんの特技は「人と人との橋渡し」。縁結びの御利益も期待できそうです。もし会えたら、手を握ると良縁がいただけるとか。

 

おしなりくんは押上・業平橋の「おしなりくんの家」、あづちゃんは吾妻橋の「あづちゃん家」で、運が良ければ会うことができます。各施設のウェブサイトにはキャラのお出かけ情報などもあるので、どうしても会いたい人は要チェック。周辺のお店情報も見逃せません。スカイツリーのソラカラちゃんにも負けない存在感を発揮している二人のゆるキャラを追って、気ままな街歩きを楽しんでみるのも一興です。

 

 

おしなりくんの家

 

あづちゃん家

イケメン文殊に合格祈願!

 

 

 

 

このオールバックのイケメンは一体何者?こんな髪型でカッコつけてるからって、不良少年じゃありませんよ。実はこのお方、仏様なんです。それも知恵と学問の仏様、文殊菩薩。

 

菩薩なのに変わった髪型の文殊菩薩は、東京都目黒区の五百羅漢寺にいらっしゃいます。五百羅漢寺は、江戸時代の仏師・松雲元慶が十数年かけて彫り上げた五百羅漢像を安置するお寺です。現存するのは300体以上!すべて等身大で顔も表情もしぐさも違う羅漢さんがずらりと並ぶ圧倒的な衝撃を都内で体験できるのは超貴重。

 

その中心におわしますのが羅漢さんたちのお師匠様、ひときわ大きな釈迦如来像。その両脇を固めるのが、文殊菩薩と普賢菩薩。このお二方はさしずめ学級委員長と副委員長といったところ。教室もといお堂には、「比丘たちよ・・・」とお釈迦様の説法がテープで延々と流れます。なんだかそれだけでもう、賢くなったような気がしてしまいそう。

 

そんな仏の知恵が充満する空間で、おずおずと合格祈願。委員長、じゃなかった文殊菩薩様の絵馬を手に取ります。そしていざ願い事を記入すべく裏返すと・・・。

 

 

 

裏面にはなんとご丁寧に、志望校を書く欄まで!ていうか他にもなんか色々細かい!さすが委員長、髪型が最先端のオシャレのみならず、几帳面でいらっしゃる。なんというパーフェクトな心強いイケメンっぷり。こんな抜け目なく素敵な文殊菩薩様に応援してもらえば、重箱の隅をつつくような受験勉強もバッチリ乗り切れることでしょう!

住吉さんの猫で事業発達!

寺社のマスコット的なキャラクターをかたどった変形絵馬は、見ていて楽しいものばかり。

 

 

元祖ゆるキャラ?この裃を着てすました独特な姿の招き猫は、大阪の住吉大社境内の楠珺社(なんくんしゃ)で授与される縁起物の土人形がモデル。樹齢千年を超える楠のご神木が青々と茂るこの末社は、生き生きとしたエネルギーにあふれていて、いるだけで元気をもらえる場所です。

 

ここの土人形の招き猫は本来、毎月最初の辰の日にお参りして商売の発達を願う初辰参り(はったつまいり)に訪れたしるしとして授与されるものでした。偶数月には右手、奇数月には左手を上げている招き猫をいただくのがならわし。そうして48体集めると、四十八辰(しじゅうはったつ)→始終発達ということで大変縁起がよく、スペシャル版とでもいうべき大きな招き猫一体と交換してもらえます。こんなところでも、駄ジャレ縁起かつぎが大活躍ですね。

 

こんなに何度も通って、レア開運グッズと交換するためにせっせと招き猫を集めてしまうほどの熱い信仰が息づく楠珺社ですから、絵馬にも気合が入るはず。絵馬も招き猫もたくさん奉納されていて、ここで商売繁盛を願う人々の生命力をいっそう盛り上げています。そんなポジティブな願いのうずの中で一緒に祈願すれば、やる気がわいて商売も仕事の業績もぐんぐん発達していけそう!

 

お花見でもパワーチャージを!

前回の人型絵馬で、五角形や円形だけではなく、最近の絵馬には驚くほど色々な形があるのをおわかりいただけたかと思います。あの絵馬を買って以来、私はしばらく変わった形の絵馬ばかり買い求めていました。

 

そういうわけで、これからしばらく色々な変形絵馬をお見せしていきます。ちょうど桜のシーズンなので、今回は絵馬も花ざかりでお送りしております^^

 

(右は裏面)

 

千葉県野田市の桜木神社は、創建された平安時代から大切に守られてきた桜の名所。毎年417日は例大祭で、本殿の扉が年に一度だけ開扉され、その真下を誰でも参拝することができます。この時期には境内の遅咲きの桜が満開になるので、今年のお花見の機会を逸してしまった人はぜひ。桜柄のおしゃれなお守りも豊富です。

 

(右は裏面)

 

こちら東京都の浅草富士浅間神社の絵馬も桜の形。桜の花のように美しいとされる富士山の女神、木花咲耶比売命(コノハナサクヤヒメノミコト)を祀っています。ご神木も、もちろん桜。小さいながらも小高い丘になっている境内は、桜が満開になればいっそう江戸のミニチュア富士山らしい存在感です。五月と六月の最終土日には植木市でにぎわい、水回りを守るという縁起物の麦藁蛇がこの日と正月三が日の限定で授与されます。

 

 

ついでに、もうシーズンは終わってしまったけれど、梅の花の形をした絵馬も。左は茨城県の水戸東照宮境内にある天満宮のもの。天神様、菅原道真といえば子供の頃から梅が大好き。「東風(こち)吹かば~」も有名ですが、右の亀戸天神の絵馬には、5歳で初めて詠んだ和歌「美しや 紅の色なる梅の花 あこの顔にもつけたくぞある」が書かれています。「あこ」というのは菅原道真の幼名「阿古」のこと。一人称を自分の名前にしちゃうなんて、天才神童にもカワイイところがあったんですね。

 

お花見を楽しみながら花に願いを託すのは、古来から季節のものを大切に取り入れ、自然のもつ力を敬ってきた日本人の心を思い出させてくれます。手軽に雅な気分を味わうには最適。絵馬掛け所が花の形でいっぱいになるのも、花が倍に増えたようでなんだか嬉しくなってきます。花の絵馬で、幸せも倍増すること間違いなし!

 

陰陽道パワーで強力縁結び!

 

 

 

これ、何だと思います?まあもちろん絵馬には違いないわけですが。無理もないと思います。私もはじめは目を疑ったくらいですから。私が初めて絵馬を買って持ち帰ったのが、この絵馬でした。こんな形の絵馬があるなんて!という衝撃から思わずコレクター魂に火がついてしまったようです。

 

このヘンテコな形は、陰陽道(おんみょうどう)という日本古来の呪術で使う人型(ひとがた)です。神社でおはらいをするときにも、こんなような形の紙切れを体になでつけたり、息を吹きかけてやったりします。これは自分自身のケガレを紙の人型に移して、身代わりになってもらうということ。

 

この絵馬を出しているのは、京都の赤山禅院(せきざんぜんいん)というお寺。ここはお寺とはいうものの、陰陽道の神様「泰山府君(たいざんふくん)」を祀っていたり、いたるところに鳥居や石仏があったりする、ちょっと不思議な場所です。「泰山府君」は、中国から取り入れられた冥界の神。人間の寿命や運命を司るとされています。

 

そんな場の雰囲気に添うがごとく、絵馬も呪術テイストたっぷり。こんな絵馬に何を願ったらいいのかって?まあまあ、裏面をごらんください。

 

 

 

「男星名」、「女星名」とありますね。これは、自分の名前と好きな人の名前を書くということ。そう、縁結び専用なんです。星になぞらえているのがまた一段と神秘的な気分を盛り上げます。生年月日を書くというのも、まるで星占い。そして絵馬の表側には、日月と北斗七星が。一人の人間の存在と、広大な天のどこかにある小さな星のひとつを結びつけているわけです。そう考えるとロマンチックですね。

 

おしどりの絵と、紅白に塗り分けられたデザイン、そして絡み合う紅白の紐は男女の和合を象徴。これを境内の相生社(あいおいしゃ)という祠に奉納しに行きます。相生社には夫婦鳥居という二重になった鳥居があり、男女で手をつないでくぐれば二人は結ばれると伝えられています。カップルなら、その絆はますます強固になるでしょう。

 

赤山禅院には、もうひとつ珍しい絵馬があります。

 

 

梵字だけで構成された絵馬ならぬ「字馬」は、ここだけだそうです。これも見るからに複雑な呪術を思わせるのがこの場所ならではで、伝奇漫画のバトルシーンのような「効きそう」感がバリバリ漂っています。どこを見渡しても何か不思議な力が働いていそうな赤山禅院、ぜひ一度その空気を肌で感じてみて。

 

 

かわいいローカル線で開運駅へ!

そろそろ桜の季節になってまいりました。というわけで今回は、花ざかりの春を満喫できる絵馬スポットをご紹介します。それは、コチラ。

 

 

なぜに電車かといいますと、この菜の花カラーとムーミン柄を眺めているだけでも幸せ感に浸れる千葉県のローカル線「いすみ鉄道」には、絵馬を奉納できる開運駅があるんです。

 

まずは「デンタルサポート大多喜(おおたき)」駅(以下、大多喜駅と表記)で、絵馬を購入(1800円)。

 

 

いすみ鉄道とおそろいの菜の花カラーが可愛いだるまの「開運招福」(写真左)、やはり黄色をベースに大多喜藩の初代藩主・本多忠勝公の勇姿をあしらった「合格祈願」の2種類あります。

 

本多忠勝は、生涯57戦に出陣して一度も傷を受けることなく無敗だったという強運の武将です。大多喜駅を降りれば、そこは本多忠勝公の築いた城下町。房総の小江戸ともいわれる歩きで充分回れるほどの小さな町には、あちこちに江戸情緒あふれる建物が残されています。中には、資料館や甲冑屋さん(!?)などの楽しい施設も。じっくり散策して、強運を分けてもらうべし。

 

大多喜駅と通販のみの限定発売で、こんな開運きっぷも。

 

 

切符にデザインされている写真は、大多喜駅のホームにある本多忠勝公の発砲スチロール像。テレビ東京「チャンピオンズ」で発砲スチロール王の座に輝いた大川順平氏の作品なので、ますます勝運にあやかれそうです。願い事を念じながら回すと叶うという古銭の形のハンドルつき。

 

さて、次は絵馬の奉納場所、開運駅「東総元(ひがしふさもと)」に向かいます。絵馬にプラス200円で、絵馬奉納用切符つきにすることもできます。

 

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無人の東総元駅を降りると、そこには普段まず目にすることのない幻想的な風景が広がります。私が訪れたときには、ちょうど梅が満開でした。森と川と草原、黄金のすすき野原、足下には小さな野の花々。聞こえるのは川のせせらぎとうぐいすの鳴き声だけ。そこにいるだけで、日常の喧噪を忘れて心が洗われていきます。時折、風に揺れてカラカラと音をたてるのは絵馬掛け所の絵馬たち。この場所で気持ちをリセットして絵馬を奉納すれば、明日への活力がチャージされること間違いなし。自然との一体感を味わえる、本物のパワースポットです。

 

 

 

東総元駅では、次の電車までの待ち時間が一時間ほどあるので、お弁当持参で美しい景色を堪能しながら食べるというのもオススメ。桜の季節になると、沿線は一面の菜の花におおわれます。菜の花畑と桜のシャワーの中を駆け抜けるいすみ鉄道にのんびり揺られて開運駅へ。車窓の風景に時々こっそりまぎれたムーミンたちの人形を探してみるのも楽しいですよ。始発の大原駅には通常の1日フリー切符もあります。東京から約2時間、極上の癒しを体験しにゼヒお出かけを!

 

ザクロをあげれば家庭円満!

雑司ヶ谷鬼子母神は、本堂に奉納する絵馬にも趣があります。関東特有の古式な黒枠に、手作りの版画がなつかしい雰囲気。

 

 

 

安産・子育ての神様として知られる鬼子母神は、もともとは人間の子供をさらって食べる鬼神でした。これをやめさせようと、お釈迦様は1000人いた鬼子母神の子供のうち一人を隠したのです。子供を失う悲しみを知った鬼子母神は改心して善い神様になり、皆の子供を守ってくれる存在になりました。ですが、時には「好物」の味を思い出してしまうようです。いけないいけない、何か近い別のもので紛らわせなくては。それがこの絵馬に描かれた、ざくろ。仏教説話の中では、人間の肉の味がするとされています。つまりここでの絵馬は、お供えものと同じということ。悩める女性はぜひ鬼子母神に大好きなザクロをあげて、子供や家庭のために力を貸してもらいましょう。

 

たしかによくよく見るとグロテスクなざくろは、なんだか血のしたたる生肉っぽいような気もしてくるから不思議です。そんなわけもあってか、またザクロそのものには一つの実の中にたくさん種ができることから、世界各地で多産と豊穣の象徴とされています。雑司ヶ谷鬼子母神の本堂の格子には、このレトロなザクロの絵馬がたわわに掛かっていて、どこか昭和のお母さんを思わせるやさしげな雰囲気。母性豊かな鬼子母神が、それだけ多くの女性や子供を見守ってくれているのを感じさせてくれます。

 

ところで、雑司ヶ谷鬼子母神境内の武芳稲荷にも、手作りの絵馬が用意されています。

 

 

 

ここのお稲荷さんの鳥居は、ご神木の大銀杏を囲むように何本もめぐらされています。まるでその一角だけ異空間のよう。秋には大銀杏から降り注ぐ一面の黄金色に鳥居の赤が映える幻想的な景色が広がります。境内の駄菓子屋さん「上川口屋」もオススメ。今なお戦前そのままのたたずまいで、創業はなんと1718年。絵馬を小脇にかかえて気軽なタイムスリップを楽しんでほしい場所です。都会の中の非日常的な空間でリフレッシュすれば、願いも叶いやすくなるかもしれません。

 

 

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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ(グラフィック社刊)」発売中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

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