【再録】ミステリアスな縁結び&開運祈願 赤山禅院

お寺と神社の違いって、考えてみたことありますか?普通、神社なら鳥居があります。お寺にはありません。だけど、そんなの関係ないのが赤山禅院(せきざんぜんいん)というお寺。立派な鳥居があるかと思えば、巨大な数珠(じゅず)でできた門があったり。

2012年8月22日掲載分01

明治時代に入る前は、お寺と神社の区別はもっとゆるやかで、ごちゃまぜ状態でした。そんな頃のお寺の形を色濃く残している、珍しい場所です。色々な神様や仏様を祀る堂社が所狭しと建ち並び、ちょうちんなど飾りもにぎやか。「千と千尋の神隠し」さながらの世界に好奇心が刺激され、思わず童心に帰りそう。

中でも主役の赤山大明神(せきざんだいみょうじん)は、中国からやってきた神様。陰陽道(おんみょうどう)という平安時代の呪術で崇拝され、人間の生死を司ると言われています。一般にはなじみが薄いだけに、なんとも神秘的です。

なぜそういう神様が祀られているのかといえば、平安京は様々な呪術を駆使して設計された都だったから。そうした力で都を守るために赤山禅院は建てられたのです。

2012年8月22日掲載分02

拝殿の屋根の上には、よくみると御幣(ごへい)を持った猿の像が。これも都を守る呪術の一環。どこを見回しても不思議な力に満ちた境内は、強力に願いを叶えてくれるとっておきの開運スポット!

ですから、ここでの縁結び祈願はとってもミステリアス。下の写真の「おしどり絵馬」からして、一目で他とは違うのがわかります。

2012年8月22日掲載分03

この形は、神社のおはらいでも使う人型。自分や相手の身代わりになります。描かれているのは、夫婦仲の良い鳥「おしどり」、そして太陽と月と北斗七星。裏面の、自分と好きな人の名前・生年月日を書く欄も「男星名・女星名」と星になぞらえられロマンチック。中国の呪術の影響を受けた陰陽道では、星の動きと人間の運命を結びつけて考えるからです。

星に願いをかけつつ書き終えたら、境内の「相生社(あいおいしゃ)」に納めに行きます。
2012年8月22日掲載分04
このお社の前には、二つの鳥居が重なっている「夫婦鳥居」が。カップルは必ず手をつないで通ってください。将来結ばれるそうですよ!

もうひとつ、忘れちゃいけないのは福禄寿のお堂にお詣りすること。七福神としてなじみ深いので、てっきり日本の神様かと思われがちですが、この方も中国の出身です。実は南極星の化身というのがこれまた神秘的。赤山大明神の別な姿とも言われています。笑顔がかわいい「福禄寿神お姿みくじ」で幸運をゲットして!

2012年8月22日掲載分05

赤山禅院では、毎年9月頃の中秋の名月に「へちま加持」が行われます。

2012年8月22日掲載分06

千日回峰行という凄まじい苦行をやり抜いた偉いお坊様が、へちまを使って病気除けを祈ってくれます。その迫力を体感し、元気を分けてもらって。当日は「へちま汁」も振る舞われます。さっぱりとした味わいに残暑の疲れも癒され、健康まちがいなし。この時期には、京都の各所で観月会(かんげつえ)というステキなお月見が催されるので、そちらも要チェック!

また、赤山禅院は紅葉の名所としても知られています。修学院離宮のすぐ隣なので、晩秋の頃に合わせて訪れてみるのもオススメです。

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●赤山禅院(せきざんぜんいん) http://www.sekizanzenin.com/

≪アクセス≫
・地下鉄烏丸線 松ヶ崎駅下車、タクシー7分
・叡山電車 修学院駅下車 徒歩20分またはタクシー5分
・市バス 5、31、65系統 修学院離宮道 下車
     北8系統 修学院道 下車 徒歩15分

京都市左京区修学院開根坊町18
075-701-5181
境内自由9:00~16:30

≪イベント≫
へちま加持
毎年、中秋の名月の日(2012年は9月30日の日曜日)
この日は臨時ピストン送迎車が運行されます。
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テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

【再録】恋もキャリアも子育ても!女子の味方 いちひめ神社

知る人ぞ知る女性のためのパワースポットが、京都駅から少し離れた住宅街の一角にあります。赤い色も鮮やかな門に出くわせば、その秘めたる力強さと周囲の静かな生活感とのコントラストに驚かされるはず。

2012年8月8日掲載分01

ここ市比賣(いちひめ)神社は、5柱もの女神様を一度に祀る、女の聖地。若者からご老齢の方まで、参拝者のほとんどが女性ばかり!それだけ幅広い願いをカバーしているというわけ。縁結びに結婚はもちろん、安産そして子育てと、古くから変わらない女の幸せを全部まとめて守ってくれるたのもしい神様たちです。

というのも、いちひめ神社は皇室の女性たちにゆかりの深い神社。
御朱印にも、菊の御紋がまぶしいっ!

2012年8月8日掲載分02

かつては皇族の方々に子供が産まれると、「天之真名井(あめのまない)」という井戸の水を産湯に使うのがならわしでした。これが、境内に今もあるんです!

2012年8月8日掲載分03

上の写真が、その「天之真名井(あめのまない)」。ここから湧き出るご神水は、飲んだりペットボトルに持ち帰ったりすることもできます。京の名水として茶会などにも用いられる、美味しい水です。味わってみればお姫様気分!?

井戸の上にひしめいているのは、姫だるまの中におみくじの入った「姫みくじ」。

2012年8月8日掲載分04

姫だるまは良縁や安産のお守りになります。一説には、日本神話の戦うプリンセス「神功皇后(じんぐうこうごう)」が身ごもった姿を表しているとも。おみくじを読んだあとは、持ち帰っても奉納してもOK。

また、絵馬を掛けてからご神水を飲んで手を合わせ祈れば、ひとつの願い事が叶うとか。

2012年8月8日掲載分05

絵馬はピンク・赤・青の三色。願い事の雰囲気に合わせて選ぶのもよし。日々がんばる女子の尽きない願いを、何でも優しく受け止めてくれますよ!

2012年8月8日掲載分06

使用済みのカードを納めて感謝を捧げる「カード塚」も見逃せません。クレジットでもプリペイドでも何でもありです。今や物の売り買いに欠かせない色々なカード。いちひめ神社は、平安京遷都と同時期に、都の市場の繁栄を願って建てられました。当時のIDカードに当たる「鑑札(かんさつ)」を発行していたのもこの場所。

ですからお祀りされている女神様たちの中には、市場を守る神様がいらっしゃいます。ということは、金運・仕事運UPも大得意!現代の働く女子もしっかりサポートしてくれる、まさに至れり尽くせりのご利益ぶりです。

いちひめ神社では、毎年9月9日に「重陽の節句(ちょうようのせっく)」をお祝いしています。菊の花を愛でつつ不老長寿を祈る、風雅な宮中行事です。この日、菊の香りを移しておいた綿を顔に当てれば、若さと美しさが保たれると言われています。これにちなむお守りも当日限定で授与。京のお姫様たちに仲間入りしたつもりで、女性ならではの幸せを願ってみては。

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●市比賣(いちひめ)神社 http://www.ichihime.net/

≪アクセス≫
・京阪五条駅 徒歩5分 市バス河原町五条正面  3分
・地下鉄 烏丸線「五条」より徒歩10分
・JR京都駅 バス10分 205・特17、徒歩15分

京都市下京区河原町五条下ル一筋目西入ル
075-361-2775
境内自由9:00~16:30

≪イベント≫
重陽祭(ちょうようさい)
毎年9月9日(2012年は日曜日)
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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ(グラフィック社刊)」発売中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

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