【再録】源平合戦に狸合戦!?濃厚プチお遍路体験 屋島寺・その1

屋島ときいて、最初に思い浮かべるものは?やはり学校の教科書にも出てくる源平合戦「屋島の戦い」でしょうか。そこにお寺があるというのは、意外と知られていないのでは。それも、四国八十八ヶ所の第八十四番。お遍路さんが必ず訪れる巡礼の地でありながら、楽しい観光スポットでもあるという希有な場所です。

2012年9月19日掲載分01
上の写真は、第八十五番の八栗寺の展望台からみた屋島。テーブル状に海に突き出た台地です。その名の通り、かつては島でした。時折こんな景色に出会えるのも四国八十八ヶ所めぐりの醍醐味だったりします。

さて、本気のお遍路はやっぱりなかなか敷居が高いですが、それでも気になるという向きに朗報。歴史好きな人も神社仏閣が好きな人も、ハイキング気分でお遍路の雰囲気をプチ体験してみては!?駅から歩いていけば、屋島寺をめざして登るお遍路道に合流することができます。お遍路道の中でも特に歩きやすい場所なので、ぜひチャレンジを。

2012年9月19日掲載分02

石畳の山道で、昔の旅人になったような気持ちに。進むたび苔むした石仏に出会いつつ、白装束に杖のお遍路さんと行き会います。

道中には、弘法大師様の伝説が残る場所も。

2012年9月19日掲載分03
上の写真は「加持水」。石仏の下に、水がわいています。お大師様の祈りのおかげで、ここの水はどんなにひどい干ばつでも枯れることがないそうですよ。

2012年9月19日掲載分04
上のお大師様の石仏は「食わずの梨」という霊跡。旅のお大師様が梨をゆずってほしいというのに、けちなおじいさんが「この梨は硬くて食べられない」と嘘をついて渋ったところ、以来そこの梨は本当に硬くて食べられなくなってしまったとか。

2012年9月19日掲載分05
もうひとがんばり登って、山門まで来ればホッと一息。達成感に悩みも吹き飛ぶ!?

こうして気軽にお大師様の足跡をたどり、そこに積み上げられてきたお遍路さんたちの祈りに触れることができます。ここを歩くだけでも日常を離れて濃密な風情を味わえる超オススメルート。ちなみにここだけの話、急な上り坂が続くのはつらいよ~っという人は屋島山上までバスで行ったあと帰り道を歩いて下ってもオッケーです。

2012年9月19日掲載分06

屋島寺の本堂は、鎌倉時代の様式を伝える重文建築。年代は少し下るようですが、色鮮やかで雅な形からは源平の頃の雰囲気を感じられます。白装束のお遍路さんたちも次々とやってきて、真剣にお経を上げていく姿がまぶしいです。

そして、お遍路さんといえば御朱印。追々改めて特集しますが、御朱印は巡礼の証として広まったもの。ですから、四国八十八ヶ所のお寺でいただくのは原点回帰といえます。
2012年9月19日掲載分07

ここでは、せっかくだからお遍路さんにならって境内の大師堂(下の写真)にもお詣りしてからいただければベター。八十八ヶ所専用の御朱印帳だともっと良いですね。いっそこのままお遍路を始めたくなってしまうかも!?
2012年9月19日掲載分08

これから涼しくなってくれば、歩くのも楽しくなります。春と秋はお遍路さんの季節。たとえ一ヶ所ずつでも、必ずしも歩きにこだわらなくても、普段と違う形の旅に触れてみれば、新しい出会いと発見が待っています。

2012年9月19日掲載分09

ところで、今更ですが本当いうと屋島寺で一番目立っているのがこれかもしれません。本堂のすぐ右に、巨大な夫婦狸!?かわいい子狸も一緒。実はここ、四国の狸の中でも最強、日本三名狸にも数えられる「太三郎狸」がすみついているというのです。ジブリの映画「平成狸合戦ぽんぽこ」にも登場し、数々の武勇伝を誇る太三郎狸。屋島にお大師様がやってきたとき、蓑(みの)をかぶった老人に化けて道案内したことから「蓑山大明神」として親しまれています。

そんな興味深いエピソードなどもまだまだ盛りだくさんの屋島寺、次回は楽しいご利益にご当地グルメと、すみずみまで満喫するコツをお伝えしていきます!

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●屋島寺 http://www.yashima-kanko.net/

≪アクセス≫
JR屋島駅/琴電屋島駅から徒歩1時間程度、または山上シャトルバス
バス時刻表http://www.kotoden.co.jp/publichtm/bus/rosen/yashima/t-yashima20101218.html

香川県高松市屋島東町1808
087-841-9418
境内自由7:00~17:00

≪イベント≫
「現代源平屋島合戦絵巻」
2012年11月4日(日) 屋島東町周辺にて開催
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テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

【再録】悪縁を切って幸せモテ女! 安井金比羅宮

近頃悪いことばっかりだけど、そんなの全部なくして幸せになりたいっ!…なんて願いをバッチリ受け止めてくれるのが、祇園から歩いて行ける縁切り神社、安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)です。

2012年9月5日掲載分01

ここは今年の大河ドラマ「平清盛」にも登場した崇徳上皇を祀る、ゆかりの地。彼は讃岐の金刀比羅宮(ことひらぐう)で俗世を離れ修行したことから、悪いものを遠ざけてくれる神様として親しまれています。しんどい時こそ、この力を借りてみませんか。

まずはこのおみくじを。
2012年9月5日掲載分02
崇徳上皇の和歌とともに、あなたの悪縁度がズバリわかっちゃいます。ちょっぴりコワイけれど、ここは厄落としと思ってレッツトライ!この際だから勇気を出して自分の周りを振り返れば、色々な課題も見えてくるはず。

問題がハッキリしてきたら、いよいよ願かけです。

2012年9月5日掲載分03

上のおふだの左側に切りたい縁を、右側には結びたい縁を書きます。祈りを込めて気持ちが整ったら、「縁切り・縁結びの碑(いし)」へ(下の写真)。

2012年9月5日掲載分04

おふだまみれでびっくりしますが、これも強力さの証拠。ここでまた勇気を振り絞り、真ん中の狭い穴をくぐります。必ず、表側からです。本っ当に狭いので、荷物などが引っかからないよう注意してください。おふだを握りしめ、ひと思いに穴の中へと突き進んでしまいましょう。少しばかり窮屈なだけに、くぐり切った瞬間、生まれ変わるようなすがすがしさを感じることができます。これで悪縁とはスッキリおさらば!

続いて、裏側からもくぐれば、良縁を結ぶことに。最後は、おふだをこの碑(いし)に貼り付けて完了。普段なかなか味わえない感覚なので、リフレッシュ効果は抜群です。これをきっかけに運気も良いサイクルに入り、幸せにつながる縁が少しずつ動き出しますよ!



願かけを終えて一息ついたら、手始めにアート鑑賞でハッピーになってみては。安井金比羅宮には、息をのむほど美しい近現代のガラスアートを展示する「ガラスの部屋」、それに「金比羅絵馬館」という2つのギャラリーがあります。

絵馬館は、奉納された絵馬を掲げておくための絵馬堂という建物を改築したもの。日本美術の粋をこらした古くて大きな絵馬から、著名人や漫画家がイラストを直筆した絵馬まで、まさに絵馬づくし。単に絵画の一種として鑑賞しても、かなりの見応えです。その中でも、女子のみなさんに必ず見てほしいのが、明治時代のこんな絵馬。

2012年9月5日掲載分05

* 注:上の画像は筆者がアレンジを加えたイメージイラストです。実物とはだいぶ異なります。

ひとりの美しい女性に、男性が列をなして群がっているという衝撃的な光景を描いています。しかも彼女は54歳。願文によれば、モテすぎて困っているから男を断ちたいのだそうです。ただし三年の間だけ、とも書かれているのがまた興味をそそりますね。この謎の熟女に、あなたは何を思う?!女子力アップの参考にも、ぜひその目で確かめてください!

授与所で入手できる絵馬にも面白いものが。

2012年9月5日掲載分06

一見渋い絵柄ですが、これは何?人が船に乗って、藻を刈っています。実は「もをかる」→「もうかる」でお金が儲かるという縁起の良い駄ジャレ。この絵の中には、他にもいくつか駄ジャレが仕込まれています。そんな絵解きの妙が気になった人は、答えを探しに迷わず絵馬館へ!

毎年9月の第四月曜日(今年は24日)は、安井金比羅宮の「櫛まつり」です。
櫛(くし)に感謝を捧げたあと、祇園の街に映える華やかな時代行列が練り歩きます。行列の女性の日本髪は、今時なんと全て地髪。本物ならではの艶やかさにドキドキ!

2012年9月5日掲載分07

上は「櫛まつり」にちなんだ絵馬。髪もお肌も美しくなれそう。
どこまでも絵馬と祈りの魅力が満載の神社です。

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●安井金比羅宮 http://www.yasui-konpiragu.or.jp/

≪アクセス≫
・市バス「東山安井」下車スグ
・京阪本線「四条」駅/阪急京都線「河原町」駅から徒歩20分

京都市東山区東大路松原上ル下弁天町70
075-561-5127
境内自由
「金比羅絵馬館」と「ガラスの部屋」は10:00~16:00月曜定休、入館料500円(共通)

≪イベント≫
櫛まつり
毎年9月第四月曜日(2012年は9月29日)
櫛供養式典:午後1時開始
時代風俗行列:午後2時15分境内出発
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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ(グラフィック社刊)」発売中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

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