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【再録】左遷だって「うそ」にしたい!?天神様の愉快な一夜・後編 太宰府天満宮・その3

2013年11月20日掲載分01

夜もにぎわう1月7日の太宰府天満宮。それは何しろ年に一度の「うそかえ」と「鬼すべ」の晩だから。

オープニングイベント(?)の「金うそみくじ」(前回参照)が終わるか終わらないかのうちに、巨大うそを囲んで「うそかえ」が始まりました。

2013年11月20日掲載分02

太鼓に合わせて、わらべうたのような節回しで「かえましょ♪かえましょ♪」とみんなで声をそろえて囃しながら(これがやたらと耳に残るんだな)、もみくちゃになりつつ、行き会う人と手当たり次第に専用「うそ」を交換し合います。プレゼント交換みたいでワクワクするし、和気あいあいとした雰囲気が心地良いです。この気持ちは参加しないと絶対に味わえないっ!

ストップの合図がかかると、当選発表。専用うその底面には、抽選番号として「数字か漢字」が書いてあります。ここで当たりの番号がついたうそを持っていた人は、なんと純金製の「金うそ」がもらえるのです。そりゃ、誰だってほしいよね。にわかに緊張が走ります。とはいえ、すぐに当たりがわかったら面白くない。ただの番号発表ではなく、巧みなスピーチで少しずつ当たりが明かされていくという粋なはからいです。

たとえば、スピーチの途中で「~そして今年、2013年は・・・」なんて言い出したら、番号が「2013」や「13」あたりの人はまずドキッとします。司会のほうも面白がって、わざわざそこに抑揚つけて強調してみたりするもんだから、余計に。「えっ?もしや?」とか思ってる間に、さらに話が続くと「あ~ぁ、違ったのか~」なんて近くの人たちと一緒になって一喜一憂するのがまた楽しいナイスじらしプレイ。

「~古事記1300周年の記念すべき年にあたり・・・」今度は「1300」とか「古」あたりの回ってきている人がドキッとしていることでしょう。自分のと関係なくても、「そろそろこのあたりで来るかな?」なんていちいち勘ぐってみたりしつつ、あれ、違った~!超ウケルwてな具合です。

2013年11月20日掲載分03

ちなみに、最終ゲームで私に回ってきた抽選番号は、「宮」。「~さらに伊勢神宮では20年に一度の式年遷宮が行われます・・・」お、「20」が来るか?それともこれは「宮」!?ひょっとしたらひょっとしちゃうの??「~ですから、ますます神社を大切にしていかなければなりません・・・」キター!!ドキドキMAXです。もしや、よもやまさか、「宮」が来るのか!?来てしまうのかっ!?

「~この国の素晴らしい文化と伝統を重んじ、和の心を育んでいきたいものですね・・・」あ、全然違うとこ行ったわ。でも、だからといってがっかりするよりは、何だか笑っちゃう。周りのみんなも、大体そんな感じなのか終始笑ってます。中にはその場で新しい友達ができる人だっているくらいの和みっぷりです。「~そして、世の中をますます平和にしていかなければなりません。と、いうわけでっ!(最大限に強調)」・・・来ました。ついに。「今年最後の当たりは「和」です!「和」の人いませんか~?」

そして名乗りを上げた当たりの人は、壇上に上げられて「はい、お名前は~?」「どこから来ましたか?」などなどインタビューされまくり。答えるほうも嬉し恥ずかし照れまくり、見てるこっちも何だか一緒に嬉しくなってきます。たとえ「金うそ」が当たらなくても最初から最後まで楽しい、笑顔が絶えないとても幸せな時間、それが太宰府天満宮の「うそかえ」です。過去のつらいことだって、このときばかりは「うそ」に変わって吹っ飛んじゃうはず。

実は普通の「うそ」の頭にどれも金色の紙が貼ってあるのは、「金うそ」と同等の力を持っているという意味合いなんだそうですよ。そして、誰かと交換すればするほど開運パワーが強力になっていくといわれる「うそ」。幸せは分け合うほどに大きくなるって、この「うそかえ」に参加すれば必ず実感できるはずです。 

さて、今回はだいぶ文字が多くなってしまいましたので、ここからは写真でお楽しみください。「うそかえ」が終わると、場所を移して「鬼すべ」が始まります。

2013年11月20日掲載分04

「鬼すべ」というのは、一言でいえば古い形の節分です。法被(ハッピ)の色で4つのチームに分かれています。黄色は「鬼係」、鬼の役割。緑は鬼役の人たちの安全を守る「鬼警護」。青は「松明(たいまつ)」。赤は「すべ手」といって、鬼を煙でいぶして追い出す役です。全員、頭に触角のような縄をつけた姿が独特。

おんじゃ!おんじゃ!おんじゃ!おんじゃ!という独特のかけ声を上げながら、体育会よろしく整列して走って入場してきます。これも一度聞くと耳から離れなくなります。

2013年11月20日掲載分05
「鬼係」たちがこもった鬼すべ堂の前にわらを積み上げ、「すべ手」が待機。



2013年11月20日掲載分06
「松明」がやってきました。


2013年11月20日掲載分07
松明を運びながら走り回り、火の粉が飛び散ります。


2013年11月20日掲載分08
松明が出そろってきました。


2013年11月20日掲載分09
いよいよ、わらの山に点火!クライマックスがやってきました。


2013年11月20日掲載分10
すかさず「すべ手」が巨大なうちわであおいで、鬼すべ堂に煙を送ります。


2013年11月20日掲載分11
ほどなくして、「鬼警護」が鬼すべ堂の壁を壊しはじめます。


2013年11月20日掲載分12
だいぶ壁が壊れてきました。この中では、ちょうど鬼が堂内をめぐりながら神職に豆をぶつけられているところです。


2013年11月20日掲載分13
鬼がいぶされて走り回る様子が見えてきました。


2013年11月20日掲載分14
狭い堂内を、松明を持ったまま走る様子は手に汗をにぎります。


2013年11月20日掲載分15
手足を48ヶ所縛られた鬼が外に追い出されてきました。


2013年11月20日掲載分16
鬼が外を走り回り、フィナーレに向かいます。

これで、この先一年間の厄が無事払われました。最後に全員並んで、
おんじゃー!おんじゃー!(バンザーイ!の節で)
の威勢のいいかけ声で締めくくられます。ちなみに「おんじゃ」は「鬼じゃ」の意らしいです。

ここまで終わると、軽く夜10時を過ぎています。
2013年11月20日掲載分17
こんな時間でも、帰る前にもう一度天神様にごあいさつする人が絶えません。

みんなで楽しく笑い合いながら悪いことをウソにトリかえて、さらに大迫力の炎で鬼を追い出す興奮の一夜。これだけ濃密な厄払いで新しい年を迎えれば、この先は開運大充実まちがいなしです!

-------------------------------------------------------------
●太宰府天満宮 http://www.dazaifutenmangu.or.jp/

≪アクセス≫
・西鉄 「太宰府」駅より徒歩5分
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4-7-1
092-922-8225

参拝時間 開門 春分の日より秋分の日の前日まで6:00、それ以外の日6:30
     閉門 6月1日より8月31日まで20:00、9月1日より5月31日まで19:00
社務時間 8:45頃~17:00頃 
大晦日から正月三ヶ日は24時間

≪イベント≫
うそかえ・鬼すべ 毎年1月7日
「うそかえ」は19時頃より開始、その終了後に「鬼すべ」。

曲水の宴 3月第1日曜日
庭の小川に杯を流しながら歌を詠むという平安時代の雅な宴を再現。境内の梅も見頃となる。

受験合格祈願大祭 毎年10月18日(10月1日~31日:大祭期間)
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テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

【再録】左遷だって「うそ」にしたい!?天神様の愉快な一夜・前編 太宰府天満宮・その2

毎年1月7日は、太宰府天満宮が一年で最も活気付く日。夜には「うそかえ」と「鬼すべ」という2つのお祭りが連続して行われるからです。

2013年11月06日掲載分01

夕方以降も、この日はずっと開いています。


2013年11月06日掲載分02

「鬼すべ」を準備中の、鬼係の人たちが通っていきます。

2013年11月06日掲載分03

本日の主役その1。鬼です。頭につけた縄が触角みたいでユーモラス。



2013年11月06日掲載分04
境内にある、「鷽(うそ)」という鳥の像。この鳥が、本日の主役その2です。梅の木にやってくる美しい鳥で、天神様のお使いとされています。かつて道真公が神事を行おうとしたとき蜂の大群が襲ってきましたが、そこに鷽の大群が現れ、蜂を食べつくして救ってくれたとか。

2013年11月06日掲載分05
中におみくじの入った「うそみくじ」。目つき悪いのがニクカワイイ。こちらは授与所でいつでも受けることができます。はい、だんだんゆるキャラ化してまいりました。

2013年11月06日掲載分06
「うそかえ」会場では、巨大な木うそがスタンバイ。ますますゆるキャラ的ですが、それよりはるか前から受け継がれたグッドデザイン、地域の伝統でございます。

2013年11月06日掲載分07
「うそかえ」に参加するには、上写真のようなこの日だけの専用の「うそ」を指定の場所で受けておくのが条件。周辺のお土産屋さんに売っている「うそ」と見た目があまり変わらないので、絶対に間違えないよう注意が必要です。専用の「うそ」は底面に抽選番号がついています。これ重要。なくなる前に急いでゲットすべし!

アフロヘアみたいに見えるのは(っていうか羽なんですが)、木を薄く削ってカールさせる「削りかけ」という技術で作られたものです。素朴にして繊細な、民芸の美が詰まってます。「うそ」は去年あった嫌なことを、新しい年に向けて全部ウソに「鳥(取り)」かえてくれる開運アイテム。


「うそかえ」開始は夜7時頃なので、その前に腹ごしらえです。九州ラーメンもいいですが、太宰府に来たら必ず食べておきたいのがコレ。
2013年11月06日掲載分08
梅ヶ枝餅です。参道のいたるところで焼いています。左遷されてヘコんでいる道真公に、地元のおばあちゃんがこれをあげて励ましたのが由来だそうです。愛されてますね、道真公。
2013年11月06日掲載分09
以来、天神様の大好物となった梅ヶ枝餅。食べると厄除けになるパワーフードです。食べ歩きも良し、お抹茶と一緒にほっこりも良し。焼きたてアツアツが一番!

ついでにもう1つ、名物スイーツを。

2013年11月06日掲載分10

この「梅園」というお店で売っている、「うその餅」。

2013年11月06日掲載分11


箱を開けると・・・







2013年11月06日掲載分12

お菓子の中に、超ミニミニうそが埋まってます。
(念のため、うそは食べられません。飾って楽しんでね)




2013年11月06日掲載分13

いいニラみっぷりです。

「うその餅」は、しそ風味の爽やかな、っていうか梅ミンツとフルーツもちをかけ合わせた駄菓子っぽいような、イイ感じになつかしいお味。ハマる人はとことんハマるかも。
サプライズなお土産にどうぞ~。



2013年11月06日掲載分14

さて、辺りはすっかり暗くなり、太宰府天満宮の境内に再び人が集まりだしました。

まずは「うそかえ」の前哨戦、「金うそみくじ」が始まります。
2013年11月06日掲載分15

この時だけの1回500円のおみくじを引くと、縁起物や日用品などが当たります。
2013年11月06日掲載分16
私は干支絵馬が当たりました。絵馬が絵馬をよぶのか(汗

大当たりは、純金製の「金うそ」。6人に当たります。これが当たった人はその年の幸運を授かるとか。金うそが全て出払い次第、「金うそみくじ」は終了。それまでなら何度でもリベンジ可能です。

そうこうするうちに、「うそかえ」も始まりました。これはいつまでも「金うそみくじ」に並んでる場合じゃない!?暗闇に響き渡る太鼓の音を追って、駆け足で人々の輪の中へ。「うそかえ」では、6ゲーム行い、これでさらに6人に金うそが当たります。さて、そのゆくえは?そして、「鬼すべ」の全貌とは?次回へ続く!

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●太宰府天満宮 http://www.dazaifutenmangu.or.jp/

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・西鉄 「太宰府」駅より徒歩5分
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4-7-1
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参拝時間 開門 春分の日より秋分の日の前日まで6:00、それ以外の日6:30
     閉門 6月1日より8月31日まで20:00、9月1日より5月31日まで19:00
社務時間 8:45頃~17:00頃 
大晦日から正月三ヶ日は24時間

≪イベント≫
うそかえ・鬼すべ 毎年1月7日
「うそかえ」は19時頃より開始、その終了後に「鬼すべ」。

曲水の宴 3月第1日曜日
庭の小川に杯を流しながら歌を詠むという平安時代の雅な宴を再現。境内の梅も見頃となる。

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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。現在、初の著書を執筆中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。巷間の多種多様なおみくじを収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐(悪癖?)。

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