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【再録】日本一が満載!古墳と黄金の神秘でビッグに開運 宮地嶽神社

神社の数が日本で一番多い県って、どこだか知っていますか?これが実は京都でも奈良でもなく、意外なことに福岡県。古墳時代から海外との交流で、いち早く栄えていた土地柄からかもしれません。その中でも最強の勢力を偲ばせる最大級の神社が、今回紹介する宮地嶽神社です。

2014年11月26日掲載分01
鳥居の向こうに見えている美しい形の山、宮地嶽の山頂は日本書紀に登場する神功皇后が戦いの勝利を願って祭祀を行った聖地。

2014年11月26日掲載分02
古代から強力に開運をもたらしてくれる場所として、初詣のみならず一年を通じて多くの人が参拝に訪れています。



そんな宮地嶽神社で、何と言っても第一印象的に最強のインパクトを誇るのがこれ。
2014年11月26日掲載分03
人が小さく見える!?拝殿には、日本一の大注連縄。
そして三年に一度の年末(12月中旬頃)にこの大注連縄を掛け替える注連縄祭が、今年は開催です。まだ日程は発表されていませんが、気になる人はそろそろ公式サイトを毎日チェックしてみては。

2014年11月26日掲載分04
取り外された古い大注連縄のかけらを受けてくることもできます。玄関などに飾ってこの圧倒的なスケールにあやかれば、来年はでっかく良いことありそう。

2014年11月26日掲載分05
ご利益お持ち帰りには、御朱印も忘れずに。



さらに、境内にはこの他にも日本一ビッグなものが。
2014年11月26日掲載分06
広い部屋を天井ギリギリまで占領しているこの大太鼓、材料などすべて純国産のものとしては日本最大を誇ります。どんな音なのか聴いてみたかったら、ぜひ大晦日の初詣へ。年明けとともに実際に打ち鳴らされ、数キロ先まで響き渡るそうですよ。

2014年11月26日掲載分07
こちらも人や部屋と見比べれば巨大さがわかるでしょうか。日本一の大鈴です。かつては大注連縄と一緒に拝殿に吊るされていたなんて、すごすぎ。ここまでが「3つの日本一」です。



どうしてこんなに日本一にこだわるのか、そのヒミツは・・・
2014年11月26日掲載分08
拝殿から伸びる廻廊の下をくぐって、奥の宮のほうへと足を踏み入れてみましょう。



2014年11月26日掲載分09
拝殿の裏手に出るとまず目に飛び込んでくるのが、この光り輝く本殿の黄金の屋根。2010年に新たに葺き替えられました。宮地嶽神社の奥には古墳があり、その規模や出土した宝物のクオリティから、当時の日本で最強レベルの豪族が眠っていたことで知られています。ですから、特に有名な「3つの日本一」大注連縄・大太鼓・大鈴は、この来歴にふさわしいようにしつらえられてきたとのこと。さらにこれらと並ぶものとして作られた黄金の屋根も、見ているだけで気持ちが大きく強くなり、目標に向かって運命を切り開く力がわいてきそうです。



さて、「奥の宮八社巡り」はこの古墳を目指してもっと奥へと進んでいくわけですが、道中には色んなご利益が満載。
2014年11月26日掲載分10
この道の先にある「八社」というのは、稲荷神社・七福神社・万地蔵尊・淡島神社・濡髪大明神・三宝荒神・薬師神社・不動神社。神様と仏様が入り混じっているのは、地方なので神仏分離の影響を受けずに済んだためです。今回は、この中からオススメをピックアップしてみます。


2014年11月26日掲載分11
真っ赤な鳥居のトンネルが目を引く稲荷神社は、商売繁盛や金運UPに。

2014年11月26日掲載分12
奥の宮は八社すべてに御朱印があり、どれも神仏のお姿入り。不動神社の社務所でまとめて頂くことができます。私は、その中からお狐様が愛らしい稲荷神社の御朱印を受けてみました。絵柄の好みで選んでみるのもアリです。

2014年11月26日掲載分13
淡島神社と濡髪大明神は、合わせて「恋の宮」と呼ばれています。女性の体を守ってくれる神様でもあるので、結婚後までしっかりサポート。割り札のお守りで恋愛成就の願掛けを。

2014年11月26日掲載分14
火の神様「三宝荒神」。かまどが社殿の手前にあるのは、火を使う台所の神様だから。料理上手になれるかも。「恋の宮」と合わせて女子力UPに効きそう。



そして、いよいよ八社の中でも一番奥に控えているのが、「不動神社」。
2014年11月26日掲載分15
入口の構えからしても、別格な感じが漂いまくってます。


2014年11月26日掲載分16
こちらが不動神社の社殿。すぐ後ろがこんもりとしているのは、古墳とくっついているから。そう、これこそが宮地嶽神社の誇る「日本一」の総元締め、最強の古墳。飛鳥の石舞台古墳にも負けない全国最大級の横穴式石室を持ち、「地下の正倉院」と言われるほどの300点以上の宝物、そして黄金まばゆい約20点もの国宝を抱えていた、まさに日本一な古墳です。

2014年11月26日掲載分17
社殿の中に入ると、古墳の石室がそのまま御神体をお祀りする本殿になっています。ほのかな明かりが、厳かな雰囲気。この石室は、江戸時代に山崩れでたまたま古墳の口が開いて発見されたそうです。驚き感動した人々は、この場所に不動明王という仏様をお祀りしました。まだ神様と仏様がごちゃ混ぜだった頃のことでした。

2014年11月26日掲載分18
不動明王は、右手の剣で悪魔を退治し、左手の羂索(ロープ)で人々を救いながら、力強く災厄を取り除いてくれます。絵馬も石室の神秘的な様子を再現。

2014年11月26日掲載分19
古墳の中は、もう一歩足を踏み入れるとこんな感じ。うーん、この奥行きが気になるっ。毎年1月28日(初不動祭)・2月28日(ぜんざい祭)・7月28日(夏季大祭)の年3回だけ、これよりもっと奥に入ってお詣りできちゃいます。貴重な参拝体験になること間違いなし。特に初不動祭では、不動神社に一万本のロウソクが灯され、ますます幻想的な世界へと誘ってくれます。

2014年11月26日掲載分20
奥の宮八社の絵入りシリーズな、不動神社の御朱印。やはり八社の中でも、ここは絶対に外せないポイントでしょう。


2014年11月26日掲載分21
ラスト日本一は(っていうかもう、全然3つどころじゃ済んでないのがスゴイ)、金銀の大釜。高さ2mくらいあります。普段は不動神社の前に置かれていますが、行事のたびに運び出されて大活躍。中でも毎年2月28日の「ぜんざい祭」では、金の釜で紅ぜんざい、銀の釜で白ぜんざいが作られ、参拝者に無料で振る舞われます。金銀が同時稼働で、しかも縁起の良い紅白のぜんざいが味わえるという、大変おめでたい日です。

宮地嶽神社ではこの他にも、みんなで玉を交換し合って景品が当たる玉替祭や、稲荷神社の招福だんご祭など、年末から1月2月の新春にかけてハッピーなイベントがてんこ盛り。年の初めに、これでもかというほど日本一に驚愕しまくって、ドカンと景気の良い一年を迎えちゃいましょう。

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●宮地嶽神社 http://www.miyajidake.or.jp/
≪アクセス≫・JR福間駅より徒歩約25分、または西鉄バス約5分
福岡県福津市宮司元町7-1
0940-52-0016
≪イベント≫
開催日不定のものについては、公式サイトの新着情報・トピックスをチェックしてください。年末年始の主要なものについて、以下に掲載します。

大注連縄祭 3年に一度、12月中旬に開催(2014年は開催年です!)
大祓式・鎮火祭・除夜祭 毎年12月31日
歳旦祭 毎年1月1日午前零時~ 年明けとともに大太鼓が鳴らされます。
玉替祭 1月中旬 夕方開始 商売繁盛の縁起物「モマ玉」を皆で交換し合って、景品が当たります。
初不動祭 毎年1月28日 不動神社で、先祖供養と家内安全を祈って1万本のロウソクを灯します。
厄除まつり 毎年1月28日~2月3日 節分行事です。詳しい日程は公式サイトをご覧ください。
招福だんご祭 毎年2月の初午の日 奥の宮 稲荷神社で三種の福を呼ぶ三色だんごの無料接待。
ぜんざい祭 毎年2月28日 不動神社で、金銀の大釜を使って紅白ぜんざいの無料接待。
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テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

【再録】海を見守る復興のシンボル 釜石大観音

釜石駅周辺から晴れた日には遠くかすかに見える町のランドマーク、釜石大観音。前回の三陸鉄道南リアス線で一駅乗って歩くか、バスを使えば簡単にそこまで行けます。近付いてくると、いよいよ海に向かってそびえ立つ身長48.5mの観音様の勇姿が。
2014年11月12日掲載分01

幹線道路から階段を降りて少し歩くと、参道に突入。
観光はもちろん、初詣などには地元の人でにぎわう憩いの場です。
2014年11月12日掲載分02
仁王門をくぐり、受け付けをすませて、いざ境内へ。


すると最初に待ち受けているこの建物…
2014年11月12日掲載分03


中は、なんとエスカレーターです。
2014年11月12日掲載分04
ここを通り抜ければ仏の世界…の前に。


2014年11月12日掲載分05
エスカレーターの手前には、釜石で津波の真っ只中を耐えた「奇跡の石」。津波の被害をもろに受けた釜石の町は、更地になってしまっている所も多く、仮設住宅やプレハブの復興商店街などで何とか暮らしている状況、いまだ復興しているとは言い難い実状があります。呑気な旅人の私たちとしては、この石に触れることで平穏な日常に感謝するとともに、被災した方々の一日も早い物質的・精神的な復興を祈らずにはいられません。触れる人の除災招福・強運無事を祈って水晶や降魔の剣が埋め込まれているこの「奇跡の石」、ぜひ触って、感じて、祈りを交換し合ってみてほしいと思います。



エスカレーターを上りきると、目の前に開ける美しい海のながめ。
2014年11月12日掲載分06

真っ赤な欄干が別世界を演出する浄土橋は、傍らの階段を降りれば観音様の撮影ポイントにもなっています。
2014年11月12日掲載分07




観音様の右に目を移すと、インド式の仏舎利塔。
2014年11月12日掲載分08

スリランカから贈られた仏舎利が奉安されています。

2014年11月12日掲載分09
中はお釈迦様の生涯を表したドラマチックな空間。
ここを参拝すれば、仏舎利のパワーで心身が清められ、悪い因縁などもすべて浄化されると言われています。



仏舎利塔を地階に降りると、アジアの菩薩たちの部屋へ。
2014年11月12日掲載分10
中国の菩薩と、インドネシアの菩薩です。両国から贈られたこの繊細で美しいお像は、震災で一度は損壊したのですが、奇跡的な修復でよみがえり、再び安置されたとのこと。



地階には、シルクロードの石窟寺院を思わせる八宗祖師堂も。
2014年11月12日掲載分11
日本仏教の主要な宗派の創始者たちをお祀りしています。壁はインドから運んできた赤い砂岩。だからエキゾチックな雰囲気なんですね。

2014年11月12日掲載分12
祖師堂の一角には、縁結びの仏様「愛染明王」。忘れずに拝んでおきましょう。

この八宗祖師堂も震災で壁が崩落してしまいましたが、やわらかい砂岩の砕けた赤砂に守られたおかげで、祀られていたお像はなんと全て無事でした。現在はこの壁も見事に修復されています。
2014年11月12日掲載分13
この崩れた壁から出た赤砂を詰めた「ブッパウ・ストラップ」は、ここだけの縁起物。あの大災害から仏像を守ってくれた砂だけに、どんな危機も乗り越えられる強運を授けてくれそう。小瓶を包むレースの巾着は、すべて釜石市内の仮設住宅の人たちが手作業で編んでくれています。復興にも役立っている、心強いお守りです。



2014年11月12日掲載分14
さて、そろそろメインに行かなければ。これだけ大きな大観音ともなれば、一番の楽しみはやっぱり胎内巡りです。ご利益がいっぱい詰まった観音様のお体の中を、ぐるぐる探検しながらお詣りしちゃいましょう。

2014年11月12日掲載分15
観音様の足元から、いざ中へ。



2014年11月12日掲載分16
入って最初に祀られているのは、この巨大な観音様を造るために必要な原型として作られた「芯仏」、姿形は釜石大観音そのままに等身大になっているお像です。海を守るのにふさわしい、魚を抱いている「魚籃観音」という珍しいお姿。

2014年11月12日掲載分17
復興祈願の絵馬もここで。自由にメッセージを書き残してみてください。

ひとつ上の階に上がると、観音様の心臓部ともいうべき拝殿があります。ここの観音様の魂をお祀りし、震災の犠牲者を悼み復興を祈る神聖な道場です。合掌。


さらにこの上に上がると、七福神めぐりがスタート。
2014年11月12日掲載分18
最初は弁財天。ここからぐるぐる上りはじめますよ。



ほどなくして、色んな観音様がずらりと一周並ぶ階へ。
2014年11月12日掲載分19

これは三十三観音といって、観音様が色々な救いの形に応じて様々に姿を変え、人々の前に現れるということを示しています。釜石大観音の「魚籃観音」もその一種。
2014年11月12日掲載分20
どの観音様も、とても個性的で見飽きません。たとえば上の写真。上段右の「蛤蜊観音」はハマグリの中から突如出てきて食物に宿る命の大切さを教えてくれる観音様だったり(このお像では閉じたハマグリに乗っていますが)、下段中の「楊柳観音」は楊枝に使う柳の枝を持っていて、衛生面を得意とし病気から守ってくれたりします。水面に映った月を見つめる穏やかな心を表しているのは下段右の「水月観音」、鎌倉にも有名な仏像がありますね。一体一体のキャラクターを想像しながらお詣りしていけば、自分にピッタリの救いをもたらしてくれる観音様に出会えるかも。


ここから上では、ぐるぐる上るたびに残りの七福神が登場してきます。
2014年11月12日掲載分21

七福神も三十三観音も、表面に鉈の彫り跡が残る素朴な風合い。実は釜石大観音の原型も、全部同じ作者。現代の円空との呼び声高い、長谷川 昴(はせがわ こう)さんです。ワイルドな造形感覚からにじみ出るスタイリッシュさと繊細さが素敵。

2014年11月12日掲載分22
ゴールが見えてきました。この瞬間がたまりません。
海抜120mの大パノラマがすぐそこに。



2014年11月12日掲載分23
展望台は、観音様が抱いている魚の上。
だから巨大な尾びれが見えているんです。

2014年11月12日掲載分24
お顔もドーンと間近に。大迫力。


2014年11月12日掲載分25
リアス式海岸と港の織りなす絶景を堪能。
先ほどの仏舎利塔も、はるか眼下に。


2014年11月12日掲載分26
入口まで戻ると、参拝記念証や七福神の結願記念お札を有料で発行できます。七福神のハンコを自分できれいに押せたら、願いが叶うかも。

2014年11月12日掲載分27
御朱印は、お釈迦様のシンボルマークだそうです。梵字をデフォルメしたというインド風の複雑な図柄が神秘的。


2014年11月12日掲載分28
参拝の前後にほっと一息、観音様の足元の食堂で釜石スイーツ。釜石市内の小島製菓さんが作っている「くるみだれアイス」と「ごまだれアイス」。隠し味に塩を使っているので、そのぶん香ばしい風味や甘味が濃厚に感じられます。


まだまだ復興の途上にありながら、楽しい観光や豊富なご当地グルメで旅人を迎えてくれる釜石。力強く立ち上がろうとするこの町を、大観音は今日も静かに見守っています。

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●釜石大観音 公式サイト http://www.kamaishi-daikannon.com/
≪アクセス≫
・JR/三陸鉄道 釜石駅より岩手県交通路線バス上平田方面行で約10分、「観音入口」下車徒歩約10分
・三陸鉄道南リアス線 平田駅より徒歩30分
岩手県釜石市大平町3-9-10193-24-2125
拝観料:大人 500円 中・高生300円 小学生100円
AM9:00~PM4:30(季節により変動あり)

テーマ : 神社・仏閣巡り
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プロフィール

鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。縁起物ライター。現在、初の著書が進行中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。巷間の多種多様なおみくじを収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐(悪癖?)。

当ブログの著作権は著者に帰属します。引用するときは引用元記事もしくはブログトップページへのリンクを必ず行ってください。

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