ご利益モノがたり総目次

2012年5月から2014年末まで㈱H.I.S.公式タイアップにて連載していた「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」を再録しました。

「今だけ・ここだけ・あなただけ」をコンセプトに、ユニークなお守り・おみくじ・縁起物等や、御朱印の楽しみ方など、神社仏閣にまつわる「モノ」の豆知識をちりばめた、写真(全て自前、たまにイラストあり)とゆるめの文章によるパワースポット紹介記事です。

連載当時の絵文字とツアー広告は削ってあります。たまに気紛れに加筆修正などもしてみました。投稿日時はあえて当時のままとしています。その時々に合わせた情報を載せているため、既に終わっているイベント等、古い点がいくらか混ざっておりますことご了承ください。


あと、余談ですが、カップルが喜ぶ情報をとの依頼に一応従ったものの、書いている本人としてはむしろ、これからは「おひとりさま」の時代だろうがと思いながら言葉を選んだつもりです(そのへんのひねくれっぷりが、どれだけ伝わるものかはわかりませんが)。


記事は、上から古い順となります。



恋を結ぶ平安の森 下鴨神社・相生社

美人祈願で愛をつかもう! 露天神社(お初天神)

旅立ちを見守る和歌の神様 住吉大社・その1

ご利益満載!境内わくわく探検 住吉大社・その2

たのしい御朱印入門・その1 御朱印帳を手に入れよう!

恋もキャリアも子育ても!女子の味方 いちひめ神社

ミステリアスな縁結び&開運祈願 赤山禅院

悪縁を切って幸せモテ女! 安井金比羅宮

源平合戦に狸合戦!?濃厚プチお遍路体験 屋島寺・その1

源平合戦に狸合戦!?愉快なご利益ガイド 屋島寺・その2

たのしい御朱印入門・その2 神仏を感じる御朱印の見方・前編

「大化の改新」パワーで出世開運! 談山神社

たのしい御朱印入門・その3 神仏を感じる御朱印の見方・後編

へび年の初詣は弁財天へ! 四宮神社

寄り道しながら大阪七福神・その1 四天王寺

寄り道しながら大阪七福神・その2 今宮戎神社・大国主神社

寄り道しながら大阪七福神・その3 大乗坊・法案寺

寄り道しながら大阪七福神・その4 長久寺・三光神社、そしてゴールの後は…?

お寺で中国プチトリップ!? 崇福寺

玉の輿も一歩から 今宮神社

春はお花見・・・そして出会いと縁結びの季節♪ 金崎宮

馬と大自然のパワーで「うまくいく」! 多度大社

祈りの森と昔の生活、リアルジブリのような世界に癒される! 白滝大明神

絶景の日の出と禊(みそぎ)で生まれ変わる! 二見興玉神社

女性の願いを叶える謎の女神 石神さん(神明神社)

もうひとつのドーマンセーマンと、海女さんの神話の里 海士潜女神社

たのしい御朱印入門・その4 ビジュアル系御朱印をさがせ!・墨書編

博多の街のシンボル!これぞお祭り中心地 櫛田神社

ここだけの浄化アイテムも!海の八幡宮で必勝祈願 筥崎宮

京都が異界とつながる日・その1 六道珍皇寺

京都が異界とつながる日・その2 六道珍皇寺・西福寺ほか

なんでも叶えるゾウ!?本気の願いは聖天さんへ! 宝山寺

有田の町は有田焼だらけ!えぇっ、神社まで!? 陶山神社

神秘の山に抱かれた、天と地の出会う場所 椿大神社・その1

アメノウズメとサルタヒコ、天と地が恋するとき 椿大神社・その2

内宮周辺を思いっきり楽しむ! 猿田彦神社・おかげ横町

天神様の倍返し!?都になんて負けないぞ! 太宰府天満宮・その1

左遷だって「うそ」にしたい!?天神様の愉快な一夜・前編 太宰府天満宮・その2

左遷だって「うそ」にしたい!?天神様の愉快な一夜・後編 太宰府天満宮・その3

でっかい幸せ大当たり!新年は「福引」で盛り上がる! 十日恵比須神社

エキゾチック・ロマンチック!?中国寺で縁結び! 興福寺(長崎)

今年よく見かけるあの馬って何者!? 祐徳稲荷神社・その1

眺望バツグン!奥の院までドキドキ探検プチ修行!? 祐徳稲荷神社・その2

たのしい御朱印入門・その5 ビジュアル系御朱印をさがせ!・印編

たのしい御朱印入門・その6 ビジュアル系御朱印をさがせ!・総合編

江戸人気分でこんぴらまいり・その1 門前町と歌舞伎と絶品スイーツ 金刀比羅宮周辺

江戸人気分でこんぴらまいり・その2 境内でアートを堪能、時々おやつ 金刀比羅宮

江戸人気分でこんぴらまいり・その3 超時代的パブリックアートここにあり! 金刀比羅宮

江戸人気分でこんぴらまいり・その4 御朱印集めて巡礼?それともマラソン?! 金刀比羅宮

たのしい御朱印入門・その7 巡礼ノススメ~四国八十八ヶ所に挑戦!~

四国遍路のスタートに!弘法大師誕生の地 善通寺・その1

四国遍路のスタートに!弘法大師誕生の地 善通寺・その2

手描きの超ステキ絵馬に感激!日本最初の鬼子母神 金倉寺

夏でも涼しい!?恋に効く水の聖地 貴船神社・その1

夏でも涼しい!?恋に効く水の聖地 貴船神社・その2

一度で三度のご利益!?砂浜と巨大〇〇のラッキースポット 琴弾八幡宮

頭がよくなる!?スカイブルーとマリンブルーな空海開眼の地・その1 最御崎寺

頭がよくなる!?スカイブルーとマリンブルーな空海開眼の地・その2 みくろど周辺

女神宿る海の道と秘境の古代ロマン 宗像大社

秘仏御開帳!50年に一度しか会えない文殊様 竹林寺

天地の恵みと人の情熱、魂のアートにタッチ! 飛騨開運乃森大七福神

SL銀河で民話の世界へディープな縁結びの旅、ついでにカッパ 花巻・遠野

三陸鉄道南リアス線に乗りに行こう!絆の聖地 恋し浜駅

海を見守る復興のシンボル 釜石大観音

日本一が満載!古墳と黄金の神秘でビッグに開運 宮地嶽神社

成長する布袋様!?年末年始にレトロでカオスな開運厄除まいり 清荒神清澄寺

初詣はやっぱり羊でいこうか!? 羊神社・法輪寺

テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

おみくじ参考文献ゆるゆるレビュー

ここ二年くらい、どういうわけか、メディアでおみくじについて尋ねられることが多くなってきました。特段、専門家というわけでもなく、単に各所でおみくじを引いては集めつつ、路上観察的/考現学的な感じで個人的にゆるく(時には真面目に…!?)愉しんできただけのことなんですが、ともかくそんなときはわかる範囲でお答えしています。

自分の足で見つけてきたことや誰かにきいたことなど有用そうな独自情報と思われるものはもちろんなるべく多く盛り込めるよう心がけていますが、一般的なおみくじ豆知識や、特におみくじのルーツに関することなどについては大体、以下の本を参考にしてることが多いです。この際なので、独断と偏見でゆる~く紹介します。



「日本おみくじ紀行」
島武史 ちくま文庫

私がおみくじを行く先々で引いてみるきっかけとなった本。当時、私自身たまたま巣鴨のとげぬき地蔵でちょっと面白い内容のおみくじを引いてしまい(下の写真)、以来おみくじというものが気になり出していたところ、ちょうど出会ったのがこの本でした。

あのときの↑とげぬき地蔵のおみくじに書かれていた気になる文言とは、「五十六十(←注:年齢)は鼻たれ小僧との気概を持って」「枯木に花が咲くのたとえで」というものです。お年寄りの街だから、おみくじも対象年齢を絞ってきてるのか!?と急に興味をおぼえました。場所に合わせて個性が出てくる面白さ。他にもそういうことってないのかなー、とうすうす思っていたのですが、この本に載せられた各地のおみくじを見て、それは確信に変わったのでした。以来、自分でも、おみくじを各所で収集する癖がついてしまったという思い入れ深い一冊。

ただ、難点としては、如何せん、情報が古い。この本は、この寺社ではこんなおみくじが引けます的なガイドブックとして編まれたものなんですが、現地を訪れても今はもうないというケースが結構多いです(マイナーチェンジくらいならまだいいほうで、悲しいのは業者製汎用のものに置き換わってしまったパターン)。そんなわけだから、昔はこんなんもあったのか、という参考にはなりますが、気が付いたら実際全くあてにしないで勝手に探し歩いてる自分がいました。この本が発売されて間もない頃に買っていたはずですが、当時からしても既に情報が古かったです。

おみくじって案外、生モノ。古風なものが減り業者製(特にオマケ付き)が増えたのは時代の流れと諦めるにしても、汎用ではなく、その中でその場ごとの特色を出してくれたほうが、おみくじウォッチャーとしては嬉しかったりします。そんな想いはおそらく共有しつつも、新事情までは全然フォローできてません。著者自身、実は業者製汎用なものを当地オリジナルと混同して載せてしまっているケースも散見。現在はよく見かけるタイプのおみくじでも、当時としては目新しく珍しかったということでしょうか。まあ仕方ないか。古いし。それに、実を言えば私自身も、そこを見分ける難しさには困惑し通しなのです。

それにしても、この著者の取材の丁寧さは脱帽もの。ご自身が何度も足を運び、誠実につながりを築き上げ、敬意を持って話をきいてくる、というスタイルは、特に今時では、なかなかできるものではありません。色んな意味での時代感も、資料としてオイシイ一冊です。



「一番大吉!―おみくじのフォークロア 」
中村公一 大修館書店

おみくじの歴史について、詳細な研究をもとに書かれた最も読みやすくかつ信頼の置ける本。特に、著者が中国史の専門家だけあって、漢文おみくじの中国での発展の経緯についてかなり詳しいです。易占いとの関連性にも踏み込んだ言及あり。そして日本への伝来と受容についても、それ以前にあった日本のおみくじ的なものを踏まえた上で、的確に網羅されています。

今の日本の漢文おみくじで最もメジャーな「元三大師百籤」についても、ぼんやりとした一般的な認識を越えて深く掘り下げられているので、ちゃんと知りたい人には絶対オススメです。それに、見慣れない漢文のおみくじを見て何だこれと思ったときには、この本を参照すれば大抵は何だかわかります。日本古代からの辻占・歌占の流れと江戸時代におけるそのポピュラー化についても触れられているのはさすが。現代日本のおみくじを理解するには元三大師百籤だけではなく、これらについて語らなければ不充分だと私も思います。素晴らしい本です。



「福を招くお守り菓子」
溝口政子 講談社

お守り菓子とは著者の造語で、いわばお菓子でできた食べられる縁起物。色とりどりで形も愛らしく、眺めているだけでほっこりしてきます。この本の元になったwebサイト「いとおかし」も素晴らしいです。著者が全国を巡って集めた、美しくも密やかな日本の古きよき習俗が集大成されています。

で、この本の何がおみくじと関係あるのかというと、(意外にも)フォーチュンクッキーのルーツである、日本の辻占菓子・辻占煎餅をめぐる歴史と文化について詳しいということです。それって何なのか一言で言えば、ゆるいおみくじが入ったお菓子。これだって、やっぱりおみくじです。ちょっと「点取り占い」っぽくもあるような。謎な言葉や艶っぽい文句を軽く面白がるものもあれば、何が出てもちょっと幸せな気持ちになれる縁起の良いものもあり。むしろ現代人が旅先で軽く引くおみくじは、こっちのメンタリティに近いんじゃないかと私は思っています。



「江戸の占い」
大野出 河出書房新社

現代にかなり先駈けて、大衆に空前の占いブームがやってきたのは江戸時代のこと。ちょうど時を同じくする巡礼ブームや流行り神ブームなんかは、ほとんどパワースポットブームじゃないですか。日本人の神々をめぐるレジャーの感覚って、この頃から連綿と続いてきているものだと思います。

この本で触れられているのは、安倍晴明占い、夢占い、人相占い、そして、おみくじ。ほらほら、何だか親近感がわいてきませんか?

中でも特に、江戸時代のおみくじについては詳細なデータに基づいてかなり詳しく言及されています。同じ筆者の作に、元三大師百籤に関する専門書(後述)もあるくらいなので、相当なものです。当時の図版も豊富で、そうした占い本に特有のへろい素朴絵を眺めているだけでも楽しくなってきます。



もっともっと掘り下げまくりたい向きには、
「元三大師御籤本の研究」大野出 思文閣出版
「辻占の文化史」仲町泰子 ミネルヴァ書房
の二冊があります。かなり専門的な学術研究書です。

以上、おみくじについて深く知りたい人に、少しでも参考になれば幸いです。

テーマ : 占い
ジャンル : 趣味・実用

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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ(グラフィック社刊)」発売中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

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