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おみくじ袋のセンスは大事。@橿原神宮

袋が素敵なおみくじといえば、

こういうのがあります。



裏はこんな感じ。

奈良県の橿原神宮で引くことができます。


いくつかカラーバリエーションも。
最近、なんか緑色が落ち着くのでつい(^^;
好きな色が選べるのは嬉しいですね。


何となく袋のかっこよさに惹かれて、引きました。


とはいえ、この袋、最初は
使い道がイマイチわからなかったんですよ(汗)。


だけど、こうして重厚なデザインの袋に入っていると、
なんだかおみくじそのものが、
お札やお守りのように立派に神々しく見えてくる。



そして、思い出させられるのでした。
おみくじって、本来そういうものだったはずだよね、と。


おみくじに書かれた神さまのメッセージを噛みしめながら、専用の袋に納めて、しばらくはお札やお守りのように大事に持っておく。


そのための袋なのではと、最近思い至りました。



中身は、和歌のおみくじです。
綺麗に丸められて入っていました。

「ゆきにたへ風をしのぎて梅の花
   世にめでらるる其かをりかな」

写真ではカットしていますが、下半分には項目ごとの運勢があります。

 
心を引き締めるような言葉に出会ったら、
ぜひとも結ばずに持ち歩きたいですね。



次に別のところでおみくじを引いたときも、
あるいはまたその次でも、
自分にとって「今の」おみくじだと思うものを、
心にしまうように、そっと入れておく。



そんな秘密の「おみくじ袋」として、使えるかもしれません。



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愛染さんの一言おみくじ@東寺


色とりどりのミニ巾着。


実はこれ、おみくじの袋なんです!
何度か引くうちに、たまってきちゃいました(^^;


京都の東寺で引ける「愛染さんの一言おみくじ」には、色々な模様の巾着がぎっしり。


同じ布から作ったものでも、切ったり縫い合わせたりする位置で雰囲気が変わるので、ひとつとして同じものはありません。


そのときピンときた柄を直感で選ぶべし!


さて、肝心の中身はというと。



吉凶なしの一言勝負。


そしてバックにうっすら浮かぶ、ちょっと怖い顔。
こちらが愛染さんこと、愛染明王(あいぜんみょうおう)という仏様です。


愛欲を悟りに昇華する役目をもっていることから、
恋愛のお願いを叶えてくれると言われています。


ここではズバリ「縁」って大吉並みに幸先良すぎですが、ときにはお顔通りの愛情こもった厳しいアドバイスも。

(いまちょうど手元にこれしかないので、部屋から発掘もしくは、またの機会に何か面白いの出せれば追記します 汗)


めくるめく立体曼荼羅ワールドな仏像拝観のついでに、愛染さんから恋のヒントをもらってみては。

お言葉も巾着も、活用法はあなた次第です。

意外に正統派な妖怪ウォッチおみくじシール

今ちょうど大阪では、大妖怪展-土偶から妖怪ウォッチまで-が開催されているところなんですね。


実は私、妖怪ウォッチなにげに好きでして、
こんなものを集めていました。

だって可愛いんだもの。

ヤマザキパンの菓子パンにオマケで付いている、妖怪ウォッチおみくじシール。パン食べるついでとばかりに、ついつい増やしてしまって。


さて、妖怪系展覧会の最後に妖怪ウォッチというベタな展開がとうとう来たかと思われそうな大妖怪展、単なるウケねらいと取る向きもあるのかもしれませんが、そうではなく根拠のあることだと私は思います。


それは、一度頭を空っぽにして、妖怪ウォッチのアニメを何話か見れば感じられるはずです。


と、ここでアニメの話をしても長くなってしまいますからね。先ほどの妖怪ウォッチおみくじシールにも、裏側に簡単なキャラ紹介がついています。



最初に出したマスコット的カワイイヤツラもいいけど、
本当に味わい深いのは、下写真のような地味な妖怪たち。


左上から時計回りに、

強風で裏返ってしまった傘の無念「さかさっ傘」
気を抜いた隙にリモコンを誘拐してしまう「リモコンかくし」
取り憑いた人間を散財させる「ムダづかい」
寝違えを引き起こす「ねちガエル」


どうですこの、まるで江戸の大都市から現代社会に移し替えたかのような案外クラシカルなキャラ設定。付喪神みたいなやつもいるし。こんな身近にいそうなクセのあるやつらがまだまだいくらでも出てくるわけです。

また、アニメでは、個性的な妖怪たちに対して、主人公の男の子は没個性(名前も忘れそうになるくらいw)、という設定もいかにも日本の大都市的で面白いと思います。


それにしても、この妖怪たち、
どれも実生活での「あるある」ばかり。
不条理で厄介だけれど、妙な親しみがわいてきてしまいます。


大妖怪展で紹介されているのは、自然や生活の中で起きてくるわけのわからない現象を「妖怪のせい」にして、しかもそれをゆるカワで憎めない奇妙なキャラに仕立ててきた感性の歴史でした。まさにその流れと言っても、何も不自然なことはないはずです。



さらに、現代ならではの地味にエグい妖怪たちもいます。

おみくじの占い内容を兼ねたキャラ紹介としてなかなかいい感じにキビシイので、こちらはシール本文ママでお送りします。

左から時計回りに、

「あやまり倒し」
巨大なドミノのような姿をした妖怪。どんな小さなことでも謝りに謝り倒し、相手の体と心を押しつぶす。

「キュン太郎」
周りをキュンキュンさせるほど超絶キュートな犬妖怪。自分のかわいさに気づいていてうまく周りを利用する。

「えこひい鬼」
とりつかれた人はえこひいきされるようになる。とりつかれたほうは悪い気はしないが周りはあまりおもしろくない。


こういう人って、周りにいませんか?それとも、知らず知らずのうちにあなたが取り憑かれていたりして!?


こんな感じなので、妖怪ウォッチ本編のみならず、おみくじシールも意外と人生の機微に寄り添っているような気がするんです。ブラックユーモアがきいているのもナイス。だからこそ、ジョークを交えた「今日の運勢」みたいな感じの軽い占いとしても充分遊べるものになっていたりします。


しかもこれ、江戸時代からのおみくじの一種
「辻占(つじうら)」と非常に似ています。

というか、そのものじゃないかと思うくらい。


「辻占」というのは、非常に狭い意味では、お菓子のオマケなどで入っている簡単なおみくじのことです。フォーチュンクッキーと言えば、わかりやすいでしょうか。


江戸時代には、小さな役者絵などのついた辻占を
トレカのようにコレクションするブームもあったそうです。


そして、この妖怪ウォッチおみくじシールも、パンやスナック菓子のオマケ。うーん、そっくり。


占いの内容が大体、ぼんやりとした、それでいて妙に気になる言葉を少しだけ、というところもよく似ています。

これを今の自分に合わせて、謎を解くかのように何となく解釈してみるというのが、「辻占」的なおみくじの遊び方です。


時代に合わせて姿を変えながら生き続けるというあたりは、妖怪もおみくじも似た者同士なのかもしれません。

   

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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ(グラフィック社刊)」発売中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月平均2回以上は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石やらトランプ・占いカード類やら喫茶店マッチやらと、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。気になったらとことんハマるのが生き甲斐。

当ブログの著作権は著者に帰属します。引用するときは引用元記事もしくはブログトップページへのリンクを必ず行ってください。

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当方は兵庫県在住ですが、それでも費用等問題ない方だけご依頼ください。また、特にテレビ関係の方、「出演する専門家を誰かしら探していますが未定です」ではなく確定で本当に私を必要としてくださる方だけご依頼ください。なお、何かのマニアを変人扱いして面白がるようなメディアは全てお断りしております。監修のお仕事は、私の名前のクレジットが出なくてしかも他の専門家の名前で解説させるなど論外、もちろんお断りです(きちんとクレジットが出て、なおかつ解説役を誰にするかに至るまで私の意向をある程度尊重してくれるなら可ですが、そういう番組は少ないようですね)。テレビや大衆週刊誌などには不誠実な編集が横行していることも事実であり、まずそちらの誠意を見せて頂かない限り、大前提としてマスメディアを無条件に信頼することは私にはできません。ここまで申し上げて感じ悪いのは重々承知ですが、昨今のメディアに対し、たとえ同じように思っていても表明しない人が案外多いのではないでしょうか。こちらは常に本気で全力投球なので、本気で受け止められる覚悟のある人にだけ来てほしいのです。今の世の中、一個人が自力で調べる労力をかけ身を削って発信する情報の価値をもう少し見直すべきだと思います。上記の事柄を全て了承できる方だけkabura@gmail.comまでご連絡下さい。

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