赤山禅院(京都)1・おしどり絵馬

おしどり絵馬・表おしどり絵馬・裏

これが絵馬だと誰が思うだろうか。少なくとも私は、衝撃を受けた。

絵馬を集めてみようと思ったのは、これがきっかけだ。

以来しばらくは、いわゆる絵馬の形をしていない、変形絵馬ばかりを求めて歩いた。


赤山禅院のこの絵馬は、境内の「相生社」に掛けられる縁結びの「おしどり絵馬」だ。

人型というのが、いかにも陰陽道の神(赤山明神/泰山府君)を祀っているところにふさわしい。

紅白の紐が絡み合う様子もなんともエロティックで、密教の性的な秘儀を連想させる。

この妖しい形に加えて、日月星辰(太陽と月と北斗七星)のシンボルが描かれていたり、裏には「男星名・女星名」とともに生年月日まで書かせるあたり、何やら本格的な呪術でもかけているような気分になってくる。う~ん、効きそう(笑)。

「おしどり」の絵なんかよりも、よほどこういったファクターのほうが強烈。


単に絵馬をかけるという祈願方法の中に、こんなにも多くのシンボルやメッセージやアクションを盛り込めるということを初めて気付かせてくれたのが、この絵馬だったと今もって思う。

関連記事→赤山禅院2・字馬
選ばれました!2017年9月現在
おすすめブログ認定
検索フォーム
最新記事
おみくじたんbot
  (取扱説明書はコチラ)
リンク
最新トラックバック
最新コメント
 著書
オススメ記事
プロフィール

鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ」(グラフィック社刊)もうすぐ発売。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

当ブログの著作権は著者に帰属します。引用するときは引用元記事もしくはブログトップページへのリンクを必ず行ってください。

おみくじ関係のお仕事をご依頼の方は、必ずこちらの記事を読んでから依頼・質問等してください。

仕事依頼・連絡先
(ご依頼は有償となります)
kabura@gmail.com

カテゴリ
QRコード
QR
   
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる