【まとめ】昨日nack5「夕焼けシャトル」内コーナー「今日の押さえドコ」聴いてくださった方へ。

昨日(2013年12月10日(火))、上記番組にて、おみくじについてお話してきました。
お正月も近くなってきたことだし、季節ネタでございます。
絵馬以外でこういうのってほぼ初なので、めっちゃ緊張しました(汗

聴いてくださった方、どうもありがとうございます。
番組中で出てきたおみくじはすべてここに載せてあります。
また、言葉足りなかった部分なども補ってあるので、改めてお読みいただければ幸いです。
聴いてないよーっという方も、以下は当日の内容のまとめなので、初詣等のご参考にお役立てくださいませ。

まず、おみくじのルーツについて。
おみくじは、漢字で書くと御神籤。神様のくじということですね。
日本で初めておみくじらしきものが登場したのは日本書紀の古代にさかのぼり、重要なことをくじ引きで決めるということが見られました。それで神様の意思をお伺いしたわけです。もっと広い意味では、動物の骨を焼いてヒビの入り方を見るような原初的な占いもルーツと言って良いでしょう。

神社仏閣での「おみくじ」が日本に初めて伝わってきたのは平安時代頃と言われています。

その原典をもとに、江戸時代に庶民向けにアレンジして広められたのが、今のおみくじの直接のルーツ。この頃の原型を最もよく残しているのが、喜多院(埼玉県川越市)や浅草寺(東京都台東区)のものです(いずれも同タイプ)。

東京ではおなじみ、浅草寺のおみくじはこんな感じですね。
漢文・浅草寺
古い版木の雰囲気が歴史の古さを物語っています。

この系統の漢文のおみくじには、挿絵がついているものも。
漢文・挿絵入り
上の浅草寺のものと全く同じ漢詩です。
こうしたパターンが、今でもお寺で多く見られます。
主に神社でよくある和歌のおみくじは、明治以降に作られたものです。


おみくじにルールはあるのか、という質問がありましたが、私は基本的には「特にない」と思っています。ただし、各寺社等が個別にルールを設定している場合は必ず従う必要があるので注意してください。また、最低限のマナーとしてその場の神仏に敬意を表すべきなので(かりにもそのお力をいただいてアドバイスをしてもらうわけですから)、引く前には必ず参拝を。それさえ守れば、引きたいと思ったときに引けばいいと思います。色々な本などにそれぞれルールらしきものが載っていたりもするけれど、私の見たところ何か統一した基準等はなさそうです。たとえば凶が出たら厄落としに所定の場所に結んでこないといけないなんてよく言われますが、逆に持ち帰って自分への戒めにするべきという考え方もありますし。引く時期や頻度などにしても、マイルールでいいと思います。要は、気の持ちようです。

ただ、結果が気に入らないからといってやたらと何度も引いてしまうのは考え物。おみくじは自分のその時の運、神様からのメッセージです。大体、微妙なのしか出ない日って、不思議なことに何度引いても微妙なのしか出なかったりするのはありがちなこと。特にいけないなんてことはないし別に自由ですが、それでも無理矢理大吉を引き当てたとしたって、そんなに気持ちのいいものではないですよね。3回までならリベンジOKなんて俗説もあるようですが(おそらく根拠は中国式おみくじ?それとも明智光秀?詳しくはまたの機会に!)、ともあれ、ほどほどで立ち止まって素直に受け止めるのがいいと思います。まあそのへんも、気の持ちようでは。。。


大切なのは、吉凶そのものよりも、そこに書いてある内容に自分を重ねてアドバイスを見出すこと。そういう点では原点回帰なのかもと思えるような、吉凶のないおみくじもあります。

明治神宮
明治神宮は、ご祭神による和歌と、裏にはその現代語訳だけ。運勢などは書いてなくても、そのお言葉にドキッとしたり励まされたり。実はこれが一番大事なことだったりします。

高尾山薬王院(東京都八王子市)には、トレーディングカードのように天狗様からのありがた~いお言葉が入っている「天狗の落し文(おとしぶみ)」なんてものも。
天狗の落とし文
なんだか心が温かくなってきますね(^^)

ちょっと変わり種のおみくじとしては、水にひたすと文字が出てくるものが割とよくあります。
水につけると出る
左は秩父神社(埼玉県)、右は勝浦ビッグひなまつりで名高い遠見岬(とみさき)神社(千葉県)のもの。水にぬらさないと何にも見えません。

榛名神社
もひとつ水につけるタイプのおみくじ、榛名神社(群馬県)。奇岩そそり立つ絶景のパワースポット。

乾いたらまた読めなくなっちゃうなんて、まるで「あぶりだし」!?このタイプのおみくじを出している神社には、まず必ずおみくじをひたす専用の霊泉があったりします。おみくじと一緒に、パワースポットから湧き出る清らかな水の威力をいただけるのが大きなメリット。

こんな感じで色々な種類のおみくじがありますが、初詣でおみくじを引くポイントは・・・?
良い結果が出たらもちろんうれしいですが、気にそわない結果が出ても、今の自分をふり返るチャンスと思ってその内容から前向きなアドバイスを見出すこと。そうすれば新年の目標もおのずと立てやすくなり、日々を気持ちよく過ごせるはずです。初詣のおめでたく元気な雰囲気が、これを後押ししてくれます。お正月はぜひ、お近くでも遠くでも、そんな楽しい気分になれる神社仏閣へお出かけを!


「夕焼けシャトル」スタッフの皆様方、またお聴きになってくださった方、どうもありがとうございました。当日は公開スタジオからの生放送でしたが、スタジオ前から手を振って応援してくださった方々、私にとってこういうことは初めてだったので、とてもうれしかったです。本当に、ありがとうございました。

本日お伝えしたのは、コレクションのほんの一部。もっとたくさんお見せしたかったのですが、なにしろ10分間はあっという間でした。今回は割と軽~く入門編という感じです。せっかくおみくじも絵馬や御朱印と同じくらい実は色々持ってるわけだし、今後は折にふれて少しずつご紹介できたらなと思っております。どうぞご期待ください!
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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。現在、初の著書を執筆中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

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