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【再録】祈りの森と昔の生活、リアルジブリのような世界に癒される! 白滝大明神

祈りの森と昔の生活、リアルジブリのような世界に癒される! 白滝大明神

お伊勢さんは日本人の心のふるさと。定番コースでも充分癒されるけど、もっと落ち着いた場所でディープな体験してみませんか。それならもう一足のばして、これから大注目の最新パワースポット「白滝大明神」、通称「白滝さん」へ。

伊勢市から電車に乗ること約30分、鳥羽からなら約8分の近鉄「船津」駅で降りると、すぐにこの旗が目に入るはず。
2013年04月10日掲載分01
旗の場所にあるのはいきなり狭い路地ですが、ためらわずに入ってください。早くも探検気分です。

ここから先は旗が道案内になっているので、安心して歩けます。川沿いにどこかなつかしい家々のならぶ、のどかな景色を味わいながら。
2013年04月10日掲載分02


そうして進むうちに、ひときわかわいらしい古民家が目に飛び込んできます。
2013年04月10日掲載分03
この「どんぐり小屋」が、「白滝さん」の休憩所です。普通の休憩所とは一味も二味も違います。今年の4月1日が正式オープンなので、今ならまさに出来たて。扉を開けば、お手伝いをしている地元の人たちが温かく迎え入れてくれます。

一歩踏み入れると、見たこともないような昔の道具に驚きの連続。

2013年04月10日掲載分04
いろり。

2013年04月10日掲載分05
かまど。

2013年04月10日掲載分06
五右衛門風呂。

これ全部、きれいにして実際に使っていくとのこと(五右衛門風呂までも!)。
かまどでご飯を炊いて軽食を提供したり、石臼で粉ひき体験など使い方を学べる企画もあったりと楽しげです。

さて、好奇心が刺激されすぎて本題を忘れないうちに、ここらで「白滝さん」を参拝していくとしましょう。まずは「どんぐり小屋」でお守りを購入。希望者には「こだまの木」が渡され、願かけ用の小づちを貸してくれます。
2013年04月10日掲載分07
ここに名前と日付を書けば準備完了。「こだまの木」と小づちを持って、「祈りの森」に入っていきます。せせらぎの音に心洗われながら木々におおわれた遊歩道を歩けば、空気もおいしく、まるで生き返るよう。これからの季節には、森に自生する藤の花が見頃になり、新緑も一層あざやかに。
2013年04月10日掲載分08

2013年04月10日掲載分09
この森をいだく山は「行者山」といって、伊勢神宮の広大な敷地に隣接し、古くから大自然の神々が住まう聖地として大切にされてきました。ここで神々と日々に語らい修行する人が絶えなかったということです。

2013年04月10日掲載分10
この三笠塚という石碑には、運命的な恋に落ちた女性と禅僧が、世間に認められずここに逃れて生涯をともにし、最後まで純愛を貫いたという伝説が残されています。清流と小鳥のさえずりに包まれて、世俗から離れた愛と祈りの生活を垣間見たならば、きっと何か大切なものをみつけられるはずです。

2013年04月10日掲載分11
見上げるほど巨大な「行者大岩」。こういう所で、修行者たちは岩に登ったり瞑想したりして自然と一体になっていったのでしょう。その迫力に身が引き締まります。

2013年04月10日掲載分12
こちらは弘法大師様がこのあたりの山々を開きにいらしたとき座って瞑想したという岩。岩肌に自然に刻まれた溝が、色々な文字に見えてくるという不思議な岩です。その文字は、その人のもつ願いに対応しているとか。ここは自然界が映し出す自分の心と対話する場所。

2013年04月10日掲載分13
「白滝大明神」の名前の由来となったのは、この一番奥の美しい滝。この山全体が御神体なので、特別な社殿などはありません。言うなればこの滝が拝殿の役割でしょうか。ここが祈りの場所です。祈り方は自由ですが、願いや想いを声に出して伝えるのがオススメです。歌ってみたりするのも良いかもしれません。今この空間に満ちている神様たちを感じ、響き合うということが大切です。

ひととおり気持ちが落ち着いたら、「こだまの木」を森に返してみましょう(これもタイミングなど自由です)。専用の場所が「三笠塚」から少し道をわきにそれた所にあります。
2013年04月10日掲載分14
「こだまの木」を、小づちを使って地面に打ち込みます。願いを込めてガンガンやっていると、集中力が高まるからか不思議とすがすがしい気持ちに。木の頭が見えなくなるまで埋まったら、土をかけて完了です。「祈りの森」で感じた想いをこの場所に定着させ、ここに住まう神様たちに末永く見守っていただきます。これで願いは叶うはず!

2013年04月10日掲載分15
「どんぐり小屋」まで戻ると、正面の川には昔ながらの洗い場が。二ヶ所あって上流側では食べ物を洗い、下流側では洗濯などをします。この川は、さきほどの滝が源流です。森の恵みはもちろんのこと、今でもこうして使っていられるのはここに暮らす人たちが自然を敬い、大切に環境を保っているからこそ。常に天地自然の神々とともにある昔の生活にふれて、現代人がなくしてしまった大切なものに一瞬でも立ち返れば、必ずなつかしくて新しい気付きを得て帰れます。

「どんぐり小屋」の周りには、他にも普段なかなか見られないものがいっぱい。
2013年04月10日掲載分16
裏山にあいている異次元にでもつながってしまいそうなほら穴は、戦時中に使われた防空壕だそうです。

2013年04月10日掲載分17
小屋の左手についている一見物置のようなスペースは、かつて牛舎として使われていたところ。蓑(みの)や農具、薪割り用の台など、さまざまな古民具が置いてあります。割りたての薪(まき)は、とても良い香り。

こうした昔の道具などは、これからもっともっと増やしていく予定だそうです。楽しみですね。ただの展示施設とちがって、使って生かしているし、一緒に作業できたりもするのが最大の魅力。素朴で温かな地元の人たちが快く色々おしえてくれます。参拝者同士での会話もはずんで、かけがえのない旅の思い出ができること間違いなし。

かつては地域をあげてお伊勢参りの巡礼者たちを手厚くもてなしたように、そして巡礼者同士がゆるやかな絆で結ばれたように、単なる観光では得がたい本物の交流がここでは復活しつつあります。現代の迷えるパワスポ巡礼者にも、「白滝さん」でなら今までにない光明が得られるかも!?
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●白滝大明神 http://shiratakisan.jp/
*訪問時の「どんぐり小屋」は正式オープン直前でしたので、変更点などもあるかもしれません。ご了承ください。
≪アクセス≫
・近鉄志摩線 船津駅より案内の旗にそって徒歩約13分
(JR船津駅からはだいぶ離れているのでお間違いなきよう)
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テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

   

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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ(グラフィック社刊)」発売中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月平均2回以上は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石やらトランプ・占いカード類やら喫茶店マッチやらと、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。気になったらとことんハマるのが生き甲斐。

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