【再録】内宮周辺を思いっきり楽しむ! 猿田彦神社・おかげ横町

御遷宮が無事行われ、新しく生まれ変わったばかりの伊勢神宮は、今が一番みずみずしく輝いている旬な時期です。外宮→内宮の順に参拝を終えたら、見どころいっぱいの内宮周辺を満喫してますます気分をリフレッシュしちゃいましょう。

この20年に一度の特別な旅からエネルギーを得て新たな一歩を踏み出すために、ぜひともお詣りしておきたいのが内宮から楽に歩いていける猿田彦神社。

2013年10月09日掲載分01


裏手には、神様に捧げるお米を作る御神田が。清々しい雰囲気です。
2013年10月09日掲載分02

前回までに紹介したサルタヒコ様とアメノウズメ様は(詳しくは椿大神社その1・その2<←前回と前々回の記事へのリンクをお願いします>参照)、伊勢神宮の歴史を考える上でもとても重要な神様。神宮ができる前からこの土地にはサルタヒコの子孫が暮らしていて、アマテラスオオミカミを祀るにふさわしい最高の聖地を求めて旅をしていた倭姫命(ヤマトヒメノミコト)に場所をおゆずりしたのが伊勢神宮のはじまりだそうです。

そのサルタヒコの子孫も現代まで続いて、この猿田彦神社の宮司を代々務めていらっしゃいます。まるで国譲りや天孫降臨の神話を繰り返すような不思議なエピソード。道を開くところに必ずサルタヒコあり!?

2013年10月09日掲載分03
「みちひらき御守」(これ以外にもカラーバリエーション多数)と「はじめの一歩御守」はマストアイテム。これで明日から本気出す!


2013年10月09日掲載分04
社殿の前には、八角形のパワースポットが。さわると八方除けの効果で強運に。


2013年10月09日掲載分05
手水舎の柱や鳥居など、色んなところが八角形です。他にもさがしてみて!


2013年10月09日掲載分06
境内にはアメノウズメ様を祀る佐瑠女(さるめ)神社も。芸道上達と縁結びにご利益。お守りも色々ありますよ。


2013年10月09日掲載分07
佐瑠女神社の社殿内部。御神体を納める御本殿も八角形。


2013年10月09日掲載分08
ちょっと変わった形の絵馬も奉納できます。

2013年10月09日掲載分09
御朱印は、猿田彦神社と佐瑠女神社の2種類。

2013年10月09日掲載分10
猿田彦神社の絵馬。かつてお伊勢参りをする人たちは、巫女さんにお金を払ってお神楽(かぐら)を舞ってもらい、神様に捧げることで祈りを届けていました。

江戸時代のお伊勢参りのにぎわいを感じるなら、猿田彦神社の脇の大通りから道を一本奥に入って、「おはらい町・おかげ横町」へ。

2013年10月09日掲載分11

おはらい町に入ると、タイムスリップしたかのような街並みが内宮の前まで続いています。赤福は定番。他にも、おやつ処がもりだくさんです。

2013年10月09日掲載分12
おはらい町から、おかげ横町へ。物見やぐらのような休憩所が目印。


2013年10月09日掲載分13

いつ行っても、まるでお祭りの縁日みたい。食べ歩きもよし、伊勢のお土産はもちろん、なつかしくて可愛い雑貨も色々買えます。

2013年10月09日掲載分14
景気よさげな宝くじ売り場には、なぜか眠り猫。
近くには景品が当たるおみくじ付きATMなんてのもありました。

2013年10月09日掲載分15
にゃんこ絵馬の願掛けスポットがあったり。ぐるぐる迷ってみるほどに、楽しい発見が。


2013年10月09日掲載分16
おかげ横町のシンボル的存在、江戸時代の劇場風の「おかげ座」。映像とジオラマを駆使したアトラクションで、日本の神話を体感。

今でこそ私たちは短い休暇でも、車や電車などを駆使してなんとか遊びにいくことができます。だけど江戸時代には、何ヶ月も歩き続ける旅は一生もの。それに、女性や子供、特に住み込みで下働きをする子供の「奉公人」など、社会的に身分の低い人たちは自由に外出することができませんでした。そんな中でも、「おかげ参り」、つまりお伊勢参りのための旅だけは、その間だけ勝手に逃げ出しても許されたのです。「抜け参り」といって、数少ないストレス解消の手段。誰もが一生に一度はと夢見た「おかげ参り」は、当時の人々の人生を確実に変えてきました。

お伊勢参りとわかれば、道中では誰かしらが世話をしてくれたし、さらに当時の伊勢の町では、宿泊も食事も無料。食べ物が豊かな土地柄の伊勢ならではですね(外宮にお祀りされているのは食べ物の神様ですし)。「施行(せぎょう)」といって、旅人にほどこし、おもてなしをする側にもご利益があるとされていました。そんな助け合いの精神に誰もが癒されてきたはず。人の温かさにふれて感謝し、神様の「おかげ」を知る、これこそが「おかげ参り」の真髄なのです。 

さらに、当時の人々にとって超貴重な自由時間、長い道中ついでに遊ぶというのも大事な要素でした。日常にたまった人生のアカを、遊びで祓い落としてくるのも立派にお伊勢参りの一部。現代の私たちも、そんな気分を思い起こしながら、おかげ横丁で思いっきり遊んだりおいしいもの食べたりするのがまさに開運行動の一部といえそうです。

そして、日頃近しい人々にお土産を買って、皆の幸運まで祈ってきたしるしを贈るというのも、江戸時代の「おかげ参り」から続いてきたこと。
2013年10月09日掲載分17

そんな気持ちを伝えるのにピッタリなのが、上の写真の「横丁のおみやげや」名物、「おかげ犬」グッズです。
2013年10月09日掲載分18

江戸時代に、どうしても「おかげ参り」に行けなかった人が飼い犬を代わりに行かせたというのが「おかげ犬」。道中の人々にお世話されながら旅をし、首から提げた袋に神宮のお札を入れて持ち帰ってきたとか。

2013年10月09日掲載分19
「おかげ犬みくじ」の犬は「しろ」「くろ」「ぎん」の三種類(写真のシベリアンハスキーっぽいのは「ぎん」)。人形の中に入ったおみくじの内容はオリジナルで、お伊勢参りの豆知識も楽しめます。

2013年10月09日掲載分20
お守り・縁起物的なものから日ごろ使える雑貨まで、ここに載せた他にも色々そろってます。わんこかわいいよわんこ。昔の人のやさしさが詰まった「おかげ犬」、贈る相手に幸せを運んでくれそうです。無事お伊勢参りに行ってこれた感謝を込めて、自分へのごほうびにもぜひ。身近に置いて和めば、帰ってからもお伊勢パワーを定期チャージできるかも。

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●猿田彦神社 http://www.sarutahikojinja.or.jp/

≪アクセス≫
・JR/近鉄 「伊勢市」駅または近鉄「宇治山田」駅/「五十鈴川」駅より三重交通バス「猿田彦神社前」下車
〒516-0026 三重県伊勢市宇治浦田2−1−10
0596-22-2554
≪イベント≫
御田祭 毎年5月5日 御神田で桃山時代風の田植えと豊年踊りが行われます。

●おかげ横丁 http://www.okageyokocho.co.jp/

≪アクセス≫
・JR/近鉄 「伊勢市」駅または近鉄「宇治山田」駅/「五十鈴川」駅より三重交通バス「神宮会館前」下車
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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。現在、初の著書を執筆中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

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