【再録】天神様の倍返し!?都になんて負けないぞ! 太宰府天満宮・その1

太宰府(だざいふ)って、歴史の授業で何度かきいたことがあるはず。その太宰府といえば、受験の神様の総本家、太宰府天満宮。西鉄の太宰府駅を降りるとすぐに参道がはじまっています。

2013年10月23日掲載分01

食べ歩きにショッピングに、お楽しみいっぱいの参道。実は各地の民芸品/縁起物を扱うお店が密集した珍しい場所でもあります。

2013年10月23日掲載分02

上の写真の、参道の突き当たりを右に曲がるとすぐに光明禅寺が見えてきます。ぜひ合わせて拝観を。
2013年10月23日掲載分03
石庭と苔が見事にコラボした、京都の有名どころにも余裕で勝てるんじゃないかというくらい素晴らしい庭です(もっと有名になってもいいのに!)。

2013年10月23日掲載分04

天神様こと菅原道真公をはじめ、太宰府は都から教養ある人がたくさんやってきた要地。それだけに、都にまけない文化レベルの高さを誇った証拠のひとつがこの庭なんですね。これから秋には、紅葉に一面おおわれて、さらに美しくなります。

2013年10月23日掲載分05
それでは、太宰府天満宮の境内に入っていきましょう。


2013年10月23日掲載分06
すぐに太鼓橋が。スケールの大きさに圧倒されます。


2013年10月23日掲載分07

訪れたのは今年の1月7日。九州屈指の初詣のにぎわいです。それに、この日はお正月の中でも特別。夜には「うそかえ」と「鬼すべ」という2大イベントが待っている!!


2013年10月23日掲載分08
超巨大な手水舎は、なんと一枚岩です。付近のパワースポット宝満山から切り出されました。底には縁起の良い亀の絵が彫ってあります(これまた巨大!)。この水にもパワーありそう!?


2013年10月23日掲載分09
境内の所々には神牛が。ハチマキ姿がキュート。なでると知恵がつき健康になるといわれています。菅原道真公は丑年生まれで、牛をとても大切にしていました。道真公が太宰府で亡くなったとき、ご遺体を運ぶ牛車を引いていた牛が動かなくなったこの土地にお墓を定めたとか。


2013年10月23日掲載分10
そしてお墓の上にご本殿を建てて祀ったのが、太宰府天満宮の起源です。この社殿の奥に今もいらっしゃると思うと、身が引き締まりますね。あまりにも優秀なのをねたまれ太宰府に左遷されてしまった道真公。無念のうちに亡くなりましたが、その後、都を様々な災厄が襲います。祟る力の凄まじさが恐れられ、手厚くお祀りされて神様になりました。それが天神様。まさに百倍返しだっ!会社で理不尽な思いをしている人は、しっかり拝んでおけば思わぬご利益があるかもしれませんよ・・・。

ちなみに先ほどの光明禅寺は、太宰府天満宮の宮司を代々務める道真公の子孫の菩提寺なんだそうで。時代はだいぶ下っても、都よりイケてる庭を作って見返してやろうという気概が伝わってくるかのようです。


2013年10月23日掲載分11
道真公の和歌「東風(こち)吹かば匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」で有名なあの飛梅も、なんとここにいらっしゃるんですね。梅が大好きだった道真公、左遷されたとき、自宅の庭にあった梅の木との別れがつらくて先ほどの歌を詠みました。すると一晩のうちに京都からここまで飛んできてくれたという伝説の木です。

2013年10月23日掲載分12
そして、この飛梅の木の下でひょうたん酒を飲むと厄が晴れるといわれています。とはいえ福岡県内の神社では飲酒運転禁止を徹底しているので、さすがにそんなことをする人はいません。ですが、かわりに悩み事などを紙に書き、ひょうたんに詰めて奉納して厄落としができます。つらい仕打ちをぶっ飛ばして神様にまでなった天神様ですから、人には言えないあんなことやそんなことにもきっと共感して味方になってくれるはずです。

2013年10月23日掲載分13
目立たないながら、「梅の種」納め所なんてものまで。「梅干の天神様」と呼び親しまれる梅の種には天神様が宿るとされてきました。すべての物には魂があると大切にしてきた日本人の心を思い起こさせます。

2013年10月23日掲載分14
というわけで、こんなお守りも。本物の梅の種の中に、天神様が彫ってあります。すっごく細かいです!

2013年10月23日掲載分15
御朱印も梅の花の形。

10月1日~31日まで、太宰府天満宮は「特別受験合格祈願大祭」の期間となります。期間中に受験合格祈願のご祈祷を受けると、期間限定のお札・お守り・絵馬・掛け襟がいただけます。限定カラーは爽やかなライトブルーで、登竜門をイメージ。菅原道真公は優秀な学者だったので、やがて学問の神様として親しまれたというのは有名な話ですね。また、芸術分野もお得意ということで、定期的に現代アートのイベントが開かれています。

2013年10月23日掲載分16

写真は、今年一月にやっていた企画展の一環で、フィンランドのテキスタイルアートと神馬舎のコラボ。神社に現代アートなんて画期的なことができるのも、太宰府天満宮と隣接して九州国立博物館があるのも、この場所を学問芸術の最先端にしていくことで天神様を喜ばせたいという思いが連綿と続いてきているからかもしれません。芸術の秋にぜひとも訪れてみたいエリアです。

次回は、縁起物と参道グルメ、そしてお祭りレポート開始です!

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●太宰府天満宮 http://www.dazaifutenmangu.or.jp/

≪アクセス≫
・西鉄 「太宰府」駅より徒歩5分
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4-7-1
092-922-8225

参拝時間 開門 春分の日より秋分の日の前日まで6:00、それ以外の日6:30
     閉門 6月1日より8月31日まで20:00、9月1日より5月31日まで19:00
社務時間 8:45頃~17:00頃 
大晦日から正月三ヶ日は24時間

≪イベント≫
うそかえ・鬼すべ 毎年1月7日
「うそかえ」は19時頃より開始、その終了後に「鬼すべ」。

曲水の宴 3月第1日曜日
庭の小川に杯を流しながら歌を詠むという平安時代の雅な宴を再現。境内の梅も見頃となる。

受験合格祈願大祭 毎年10月18日(10月1日~31日:大祭期間)

●光明禅寺 

≪アクセス≫
・西鉄 「太宰府」駅より徒歩5分
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府2-16-1
092-921-2121
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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。現在、初の著書を執筆中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。巷間の多種多様なおみくじを収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・カード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐(悪癖?)。

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