【再録】左遷だって「うそ」にしたい!?天神様の愉快な一夜・前編 太宰府天満宮・その2

毎年1月7日は、太宰府天満宮が一年で最も活気付く日。夜には「うそかえ」と「鬼すべ」という2つのお祭りが連続して行われるからです。

2013年11月06日掲載分01

夕方以降も、この日はずっと開いています。


2013年11月06日掲載分02

「鬼すべ」を準備中の、鬼係の人たちが通っていきます。

2013年11月06日掲載分03

本日の主役その1。鬼です。頭につけた縄が触角みたいでユーモラス。



2013年11月06日掲載分04
境内にある、「鷽(うそ)」という鳥の像。この鳥が、本日の主役その2です。梅の木にやってくる美しい鳥で、天神様のお使いとされています。かつて道真公が神事を行おうとしたとき蜂の大群が襲ってきましたが、そこに鷽の大群が現れ、蜂を食べつくして救ってくれたとか。

2013年11月06日掲載分05
中におみくじの入った「うそみくじ」。目つき悪いのがニクカワイイ。こちらは授与所でいつでも受けることができます。はい、だんだんゆるキャラ化してまいりました。

2013年11月06日掲載分06
「うそかえ」会場では、巨大な木うそがスタンバイ。ますますゆるキャラ的ですが、それよりはるか前から受け継がれたグッドデザイン、地域の伝統でございます。

2013年11月06日掲載分07
「うそかえ」に参加するには、上写真のようなこの日だけの専用の「うそ」を指定の場所で受けておくのが条件。周辺のお土産屋さんに売っている「うそ」と見た目があまり変わらないので、絶対に間違えないよう注意が必要です。専用の「うそ」は底面に抽選番号がついています。これ重要。なくなる前に急いでゲットすべし!

アフロヘアみたいに見えるのは(っていうか羽なんですが)、木を薄く削ってカールさせる「削りかけ」という技術で作られたものです。素朴にして繊細な、民芸の美が詰まってます。「うそ」は去年あった嫌なことを、新しい年に向けて全部ウソに「鳥(取り)」かえてくれる開運アイテム。


「うそかえ」開始は夜7時頃なので、その前に腹ごしらえです。九州ラーメンもいいですが、太宰府に来たら必ず食べておきたいのがコレ。
2013年11月06日掲載分08
梅ヶ枝餅です。参道のいたるところで焼いています。左遷されてヘコんでいる道真公に、地元のおばあちゃんがこれをあげて励ましたのが由来だそうです。愛されてますね、道真公。
2013年11月06日掲載分09
以来、天神様の大好物となった梅ヶ枝餅。食べると厄除けになるパワーフードです。食べ歩きも良し、お抹茶と一緒にほっこりも良し。焼きたてアツアツが一番!

ついでにもう1つ、名物スイーツを。

2013年11月06日掲載分10

この「梅園」というお店で売っている、「うその餅」。

2013年11月06日掲載分11


箱を開けると・・・







2013年11月06日掲載分12

お菓子の中に、超ミニミニうそが埋まってます。
(念のため、うそは食べられません。飾って楽しんでね)




2013年11月06日掲載分13

いいニラみっぷりです。

「うその餅」は、しそ風味の爽やかな、っていうか梅ミンツとフルーツもちをかけ合わせた駄菓子っぽいような、イイ感じになつかしいお味。ハマる人はとことんハマるかも。
サプライズなお土産にどうぞ~。



2013年11月06日掲載分14

さて、辺りはすっかり暗くなり、太宰府天満宮の境内に再び人が集まりだしました。

まずは「うそかえ」の前哨戦、「金うそみくじ」が始まります。
2013年11月06日掲載分15

この時だけの1回500円のおみくじを引くと、縁起物や日用品などが当たります。
2013年11月06日掲載分16
私は干支絵馬が当たりました。絵馬が絵馬をよぶのか(汗

大当たりは、純金製の「金うそ」。6人に当たります。これが当たった人はその年の幸運を授かるとか。金うそが全て出払い次第、「金うそみくじ」は終了。それまでなら何度でもリベンジ可能です。

そうこうするうちに、「うそかえ」も始まりました。これはいつまでも「金うそみくじ」に並んでる場合じゃない!?暗闇に響き渡る太鼓の音を追って、駆け足で人々の輪の中へ。「うそかえ」では、6ゲーム行い、これでさらに6人に金うそが当たります。さて、そのゆくえは?そして、「鬼すべ」の全貌とは?次回へ続く!

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●太宰府天満宮 http://www.dazaifutenmangu.or.jp/

≪アクセス≫
・西鉄 「太宰府」駅より徒歩5分
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4-7-1
092-922-8225

参拝時間 開門 春分の日より秋分の日の前日まで6:00、それ以外の日6:30
     閉門 6月1日より8月31日まで20:00、9月1日より5月31日まで19:00
社務時間 8:45頃~17:00頃 
大晦日から正月三ヶ日は24時間

≪イベント≫
うそかえ・鬼すべ 毎年1月7日
「うそかえ」は19時頃より開始、その終了後に「鬼すべ」。

曲水の宴 3月第1日曜日
庭の小川に杯を流しながら歌を詠むという平安時代の雅な宴を再現。境内の梅も見頃となる。

受験合格祈願大祭 毎年10月18日(10月1日~31日:大祭期間)
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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。現在、初の著書を執筆中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。巷間の多種多様なおみくじを収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・カード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐(悪癖?)。

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