【再録】江戸人気分でこんぴらまいり・その4 御朱印集めて巡礼?それともマラソン?! 金刀比羅宮

その1 門前町と歌舞伎と絶品スイーツ
その2 境内でアートを堪能、時々おやつ
その3 超時代的パブリックアートここにあり!
↑前回まではコチラ↑


前回までは、金刀比羅宮周辺の古い建物と境内のアートスポットを巡りつつ、御本宮を参拝しました。さて、ここまで来た記念に、はずせないのはやっぱり御朱印。実は御本宮の他にも、こんぴらさんには御朱印をいただけるスポットがいくつかあります。

2014年04月16日掲載分01
まずは基本中の基本、御本宮の御朱印。
この他にはというと…




2014年04月16日掲載分02
「右おくのやしろ道」道しるべで、気分は江戸時代の旅人。
金刀比羅宮は、奥社でも御朱印をいただくことができます。

ここからの道のりは長く、途中には自販機なども一切ありません。もし行くつもりならば境内に入る前に、必ず町でペットボトルを買っておきましょう。ただし、ゴミは各自で持ち帰るのがルールです。くれぐれもこまめな水分補給を忘れずに。


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またまた石段の続く道を歩き、奥社を目指します。途中には小さなお社が点在し、周りは見渡す限り森ばかり。しばし現実を忘れます。

ちなみに表参道入口から御本宮までの石段の総数は、785段。786(ナヤム)-1=785ということで、登り切ると悩みがなくなると言われています。たしかにこれだけあったら、登るのと道中を楽しむのに精一杯で、他は色々どうでもよくなってきそう。そして奥社までを合わせると、全部で1368段。ここまで行ったら超絶スッキリ間違いなし!?

奥社への道中には、もう一ヵ所、御朱印スポットが。
平安末期の悲劇の皇族、崇徳上皇を祀る白峰神社です。
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崇徳上皇は晩年、讃岐で静かに暮らしながら苦悩に満ちた人生の煩悩を断つべく精神修養に明け暮れていました。そのため悪縁を切ってくれる神様としても知られています。さっそく来ました、スッキリポイント。彼の恋人の屋敷があった京都の安井金比羅宮も、そういった悩みのある人はぜひ訪れてみて。

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白峰神社で御朱印をいただいて、さらに先へ向かいます。



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こんな道が続いていますが、あともうひとがんばり。

この場所では、毎年10月上旬頃に「こんぴら石段マラソン」が開かれています。駅から御本宮を経て奥社までの、まさにこの道がコース。もし奥社まで来てみてラクショーとか思えたなら、アナタはかなりの猛者です。ぜひともご参加を。体力の限界を感じてしまった人には、御本宮までのライトなコースもありますよ。力だめしに、はたまた四国遍路への足ならしに、一度は歩いてみてほしいルートです。


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奥社に到着。社殿の左側は、ごつごつとした岩場の絶壁になっています。先ほどの崇徳上皇も、ここに籠もって修行をしたとのこと。厳しい景観に、心身が浄化されそう。

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岩壁には、天狗の顔が2体刻まれています。ここ象頭山は、古くから山を駆け巡って自然と一体化する修行が盛んな場所。そういう山には天狗が住んでいて行者を守っているとか、行者が超能力を身につけて天狗になるとか、色々な話が伝えられてきました。奥社に祀られているのは、戦国時代末期にこんぴらさんを盛り立てたえらい行者さん。この人も崇徳上皇も、のちに天狗になったと言われています。まさにダブル天狗!?


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社殿のわきから讃岐平野を一望。見渡すかぎりの田んぼに里山が点在する、日本むかし話を思わせるような独特の可愛らしい地形です。汗を流してスッキリ、ながめにうっとり。リフレッシュ完了!

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奥社の御朱印。いただけるのは、ここまで歩ききった人だけ。



ところで、金刀比羅宮境内の外にも、こんぴらさん関連でもう一ヵ所、お詣りして御朱印をいただける場所があります。それが、下の写真の松尾寺。その1でご案内した旧金毘羅歌舞伎大芝居の近くです。
2014年04月16日掲載分11

松尾寺は、明治以前のお寺と神社の区別がなかった時代に、こんぴらさんを管理していたお寺。本来はひとつだった所なので、ぜひ金刀比羅宮とセットでお詣りを。どちらも四国八十八ヶ所の番外札所として知られ、参拝に立ち寄るお遍路さんの姿も。

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松尾寺の御朱印。「金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)」と書いてあります。こんぴらさんの仏教的な呼び名です。印の形は天狗の羽団扇。

2014年04月16日掲載分13
四国のお寺では、八十八ヶ所をはじめとして、御朱印をいただくと上の写真のように御本尊様のお姿が描かれた御影札(おみえふだ)をくださる所が多いです。この「金毘羅大権現」様は、ルーツに当たるインドのワニの神様に、より近いビジュアル。ご住職様にお願いすれば、お堂に上がらせていただきお像を拝することも。堂内には、県内最古の弘法大師座像もいらっしゃいます。その昔、こんぴらさんの書院にお祀りされていたとか。ハンサムで穏やかなお顔には、かつてのスターの風格が。

こんぴらさんを隅々まで巡るだけでも、すっかりプチ巡礼ムード。軽いスポーツ感覚で御朱印を求めて歩き回るうちに、次は四国八十八ヶ所を歩きたくてたまらなくなっているかも。もちろん、次は石段マラソンというのもアリですよ。



こんぴらさんシリーズの締めは、キュートなマスコットで。

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金刀比羅宮で授与されている上写真の名物置物、モチーフは「こんぴら狗(いぬ)」。以前ご紹介した伊勢の「おかげ犬」と同じく、色々な事情でこんぴらさんまでお詣りに行けない人のかわりにお札をもらってきてくれていた健気なわんこたちです。やはり、巡礼道中の人々に世話されながら旅を続けたとか。

2014年04月16日掲載分15
境内にあるこちらのブロンズ像は、ヘタウマ漫画のカリスマ、湯村輝彦さんの手による「こんぴら狗」。同じくヘタウマな絵馬も、いい味出してます。


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わんこの背中から引くのがちょっぴりシュールな「こんぴら狗みくじ」。よくみると首の袋にもお賽銭投入口が。おみくじは、お財布に入れられる極小サイズの犬お守り付き。


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お土産にマストは、何と言ってもコレ。こんぴら狗のストラップがついた「幸福の黄色いお守り+」(ぷらすわん?)。お洒落なギフトボックスに入っているのもポイントです。黄色は気持ちを明るくさせる色で、しかもこのお守り袋を染めているウコンは、魔除け効果のある植物。こんぴら狗になったつもりで、大切な人に幸せをお持ち帰りしてあげて。


こうして少し寺社巡りしただけでも、巡礼の魅力が詰まっている四国。特に今年は、四国霊場開創1200年というスペシャルなタイミングです。行ってみない手はありません。というわけで次回は、巡礼ノススメでございます。


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●金刀比羅宮 http://www.konpira.or.jp/
≪アクセス≫・ことでん琴平駅から徒歩15分、JR琴平駅から徒歩20分
香川県仲多度郡琴平町892-1
0877-75-2121

宝物館・高橋由一館・表書院 8:30~17:00 
拝観料 上記各施設ごとに一般800円 高・大生400円 中学生以下無料

≪イベント≫
例大祭 毎年10月9~11日 
特に10月10日午後9時開始の御神幸では、壮大な平安時代風の御輿渡御行列が見られます。

こんぴら石段マラソン 毎年10月上旬頃
詳しい日程と申込み方法は琴平町の公式サイト http://www.town.kotohira.kagawa.jp/ で発表されるので、9月に入ったあたりからチェックしてみてください。申込み締切は9月下旬頃と思われます。

●松尾寺
≪アクセス≫・ことでん琴平駅から徒歩10分、JR琴平駅から徒歩15分
香川県仲多度郡琴平町字川西973番地
0877-75-3612
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ジャンル : 旅行

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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。現在、初の著書を執筆中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。巷間の多種多様なおみくじを収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・カード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐(悪癖?)。

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