すまたん!zipと、凶が多い廬山寺について。

読売テレビ「すまたん!zip 」の、お正月に向けておみくじの気になるあれこれをチェックするコーナーを(ほんの少しではありますが)監修させていただきました。


私自身も写真でちらっと登場しております(*^^*)


この番組の凄いところはその取材力で、おみくじは凶を抜いておく場合もあるということをきちんと実証してくれました。こういったことは基本タブーなので大抵教えてもらえないものです(たとえ偶然知り得てしまったとしても、勝手に公表することはできません)。


番組情報によれば、非常に多数の寺社に当たって砕けて唯一取材に応じてくれた道明寺天満宮では、確実にお正月だけ凶を抜いているとのこと。


私も番組内では、各所を何度となく引いて回った経験から、数の力による推測として普段でも凶を抜くケースは多いだろうという情報をお出ししましたが、やはりきちんとした取材にはかないません(^^;


番組で特に面白かったのは、後半、凶が多いと噂の京都「廬山寺」について。僧侶様が複雑な儀式を執り行い、祈りを捧げた上で相談者の替わりにおみくじを引き、解釈を行ってくださるという元三大師百籤の本来の形を今でも受け継ぐ、数少ないお寺です。


こちらを訪ね、3人の芸人さんたちが皆でおみくじしていただくという企画(正式には、「みくじを取る」と言うそうです)。


恐怖を煽るBGMに続いて「はい、うちは凶が多いです」と重々しく語る、管長:町田泰宣先生のノリの良さが最高でした。


そしてそこで、3人の中、おみくじで仏様に聞きたい事を「宝くじが当たりますように」にした一人だけが、思いっきり凶を引き当てるという見事なオチといったらもうwww


「そりゃそんなん言うてたら凶引くわ!」とすかさずツッコミを入れる管長先生。「人生は思い通りにはならないものです」と、深いお言葉で締めていただきました。


こういうシンクロニシティがしっかり起きたりするのが、やはり凄いところで。計り知れない何かの力が働いているのを感じずにはいられません。おみくじって、本当に不思議で魅力的だと思います。


なお、廬山寺では通常、僧侶様によるおみくじは受け付けていませんのでご注意ください。お忙しいところをご迷惑がかかるので、読者の皆様におかれましては、決して安易に問い合わせなどしないようお願いいたします。


後日、管長先生にお訊きしたのですが、「みくじを取る」には、お祈りの方法も長く難しく、凄まじいほどの時間と労力がかかりますし、必要な精神的エネルギーも相当なもの。なおかつ場合によっては何日もの間インスピレーション的なものが「降りてくる」までやり直さなければいけないこともあり、大変な思いをするのだそうです。こちらのおみくじは元三大師様を通じて観音様のご意思を伺うものですから、(番組では特別にお見せして頂いたものの)本来そう軽々しく行うものではないということなのです。


というわけで、滅多にお目にかかれない貴重な情報ばかりの、大変興味深い番組となっていました(^o^)



2016.9.22.追記
朝日新聞2016年1月3日付け記事「大大吉・凶なし…おみくじ様変わり 不安な世相を映す?」には、城南宮もお正月に凶を抜いている、との取材による記述があります。



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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ」(グラフィック社刊)もうすぐ発売。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

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