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二荒山神社中宮祠(栃木県)・デコ絵馬

バリバリメジャーな観光地の真っ只中、日光は中禅寺湖畔の二荒山神社中宮祠に、なにやら楽しげなコーナーが。

デコ絵馬1

絵馬掛け所のようだが、なんだかカラフルでポップな雰囲気。
近づいてみると・・・

デコ絵馬2

「良縁の鐘 仮設 絵馬掛け所」
「あらゆる良い縁を願う!良縁の鐘の祈願絵馬」

なるほどキャッキャウフフな感じ。

良縁の鐘というのはどこにあるのかわからなかったけど、仮設というくらいだから建設中なのかもしれない。

それにしても、二荒山神社のエンターテイメント精神はものすごい。東照宮方面にある二荒山神社でも、神苑がちょっとした大国様テーマパーク状態だった。ここ中宮祠でも、幸せの黄色いハンカチを奉納するところがあったり、かわらけ投げがあったり、森の中に色んな標語を書いた札がぶら下がっていたりと、枚挙にいとまがない。この絵馬掛け所の背後でも、ペットボトルにパッケージングされた御神水を冷やして売っていたりするし。



さて、この絵馬の特長はなんといってもコレ。

デコ絵馬シール
「お好きなシールを貼って、オリジナル絵馬を作って、絵馬掛け所にお掛けください」


とりあえず、皆様の「作品」を見回してみる。

デコ絵馬1

これなんか、ナカナカ可愛らしい。

デコ絵馬3

左のは、シールが枠からわざとはみ出してるあたり、いい発想してる。
右のも、絵が可愛いくシールとなじんでいてセンス良いし、「的にあたりますように」というのが意味わからなくて不思議ちゃんちっくでナイスだ。


せっかくだから、自分も適当に作ってみることにする。

デコ絵馬びふぉあ

最初はこんな感じ。

なんかシールは可愛いのからほとんど使われちゃっててあんまり選べないなぁ…。

というわけで、とにかくぺたぺたしてみた。

デコ絵馬あふたー

私はあくまでコレクターだから、これでただ持って帰るだけなんですけどね。

だけどそれにしても、こういうのって子供に戻ったみたいで楽しい。
好きなシールをひたすらぺたぺたしてもいいなんて機会は、大人になるとそうそうない。
一人でもこんなにウフフなんだから、これはカップルで一緒に作ればさぞや浮かれまくりだろうな。

こうやって「デコる」というのも、すでにだいぶ前の流行りという感はあるものの、女性の欲望をダイレクトに反映しているように思う。用意された気軽で可愛らしい素材を使って手を動かすということを通して、自分らしさを発揮する快感がそこにはある。

絵馬で祈願するというプロセスの中に「デコる」ことが組み込まれる。なんだか願い事にも、そんなふうにオリジナルさをプラスアルファしたぶん、他にはない新たな力がこもりそうな気がしてくる。
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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。著書「ニッポンのおみくじ(グラフィック社刊)」発売中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月平均2回以上は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石やらトランプ・占いカード類やら喫茶店マッチやらと、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。気になったらとことんハマるのが生き甲斐。

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