タヌキおやじの出世術!

上野東照宮

 

なにやら神々しいいでたちのタヌキ。仏画と見まがうような渋さです。雲に乗って、ドヤ顔していますね。それにしても、なぜにタヌキ?実はこれもまた、なぞなぞのような駄ジャレなんです。

 

よくみると「他抜」と書いてあります。「他抜き」でタヌキ。他の人を蹴散らし抜きん出て、立身出世しようぜ、ということ。道理でドヤ顔なわけ。

 

この絵馬を出しているのは、東京都の上野公園内にある、上野東照宮。実はこの神社の奥に密かに安置されているタヌキの像が、とんだ食わせ者だそうで。もとは大奥にあった四国最強の悪者タヌキの像だったのですが、たたりをなしたのでここに移され「栄誉大権現」として祀られています。それで満足したのか、出世を叶えてくれる神様に。

 

ついでに、タヌキといえば誰あろう東照宮の御祭神、徳川家康公。天下泰平の世を築いた家康は、人並み外れた知恵と人望と忍耐でトップにのし上がった人物です。それこそガンガン他を抜いてきました。タヌキおやじというのも、顔がタヌキに似ているからだけではない、粋なあだ名なのかもしれません。なかなか奥深いダブル駄ジャレ絵馬!?

 

そんな家康とタヌキに絵馬であやかれば、仕事運アップの御利益が。なにかと競争の激しい現代社会を乗り切っていくのに心強い味方となってくれるでしょう。なかなか成果が出なくて思い悩むときも、最後まであきらめず気長に自分のペースで目標を勝ち取った家康を心に念じ、このタヌキのようにのほほんとかまえていたいものです。

ところで、この絵の牡丹の花ですが、上野東照宮の牡丹園がモチーフ。上野公園内にあり、気軽に行ける花の名所です。日光にはかなわないけど大変ゴージャスな建物も上野東照宮の魅力。外国人観光客にも人気なので、彼らが勢いで記念に奉納していく絵馬をながめてみるのも一興ですよ。
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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。現在、初の著書を執筆中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・占いカード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐。

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