五芒星といえば、アノ人!

五角形の絵馬には、合格祈願だけでなく、こんなものも。

 

 

 

見るからに「魔除」になりそうな五芒星は、京都の晴明神社の絵馬。漫画や映画でも知られる平安のヒーロー阿倍晴明(あべのせいめい)が式神(使い魔)を隠したという一条戻り橋の近くにあります。

 

安倍晴明が登場する作品に関わる芸能人や漫画家の奉納した、サインやイラスト入りの大きな絵馬がひときわ目立つところに飾られているのは、さながら現代の絵馬堂です。その下には一般の参拝客の願い事や晴明ファンによる熱いラブコールが、写真の小さな絵馬にぎっしりと書かれひしめいています。晴明が駆使した陰陽道(おんみょうどう)の世界観と呪力の込められた特別な図形、五芒星と五角形の一度に盛り込まれたこの絵馬は、どんな願いや思いもしっかり受け止めてくれそう。

 

ところで、阿倍晴明は学問の仏様・文殊菩薩の化身とも言われています。ですから、合格祈願にも効果テキメンなはず。そんなわけでちょっと一息。阿倍晴明誕生の地という説もある奈良県桜井市の阿倍文殊院に祀られる美仏、快慶作の文殊菩薩像をまずはご覧ください。

 

ここをクリックすると画像を表示します。

 

 

そして阿倍文殊院の絵馬は、こんな感じです。

 

 

 

 

全然にてないってば。獅子はイイ感じにそっくりだけど。

 

 

まあまあ、ここはカタいこと言わずに。絵馬というのは、美術的なものや特に鑑賞を意識したものでなければ一年で燃やしてしまうのが常。ですから、絵の上手い下手をそれほど気にしなくてもいい場合も多く、ともすればそんなところに天然のヘタウマな魅力が宿ったりするわけです。こんな脱力系の絵を見つけてニヤリとするのも、絵馬の愉しみのひとつ。イケメンな仏様を拝んでウットリしてからこの絵馬で駄目押し祈願すれば、頭がやわらかくなって知恵がつくこと間違いなし!?

 

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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家。現在、初の著書を執筆中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。巷間の多種多様なおみくじを収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月に最低2回位は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石・鉱石やトランプ・カード等、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。何でもとことんハマるのが生き甲斐(悪癖?)。

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