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お花見でもパワーチャージを!

前回の人型絵馬で、五角形や円形だけではなく、最近の絵馬には驚くほど色々な形があるのをおわかりいただけたかと思います。あの絵馬を買って以来、私はしばらく変わった形の絵馬ばかり買い求めていました。

 

そういうわけで、これからしばらく色々な変形絵馬をお見せしていきます。ちょうど桜のシーズンなので、今回は絵馬も花ざかりでお送りしております^^

 

(右は裏面)

 

千葉県野田市の桜木神社は、創建された平安時代から大切に守られてきた桜の名所。毎年417日は例大祭で、本殿の扉が年に一度だけ開扉され、その真下を誰でも参拝することができます。この時期には境内の遅咲きの桜が満開になるので、今年のお花見の機会を逸してしまった人はぜひ。桜柄のおしゃれなお守りも豊富です。

 

(右は裏面)

 

こちら東京都の浅草富士浅間神社の絵馬も桜の形。桜の花のように美しいとされる富士山の女神、木花咲耶比売命(コノハナサクヤヒメノミコト)を祀っています。ご神木も、もちろん桜。小さいながらも小高い丘になっている境内は、桜が満開になればいっそう江戸のミニチュア富士山らしい存在感です。五月と六月の最終土日には植木市でにぎわい、水回りを守るという縁起物の麦藁蛇がこの日と正月三が日の限定で授与されます。

 

 

ついでに、もうシーズンは終わってしまったけれど、梅の花の形をした絵馬も。左は茨城県の水戸東照宮境内にある天満宮のもの。天神様、菅原道真といえば子供の頃から梅が大好き。「東風(こち)吹かば~」も有名ですが、右の亀戸天神の絵馬には、5歳で初めて詠んだ和歌「美しや 紅の色なる梅の花 あこの顔にもつけたくぞある」が書かれています。「あこ」というのは菅原道真の幼名「阿古」のこと。一人称を自分の名前にしちゃうなんて、天才神童にもカワイイところがあったんですね。

 

お花見を楽しみながら花に願いを託すのは、古来から季節のものを大切に取り入れ、自然のもつ力を敬ってきた日本人の心を思い出させてくれます。手軽に雅な気分を味わうには最適。絵馬掛け所が花の形でいっぱいになるのも、花が倍に増えたようでなんだか嬉しくなってきます。花の絵馬で、幸せも倍増すること間違いなし!

 

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鏑木麻矢

Author:鏑木麻矢
文筆家・おみくじコンサルタント。著書「ニッポンのおみくじ(グラフィック社刊)」発売中。2012年5月から2014年12月まで、㈱H.I.S.公式ブログとして「麻矢の不思議カワイイ!?ご利益モノがたり」連載。現在、当ブログ内にすべて再録。縁起物をこよなく愛する。約20年来、巷間の多種多様なおみくじを自らの足で歩いて独自に収集・研究中。絵馬コレクターでもある。かつて、仏像マニアのテレビ番組に出たことも。全ては神社仏閣・仏像巡り趣味から始まっている。旅と町歩き・路上観察、手仕事なモノ(郷土玩具、民藝)、美術鑑賞(月平均2回以上は美術館博物館に行くのが癒し)、古風なもの、レトロな雰囲気などが好き。何にせよ、知られざる面白いモノゴトを自分なりに発見していきたいです。他、天然石やらトランプ・占いカード類やら喫茶店マッチやらと、気まぐれかつ雑多な収集癖あり。以前、下手の横好きでオペラを習ったこともあったり(今も観賞大好き)。気になったらとことんハマるのが生き甲斐。

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